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花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

オーストラリア「パース・番外編」

2005年11月08日 | パース滞在記
私の「パース滞在記」は、すでに最終回をUPして終了しましたが、主人は私より一週間ほど長くパースに滞在して、仕事をしていました。
親しくなった現地の職人さん、Jさんが手がけた「ジャパニーズ・ガーデン」の最終チェックです。

主人は2月に行って図面を書き、5月に行ってJさんと一緒に材料を選びました。
9月中旬、やっと完成間じかです。
日本では考えられないほどの時間のかけ方ですね。


施主は「パース・草月流」
の幹部の女性宅。
資金が途切れると中断---
お金の準備が出来ると
再開、これがパース流
8ヶ月かけて出来たお庭です。




「この意味のない木戸
(左端)は何なんだ」と、
取り除くよう指示したそうです.
他に駄目だしが八箇所もあって、
主人は気に入らないようですが、
欧米人の感覚は又別なの
かも知れませんね~~



主人が図面を書き監修した「日本庭園」ですが、オーストラリア人の施主さんの希望と、Jさんの感覚がふんだんに溢れた「ジャパニーズ・ガーデン」になったようです。キッチンからもリビングからも望める「ガーデン」がポリシーのようです。


これが洋風「草月流」の飾り方
バッチリ決まってる~~~
このシンプルさが何とも言
えません
我が家だって、洋風の生活を
しているんだから、見習わなく
てはと思います。




この余裕のある、広い空間
がうらやましいです。

主人は又、年が明けた2月
にパースに行くそうです。
私は3月まで仕事があるし、
ヨーロッパの古都も見たいし
どうしようかな~~


追筆
このブログを読んだ主人から「意見」がでました。
この庭の設計をしたものの、全然違う作品に仕上がって、とても不満足なんだそうです。
来年の2月に行った時に、大々的に手直しをするそうです。
こんな細かい敷石は指示していないとオカンムリ--大きな石を飛び石にするそうです。

でも施主さんとJさんが相談して創った庭です。日本人が勉強した「日本庭園」とは全然違った物になるのは仕方がないのかもしれません。
「ジャパニーズガーデン風」の庭が出来上がった、と思うしかありませんね。







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ハラハラ、ドキドキ、「パース」滞在記⑰

2005年10月24日 | パース滞在記
〔オーストラリアのお土産品〕
オーストラリアのお土産と言っても、そんなに多くの種類はありません。
ブラックオパールや金製品、カンガルーの革製品、ドライでフルーティーなワイン。
先住民族アポリジニの工芸品---思いつくのはこの位です。

ブランド品のお店なんかもありませんから、フランスやイタリアに行く時みたいな「お買い物費用」もさして要りません。

息子夫婦にはいつも、サーファーショップ「クイック・○ルバー」のTシャツです。
彼は学生時代から、ここのTシャツの愛用者ですが、本社がオーストラリアと知り、もっぱらここのTシャツをお土産に買って帰ります。

駅前のデパートのすぐそばに、その「クイック・○ルバー」のお店があります。
Y夫妻とは時間を決めて別れました。
主人はベンチで待っているというので、私一人でのお買い物です。

毎度、お嫁ちゃんのTシャツの
サイズが問題なのです。
「エクストラ・スモールはない
か?」と聞くと「ノン」と言う
返事。そして、レジを打ってい
る彼女が着ているのがSサイ
ズだと言うのです。
ウ~ン、わりとボインの美女で
した。


「マイドーター、イズ、スレンダー」と答えると、ジュニア向けのコーナーに
連れて行かれました。
結局このコーナーで選びましたョ

ハー君用には、ミニカーとコアラのぬいぐるみをすでに買ったので、後は本屋さんを探して「絵本」を買いました。この中の、自動車の絵本がすっかり気に入ったみたいで、バ~バはあちこちと歩き回った甲斐がありましたわ

帰りのバス停を見つけるのが一苦労でした。
方向音痴の主人が案内するのですから---結局駅をグルリと一回りしました。

パースには2種類のバスがあります。
猫のマークが付いた市内循環バス「キャット」は無料です
路線バスも市内の中心部なら無料、郊外に行く場合は有料ですが、一時間半以内で戻る場合、レシートを見せると帰路は無料になるようです。
ライフラインが安いと、生活しやすいですよね。

