雪国生活の経験がある私から見れば、この程度の雪は「春の淡雪」にしか思えませんが
首都圏はとにかく雪に弱い
人も車もインフラも、雪対策ができていない
この日、我が家も騒動に巻き込まれましたよ
最初は27日と決めていた母の四十九日の法要と納骨を、
弟の所の姪の都合が悪くなり「14日に変更したい」と言われた時から
ちょっと嫌な予感がしていました。
実は我が家は13日から、毎年恒例の息子一家とお嫁ちゃんの親も一緒の
「箱根一泊旅行」が決まっていたのです。
なぜ姪の都合に合わせるのかと、最初は返事も迷いましたが
高級仕出し料理店に勤める彼女の采配で、法要後のお料理が用意されると聞き
「箱根からなら何とか午前中に帰って来れるから」と、私もOKしました。
上の画像は、丁度14日の正午ごろの、帰宅した我が家から見た雪景色
郊外の丘陵地域にある我が住宅地は、20cmくらいの積雪になったような感じです。
午後2時からの法要に間に合うように、雪の中必死の思いで帰ってきましたよ。
箱根の雪は覚悟していましたが、まさか我が家近くで雪に阻まれるとは思いもよりませんでしたが
晴れ上がった翌朝、我が家前の道路を下から写しました
ここは北側の6m道路ですが、ご覧のように坂になっていて
わだちはツルツルに凍っています。
14日の朝6時、箱根の強羅の奥の宮城野温泉は雨でした
朝食をしている8時頃から山の上は雪になり、我々も道路が心配なので9時過ぎには
出発することにしました。
宮ノ下辺りまではミゾレ、そこから下は雨、湯本で少し渋滞がありましたが、
西湘バイパスから茅ヶ崎まではスイスイ
「箱根から一時間半たらずで家に帰れそう」と言っていたのですが
藤沢市に入った10時頃から雪がひどくなりました
この住宅地の中の道路をまっすぐ歩いて3分行くと、バスの停留所がある環状線道路です。
15日の朝はもう車はちゃんと走っていましたが、前日はとにかく大変だったのです
今回はチェーンのある息子の7人乗りの車一台で箱根に行ったのですが
帰路、大船駅で横須賀に帰るお嫁ちゃんのお母様をおろして、そこから鎌倉街道をノロノロと進み・・・
左折して、我が家の住宅地がある環状線道路の坂を上りだしたとたん
前を走るバスとトラックがスリップして動かなくなりました
この2台をどうにか追い越しましたが、そこで限界・・・
丘の上にある我が家までは500mのところです。
車を端に寄せ、息子と主人とで30分以上かけてチェーンを装着しました。
雪の中、ドライバー同士車を押し合ったりと、周囲は皆悪戦苦闘
「我が家の手前まで辿り着いているから、2時の法要には充分間に合うわ」と
弟にTELすると、あちらも大変なことになっていました。
千葉からやって来る本家の従兄弟夫婦を車で迎えにいったら、やはり坂が上れなくて立ち往生
「チェーンがあるなら助けにきてくれ」という応援要請がありました
息子は「俺がこの車を出す」と言ってくれましたが・・・
装着したチェーンは中途半端だったのか、パタパタ音がして
家に帰りついてからジャッキで持ち上げ装着しなおしたら、チェーンが切れて
助けに行くどころか、我が家も身動きが取れなくなりました
我が家近くの幹線道路も放棄した車で道がふさがれ、バスもいつ来るか
歩いて駅に行っても電車は不通
最悪雪の中、我が家から裏道を歩いてお寺までは40分で行けますが、実家から歩くのは到底無理
弟もチェーンは売り切れで買うこともできず、
タクシーもスノータイヤ装着は少ないので捕まえられず、
お寺に行く手段はナシと悟り、四十九日の法要は延期となりました。
「お母さんは、まだまだ家に居たかったのね」と、皆で話しました。
我が家の玄関横のデッキも、この時期は日当たりが悪くて雪がなかなか融けません
主人が家の前を雪かきしてくれましたが、
まだ運転するのは怖い道路状況が続いている我が家周辺です。
ところで14日は15年ぶりの雪の「成人式」になったとか・・・
大船駅で雪の中を歩く振袖姿の女性を見かけましたが、何ともはやヒヤヒヤした思いで眺めましたよ。