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「明月院」から北鎌倉の駅に向かって線路沿いに歩いて行くと、「円覚寺」の手前に「鎌倉古陶美術館」があります。
その入り口に”今、ヤマアジサイが見頃です”と書かれた看板が下がっていました。
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横浜や福井などの古民家を移築して建てられた建物も、重厚な趣が感じられ魅力的です。
そして「アジサイの小径」という名前に惹かれて入る気になりました。
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入館料500円を払って、まずお庭から見学です。
表のお庭から裏庭まで、アジサイの花が続いているらしい・・・
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早速、珍しいアジサイが出迎えてくれます。マウスオンでご覧下さい

どれがヤマアジサイなのか?、私は良く分りませんが・・・
そもそも「ヤマアジサイ」とは?、調べてみました。
「福島県以西の本州・四国・九州に分布する落葉低木でサワアジサイとも呼ばれています。ブナ林などの夏緑広葉樹林の谷筋などに生育し、高さは1~2mになるが、高いものは少ない。葉は対生し、長さ10~15cm。花は6月から7月にかけて咲き、周辺に4枚の花弁状の萼を持つ装飾花が、中心部に多数の普通花がある。花の色は薄く紅色を帯びるものから白色、紫色を帯びるもの、青色のものなど多様です」と書かれています。
この「鎌倉古陶美術館」では日本古来のアジサイが、建物に沿って狭い裏庭まで100種類以上が植えられているらしい・・・
non_nonさんのソースをお借りして纏めましたので、サムネイルにマウスオンしてご覧下さい

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これらすべてが「ヤマアジサイ」なのかどうかは、素人の私には分りませんが・・・
いわゆる「ガクアジサイ」との違いはどこなのでしょう?
交配が行なわれてハッキリしないのでしょうか?
主人の「園芸大百科」のアジサイの項をひいて見ると・・・
「アジサイは、ガクアジサイから変化した園芸種で日本原産の花木です。
万葉の時代から園芸植物として栽培され、江戸時代にオランダ人医師シーボルトによってヨーロッパに伝えられました。
以来、ベルギーやオランダで改良がなされ日本に逆輸入されたものがハイドランジアです。
それまでの日本では見られなかったピンクや鮮紅色のアジサイはヨーロッパからもたらされました。
母種のガクアジサイは周囲に中性の飾り花を持ち、花色は淡い青紫色です」
と書かれていますが、分ったような分らないような・・・?
ようするに一般にアジサイとガクアジサイに分けていますが、この分け方はあまり良いとはいえず(同じものの品種の違いといってもよい)
ガクアジサイが基本の花で、この両性花が装飾花になったものをアジサイと呼んでいるようで・・・
専門的にはガクアジサイ型をガク型、アジサイ型をテマリ型と分けているそうです。
ヤマアジサイは最近まで一部のファンを除いてはあまり知られていなかったそうです。
ガクアジサイに比べて小型のものが多く、また非常に変化も多いのが特徴だとか・・・
花色の変化もあまり大きくないので狭い庭でも楽しめ、鉢植えでも、寄せ植えでも楽しむことができるようです。
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アジサイを見てから「美術館」に入りました。
琳派の巨匠「尾形光琳」の弟の陶芸家「尾形乾山」の流れを汲む「七世乾山・尾形乾女」の絵画展をやっていました。
詳しい情報は


マウスオン・クリックで館内の画像三枚をご覧下さい

ここには他も、中世12世紀~14世紀(鎌倉時代)の素朴な感じの古陶磁器などが並んでいます。
この地で作陶に励んでいた館長さんが自らが収集した古陶磁器だそうで、お庭の手入れも自身でなさっているとか・・・
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館内の窓から、アジサイや雑木の茂るお庭を眺める景色も、立派なお寺の庭園とは違った素朴な味わいが感じられました。








晴天も昨日の日曜日だけで、関東地方はもう梅雨に入ったようなお天気ですね。
私も忙しい週がやっと終り、「イワガラミ」を見に行きたいと思いつつ、眠気に襲われてボンヤリしています。
喉も痛いし歯もまだ痛みます

イカン!イカン!、明日から気分転換に動かなくては・・・