パースで一番高い公共料金は「水道代」です。
パースは砂漠に造られた街、雨が少ないから仕方がないですね~

〔いよいよ帰国〕

夕食の後は、日本の「衆議院議員選挙」の話で盛り上がりました。
Yさんは鎌倉生まれの鎌倉育ち---親の代から小泉首相のお父さんを応援していたそうで、Yさん自身が自民党員なのです。
連日、朝5時半からやっているNHKニュース(前日の夜7時の番組)を見、昨夜は選挙結果を聞くために国際電話をかけていました。
「自民党大勝利!」と言う結果に、ウハウハと笑いが止まらないご様子陽気に祝杯を上げていました。
この日町で、日本の総選挙の事が大きく載った新聞を買ってきましたが、Vサインで喜ぶ小池百合子さんの写真が、共同伝で全世界に流れたようですね。

そこに大家さんからTELが入り、私が乗る予定の飛行機が2時間遅れているとの連絡です。
「う~ん、成田到着午前9時が11時になってしまう。私早速明日の夜は仕事だけど、間に合うかな~

23時に飛行場で、主人とY夫妻に見送られ、私一人で出国しました。
「出国届」はパースの家にたくさん置いてあり、主人が英語で記入してくれたので、難なく通過です。
セキュリティー・チェックも無事にOK
若い日本人の女の子たちが何人も「眉ばさみ」で引っ掛かり、化粧ポーチまで調べられていました。

70代の女性は何が原因かは分かりませんが、手荷物が乗務員預かりとなり、青い顔をしていました。
これが国内旅行と違って、海外旅行の疲れるところですね
延々搭乗案内を待ち続け、結局飛行機が日本に向けて飛び立ったのは夜中の1時近くでした。

こうして私の一週間のパース生活は終わりました。
短い期間ですが、旅行者としてではなく一生活者として見た私の拙い「パース滞在記」もこれで終わりです。
ダラダラとまとまりが無く、長いだけの記録になってしまいましたが、体験した事、感じた事を余すことなく書き込みました。
途中、励ましのコメントもたくさん頂いて続ける勇気がでました。御礼申し上げます。


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ハラハラ、ドキドキ、「パース」滞在記⑯

2005年10月22日 | パース滞在記
〔9月13日・パース中心街へ〕
私のパース滞在も、この日で最後となりました。
夜22時10分発の飛行機で、私だけ一足先に帰国します。
生活必需品ばかり買って「お土産をな~んにも買っていない」

荷物をまとめてから、Y夫妻を案内する方々バスに乗ってパースの中心街まで出ました。
バスの中で乗客の男性に「ジャパニーズか?」と話しかけられました。
自分のワイフは日本人で、京都の有名な竹の子料理屋の娘、自分も2年前まで京都に居たとのお話---息子は14歳でサッカーをやっているそうな

パースの人々は親日家が多い感じです
西オーストラリア州の輸出国の第一位が日本だからでしょうか---

バスはおよそ20分でパース駅に到着します。
上の写真がパース駅。
改札はあるようなないような切符がなくても自由にホームに入れます。電車の中で時々検札があって、その時無賃で乗って居たら高額の罰金を課せられるそうです。

駅前広場の周りに、デパートやショッピング街が広がっています。
ヘイSTモールは300mの歩行者専用道路で、中でも有名
なのが「ロンドン・コート」---左の写真がその入り口です。
1937年に、イギリスのチューダー様式を模して造られた
アーケードで、観光スポットとなっています。
真ん中にある時計はロンドンのビック・ベンを精巧に模した
物と言われていますが---
中のお店はお土産屋さんが圧倒的に多い


前回、主人と2人でパースに来た時、この中のお店で主人はカンガルー帽子を買いました。
私はオーストラリアが原産の「ブラックオパール」をいつも眺めるだけ---
「今年は結婚○○周年だから、記念に小さなペンダントヘッドでも買おうかな~」と迷っていたら、オットが横から「同じようなの、いっぱい持っているだろ」とチャチを入れてきた。
「メモリアル年は5年に一度しか来ないんだよ。女にとっては大事な物なの」ムッとしたが、結局諦めて、ワイルドフラワー図鑑や絵葉書、コアラのぬいぐるみ等を買っただけ---
Y夫妻は帽子や靴を選んでいました。


