花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

美ヶ原高原と中央アルプスの主峰「木曽駒ヶ岳」登山(最終章)

2015年09月06日 | 山シリーズ
9月に入り、少し残暑も見られクーラを入れる日もありましたが
6日の日曜日は涼しい朝を迎え、夕方から大雨となりました

中学時代の友人とMM21で食事&お喋りと楽しみましたが、帰路には傘をさしても濡れる始末・・・
次週の天気予報も傘マークが並び、ため息が出ますね

「木曽駒ヶ岳」頂上から下山(8月12日)
3週間以上も前の、楽しかった「夏山登山」の思い出を懐かしんでいます。


この日は薄曇りでしたが、木曽駒ヶ岳の頂上から北アルプス方面が良く見えました。
40~50代の頃に、3人で歩き廻った峰々を遠く眺めながら、お弁当タイムです


30分後に招集がかかり、ガイドの堺澤清人さんの説明が始まりました。
(79歳とは思えないお元気なベテランガイドさんです)

「本当の頂上はどこか解りますか?」

あちこちに標識は建っていますが・・・「本当の頂上はこの一等三角点です」とのこと


そして字が書いてある側が南だそうです。

「頂上にお宮さんが二つ建っていますが何故だか解りますか?」
更に説明が続きます。


伊那側を向いているのは「伊那駒ヶ嶽神社」


木曽側を向いているのが「木曽駒ヶ嶽神社」

頂上に珍しくアゲハチョウが飛んでいました。
その模様をガイドの堺澤さんがブログにUPしていますこちらです。


「三ノ沢岳」が目の前に見えていました。
ブログ仲間の山小屋さんが7月に登ったようですねこちらです。


12時15分に下り始めます。
すぐに「姫ウスユキソウ」が咲いている所をガイドさんが教えてくれました。

結婚30年記念で行ったスイスの、マッターホルンを見ながら歩いたコースに咲いていた
エーデルワイスとよく似た大きさです。

ガイドさんが「以前もこの駒ヶ岳に登ったことがある人いる?」と問いかけたので
「はぁ~い、25~26年前に夫とご近所のご夫妻と4人で登りました」と答えると
「思い出の山なんだね」と言われ・・・

思わず「その夫も1年前に亡くなりました」と喉まで出かかりましたが声を出すのはやめました。
山に感傷を持ち込むのは禁止です。


来た道を戻ります。
木曽駒ヶ岳からの下りで見た「中岳」と、鞍部に建つ頂上小屋。


中岳を登り返し下った先の天狗岩で撮影タイムです
右手の岩が天狗の顔に見えるでしょうか・・・

乗越浄土まで戻るといよいよ千畳敷カールの急下りが始まります。
下る前にガイドさんから靴の紐の結び方の実践がありました。

「下りはダブル結びの繰り返しでキッチリと紐を結ぶ事」
「登りは一つ手前で結び終えて、足首にゆとりを持つ事」

流石に初級コース、お勉強になります。
体力が衰え、そろそろアルプス登山もできなくなる頃に教えてもらうなんて遅すぎたわ

千畳敷カールの花々
山での怪我は圧倒的に下りの方が多いと聞いています。
最初の下りの八丁坂は慎重に歩きましたが、お花がたくさん現れるとカメラを取り出しました。


行きに見て、帰りには絶対に撮りたいと思っていた「山トリカブト」
ブログ仲間のtonaさんは「サクライウズ」(ヤマトリカブトの仲間)と紹介しています。


午後になってもまだまだ登ってくる登山者が多く、下りも時間がかかります。
この日から流星群が見えるとかで、テントを担いだ若者も多く見られました。

イワオトギリヨツバシオガマ




久しぶりに見た「コバイケイソウ」

タカネグンナイフウロクロトウヒレン(おみやさんに教えていただきました)




たくさんの高山植物が咲いています。
他にもクロユリやクルマユリも見られましたが、歩きながらの撮影で画像がボケました

ミヤマアキノキリンソウエゾシオガマ




チングルマが穂になっていました。
青紫の小さな蕾はミヤマリンドウでしょうか・・・

可愛い2本のウサギギク花弁が光っているのはミヤマキンポウゲ


高山植物を堪能し、ロープウェー駅に戻ると大勢の人々が・・・
添乗員さんが中岳から一足先に下り整理券を手にしましたが、1時間以上の待ちとなりました


3時半過ぎにようやく乗れたロープウェー、標高差1000m近くを8分で下ります。


眼下の急峻な山肌を流れ落ちる「滝」があちこちに見えていました。
こうして午後4時にしらび平に戻ってきました。

帰路、駒ケ根の日帰り温泉に寄ってさっぱりしましたが、時間が巻いて大忙し

午後6時にバスは中央高速道に入りました。
すぐに事故渋滞があったり、大月~小仏間の自然渋滞があったりで

途中のサービスエリアでの2度のトイレタイム時に、海苔巻きやお稲荷さんなどを買って
バスの中で食べながら、3人でお喋りしたり居眠りしたりで過ごしました。

Yさんがバスを降りた町田で、今回もザックの取り違いがあり(前回参加した弥彦&角田山登山でもありました)
バスが戻ったりして、横浜駅に着いたのが10時半を大きく廻っていて、急ぎ足で電車に乗りました。

たまたま同じツァーに我が家の隣の住宅地の方がいて、近くの駅から一緒にタクシーに乗り
帰りついたのは11時半でした。

でも・・・
久しぶりのアルプス登山、十分に満足しました
「又行きましょうね」と3人で約束しましたよ。

コメント (20)
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