お昼になりました。
ショッピング街の隣はオフィス街です。
たくさんのビジネスマンやビジネスウーマン達が出てきました。
いつもはノンビリした街「パース」も、この時ばかりはさすが州都、人口120万人の活気の溢れる街だ---と思いました。

「気楽に食べられる所で、ビールでも飲みながらゆっくり話そう」と言いながら、男2人は皆が入っていくお店につられて入って行きました。

そこは各国のお料理のお店が並ぶ「屋台村」のような所でした。
お皿の大きさで値段が違うバイキング方式のようで、私たち夫婦は大小のお皿にそれぞれ違うタイ料理を盛り付けてもらいました。
S夫妻は中華料理を2皿です。さぁ~皆でつまみながらビールを飲もうと頼んだら、ナント扱っていな~い

〔B・Y・Oと言うシステム〕
話は前後しますが、前の日のロングドライブの夜は、以前食べてとても美味しかった、サウスパースにあるイタリアンの店「チャオ」に行ったのですが、残念ながら閉まっていました。
仕方がないので近くのジェームス・ミッチェル卿公園内の、フェリー乗り場のすぐ近くにある「ボートハウス」に入りました。日本で言えば逗子マリーナのレストランって感じ。

スワンリバー越しにパースの夜景が綺麗に望める、抜群のロケーションです。
窓辺の席に案内されて、雰囲気もバッチリ---これはビールの後にワインだね。
運転手の主人だけは可哀想だけど「ガマン」してもらわなくては---

「シェフお勧めのお料理」を注文しました。
あわせて、その後にを---と頼んだら「ノン」という返事。
「何故、周りは皆飲んでいるよ~~」

4人ともガイドブックに書いてあったことを思い出しました。
オーストラリアは、酒類の販売が認可制になっているので、レストランでもアルコールの出せるお店と出せないお店があるようです。
「BYO」(Brinng Your Own)の表示が出ているお店はアルコールを扱っていないので、「お酒持ち込みOK」のお店なんです。

持ち込み料は1~2A$くらい取られるようですが、グラスやワインクーラーなどお店のものが使えるそうです。便利なような不便なような?システムですね~

お料理はワインと一緒に食べたら、より一層美味しかったと思われる内容でしたが、残念ながら今回はジュースと一緒に食べましたので---
4人で94A$(8500円)を払いました。
次回は必ずワイン持参で行くぞ~~~

そんなこんなで「いける口」の4人ですが、パースの街ではトコトンアルコールからは見放されて、もっぱら家の中で嗜む毎日でした。




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ハラハラ、ドキドキ、「パース」滞在記⑮

2005年10月18日 | パース滞在記
〔ダンダラガンからピナクルズへ〕
ダンダラガンの村で、給油をしました。
ガソリンスタンドを見たら、入れておかないと不安です。

無人のスタンドの横に何でも屋さんがあり、Y夫妻がお菓子を買って、トイレを聞くと、キャンプ場にあるからそこに行くように言われました。
私が子供の頃に日本でも見られたような、懐かしささえ感じるお店です。
郵便局も兼ねているのでしょうか~~
コンビニなどはマッタク見当たりません。

主人が地図を見せて「この道に行きたいが---」と訪ねると、2km戻って左に回れとの答え、「ハァ~?そんな道あったけ?」

とりあえず少し戻ると図書館がありました。そこで尋ねてもやはり同じ答えです。
隣のオートキャンプ場でトイレを利用しました。
広くて綺麗なトイレです。やはり、シャワー室も完備されていました。
あのお店との落差は何なんでしょう

行きつ戻りつしながらやっと、牧場と牧場の間に標識を見つけました。
「こんな小さい標識では、見落とすね」
今まではまだ一号線につながる道で時々車の姿も見えましたが、この左に曲がった道は一台も車が走っていません。360度、牛と羊しか見えない世界でした。

4人はだんだん口数が少なくなってきました。
日が暮れたら標識は確実に分かりません。明るいうちにパースに戻らないと---
第一スペアータイヤも直してないんだよ~~車にトラブルがあったら大変
JAFなんて呼べないし、この時が一番ハラハラ、ドキドキしてしまいましたね~~
日本と広さの単位が違うから、地図を見ても感覚が麻痺してしまうのです。
ワイルドフラワーはたくさん見たからもう満足です。早くピナクルズに行こう












上の黄色いお花は「イエロー
バター・カップ」白いお花は
「ワックス・フラワー」?

「ワイルド・フラワー街道」と
呼ばれている道は、もっと北に
あります。


パースから北東に120kmの
街「ニュー・ノーシア」へ向かう
グレート・ノーザン・ハイウェー
を更に北に進み、ウービンの町
からムレワまでを「フラワー
ロード」と言うらしい---
海辺のジェラルトンの街で一泊
して、ゆっくり見て回りたい
次回のお楽しみですね。


上の矢車草のようなお花は「バニラリリー」です。

〔観光地・ピナクルズ〕
道を左に折れて、パースからの直行一号線「ブランドハイウェー」を渡り、いよいよピナクルズを目指します。国立公園に入って、窓からの風景も一変しました。
インド洋が見えています。












パースの北245km、ナンバン
国立公園内の「ピナクルズ」は
砂漠に柱状の奇岩が立ち並び
圧巻別名「荒野の墓標」と
呼ばれています。
9A$を払って、この中を車で
回りました。一方通行です。
Y夫妻も喜んでいました
パースから多くのツアーも
出ているようです。

どうしてこのような奇岩が出現したのかは、諸説あるようですが、ユーカリなどの木々の根が石灰岩を侵食していき、やがて削られて、木のはえていなかった部分が奇岩として残ったようです

晴れたり雨が降ったりで、めまぐるしく変化するお天気の中、帰途の一号線に入った時に大きな虹が現れました。しかもダブルです。
4人ともホッとしながら歓声を上げました。思わずオーバーザ・レインボウの歌が
このフリーウェーを真っ直ぐ行けばパースです。もう迷う不安もありません。








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ハラハラ、ドキドキ、「パース」滞在記⑭

2005年10月16日 | パース滞在記
幹線から外れたダンダラガンに向かう道路は、対向車もほとんどなく、そして道の両側は地平線まで続く黄色いお花畑でした。

オーストラリアの空は気
まぐれです。
雨が降ってきましたが、ちょっ
と広めの路肩を見つけて、車
を止め、主人の一眼レフの
カメラで写真に納めました。
パノラマで撮りましたが、あの
広さはとても表せません。
残念











あの黄色いお花がどんな
お花なのかは、定かではありま
せん。
でも、路肩の茂みの中にも黄色
をはじめ、たくさんのお花が咲
いていました。





地平線まで続くお花畑の中
に良く見ると、ブルーのお花が
混じっている場所があります。
よくよくみるとそれはルピナス
でした。近くにも咲いています。
まだ五分咲きくらいで
満開になったら、又違った美しい
景色が楽しめそうですね。



話は変わりますが、ルピナスと言えば、我が家に毎年届くJTBのカレンダーに、ニュージーランドの「デカポ湖」の写真がよく掲載されています。
今年の11月も湖の周りの一面のルピナスが綺麗です。いつか行って見たいですね

さらに茂みの奥の方に行っ
てみると、ありました~
典型的なワイルドフラワーの
一つ「ブルーレシュノルティア」
です。
下の写真のブルーのお花は又
違ったものです。何でしょう?


星型の白い可愛いお花は「ファン・フラワー」かしら?
いつまでも見ていたかったのですが、「お~い、行くぞ~」と言う主人の無情な声が響きました。










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ハラハラ、ドキドキ、「パース」滞在記⑬

2005年10月14日 | パース滞在記
〔ムーラの町〕
ムーラは560km走ったこの日のロングドライブ中、唯一の「町」と言ったところでした。
鉄道の駅舎もあるし、大きな道路も交差しています。
道を聞いた「インフォメーション&カフェ」のウエートレスさんも若くて綺麗な女の子でした。
でも人も車も少なくて、ノンビリ~、ユッタリ~とした雰囲気の町です。

駅前の公園で、家から持って
来たおむすびを食べました。
写真右の日陰のベンチコーナ
ーに写っているのが我らです。
夜はパースで外食になるから
と、主人が握ったおむすびが
美味しい事、日本から持って
きたお漬物もこれで最後です。
よく味わって食べました。


オーストラリアの公園には、こういった施設が必ずあるのが嬉しいですね。

こちらは駅前通りです。
奥に見える19世紀風の建物は
ホテル---小さくて可愛い
手前が家具屋さんで、カフェと
続きます。
公園の前には小さな教会も
ありました。
役所や、図書館は一ブロック
隣です。
こじんまりとした良い町でした。

往復560kmと言う距離は「東京~仙台」を往復するのと同じ位だそうですが、その間に町が一つだけ村が数箇所あっただけ
あとはほとんど牧場と荒野です。
西オーストラリア州の広さがイヤと言うほど分かりました。
そして「酪農の国」と言うこともね
人はあまり見なかったけど、牛と羊の数は半端じゃなかったよ~~












オーストラリアの国花はアカシア系の黄色い「ワトル」です。
ふわふわした毛玉のような花が集まって咲いています。
これも種類がたくさんあって、大小さまざまですが、この町の周囲にもたくさん見られま
した。
車窓の風景は、黄色ずくしと言ってもいいほどです。

ピンクのお花は何でしょう?ちょっと分かりません。
図鑑を見るとフェザーフラワーにも似ている感じもしますが---

食後、ウエートレスさんが勧めた道、ダンダラカンに向かって出発しました
家々はすぐに見えなくなって、又一面の牧場です。
地平線まで菜の花のような黄色に染まって、思わず4人とも声を上げてしまいました





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ハラハラ、ドキドキ、「パース」滞在記⑫

2005年10月12日 | パース滞在記
〔9月12日・ワイルドフラワーを求めて、一路北へ!〕
私のパース滞在もいよいよ終盤となりました。
まだ、広野一面に咲き乱れるワイルド・フラワーを見ていな~い
「運転手も増えて勇気百倍、バー○ラにも勧められた事だし、北に向かってワイルド・フラワーを見ながらピナクルスまで行って見よう」
前の晩、地図を見ながら主人がつぶやきました。バンザ~イ

お天気はイマイチでしたが、パースの空は気まぐれです。きっと青空ものぞくに違いない
「レッツゴ~」AM9時前に家を出発しました。

95号線で北に向かいます。北と言うのは日本で言う南と同じで、暖かい地方に進んでいく感じです。
パースの市街地が過ぎると早くも牧場が広がりだしました。
牛、羊、そして馬---空がヒロ~イ。ぽっかり浮かぶ雲が絵になります。
ここは青空だけど、あっちは雨ね~360度が見渡せます。

ハイウエイの1号線に入って北上すれば有名な観光地「ピナクルス」に出ますが、我々はグレートノーザーン道に入り、ワイルド・フラワーを見ながら行くことにします。

最初の町「ビンドゥーン」で
給油をしました。
オーストラリアのガソリン
スタンドはほとんどがセルフ
です。
こちらでレンタカーを借りる
計画のある方は、そのつもり
で来てください。
この小さな町には、何でも屋
さん一軒とコーヒーショップ、
そして郵便局がありました。
郵便局に付属して、綺麗な公衆トイレ、シャワー室まで完備されています。

その先は広場---炊事場などが何箇所かあったので、オートキャンプ場?かと思いましたが、看板には「酪農品評会が行われる場所」との説明が---
周囲には珍しいお花がたくさん咲いていました。早速カメラ、カメラ、
でも、デジカメの電池が切れてしまった。アチャ~

いずれにしても、綺麗なトイレが完備されているのは嬉しい事ですね。
一昨年行った「ロシア」はひどかったよ~

主人のナビで、ここから116号線に入って、次の町「ムーラ」を目指します。
運転は昨日パースにやってきたばかりの先輩のYさん。
標識どうり、町を離れたら110Kのスピードで走ります。
すぐに又、一面の牧場が---「ヤッホ~」

私はお花の写真が撮りたくてウズウズしていましたが、とても車を止められるような状況ではありません。
それでも小さな村の近くのキャンプ場が見えてきたら、一回止めてもらって、カメラを向けました。
もう周り中がお花でした


















お昼近くに「ムーラ」の町に到着しました。
パブリックオフィスがあったので、主人が道を聞きに行きましたが、首をかしげて帰ってきました。
それならと、インフォメーションマークのあるお店でコーヒーを飲みながら、若いウエートレスさんに聞きました。
主人とYさんと2人で聞いて、一人前って感じ
「さっきの図書館の人もそうなんだけど、大きな道ではなくて、ダンダラガン経由の細い道を案内するんだ。何故だろう?」主人はまたまた首をかしげています。

「地元の人が勧める道を行こう。ワイルド・フラワーが綺麗なのかも。その前に昼飯だ!」Yさんが、年長者らしくきっぱりと言いました。

〔追加〕
上段、赤い木立のお花は「ユーカリの花」
中段、黄色いお花は「カウスリップ・オーキット」
下段、紫のお花はもっか調査中です.分かる方はお知らせください。

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ハラハラ、ドキドキ、「パース」滞在記⑪

2005年10月10日 | パース滞在記
〔近所の公園〕
ほろ酔い加減でRさんの家から帰ってきました。
Y夫妻はそれからすぐに、住宅街の散歩に出たいとの希望です。
私より5歳以上も年配のはずなのに、お元気な事
さすがにご夫婦で、長年にわたり「バトミントン」の選手をしているだけの事はありますわ

Rさんご夫婦も犬のサンディーを連れて、これからテニスだそうです。車で出て行きました。
みんな健康的な生活を送っているのですね~~

少し日が西に傾きかけていましたが、休日の住宅地はノンビリとした雰囲気に包まれていました。
どの家の花壇も春のお花が咲き乱れていて、歩きながら見るだけでも楽しい物です。
赤いブラシのようなお花の「グラスブラシ」の木も多く見られました。
最近は日本でも目にする事がありますが、鮮やかさが違うような気がします

15分くらい歩いた所に、
とても広い公園があります。
バーベキューの施設が整って
いて、テーブルやベンチも配置
されています。
昨日の土曜日は賑わったので
しょう。綺麗に掃除をした跡が
ありました。
ゴミ一つ落ちていません
その向こうは、広大なドッグラン
広場です。

たくさんの犬たちが走り
回っていました。
イギリス系住民が多いせいか?
犬も良くしつけられているのでし
ょう。喧嘩して吠えている犬など
見当たりません。
もっともこんな場所で、思い切り
走り回ったら、犬もストレスなんか
たまりませんね。
広場はそのまま川岸につながって
いて、水浴をするワンちゃんの姿
も見られました。
この写真の左下にゴミ箱と看板が見えますが、これは犬のフン用のゴミ箱です。
ビニール袋まで用意されていました。

広場の周りにはオリーブの木が実をつけていました
Rさんの家でビールのオツマミにオリーブの実のオイル漬が出ましたが、これがとても美味しかった
バー○ラに作り方を教えてもらったのですが「公園でオリーブの実を取ってきて、塩に漬けて天日に4~5日あてる」との事---
庭に干している塩にまぶされたオリーブを見せてくれました。
干してから、ガーリック、オレガーノを混ぜて、オリーブオイルに漬けると出来上がりだそうです。
日本では銀杏を拾いますがね~~~パースではオリーブの実なんですね。

〔パースのゴミ事情〕
これはどの家庭にもある
統一されたゴミ箱です。
黄色い蓋はビンカン紙などの
リサイクルゴミ用。茶色は庭木
のゴミ。もう一つは一般ゴミ用
です。
下にキャスターが付いていて、
移動が便利、大型なのでたくさん
入ります。
これを門の前に出しておくだけ
でOKです。
色が良いんです住宅街にマッチしています。
日本のあのビニール袋とカラスよけの網はどうにかならないのかしら
あまりにもセンスがなさすぎですよ

翌日の月曜日は、一般ゴミとリサイクルゴミの回収日です。
帰宅してからゴミをまとめました。

夜はサッパリと鮭のお刺身で簡単料理です。
お風呂に入ってから又4人で乾杯をしました。
そこにお隣のバー○ラがあの「オリーブの実」を届けてくれました。
日本の都会ではあまり見られなくなった「おすそ分け」がここにはまだ残っているんですね~

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ハラハラ、ドキドキ、「パース」滞在記⑩

2005年10月05日 | パース滞在記
お隣の住人Rさんは、1943年生まれ。我が家の主人と同い年です。
奥様のバー○ラさんは1944年生まれ、私よりちょっとお姉さま---でも、ほとんど同じ年代の夫婦と言っていいでしょう。
犬のサンディーは14歳、2人と一匹で暮らしています。
訪れるなり大歓迎を受けました

玄関を入ったすぐのところに、写真がいっぱい飾られていました。
お二人の結婚式の時の写真、20代の若い二人が素敵なポーズで写っています。
そして両方のご両親のセピア色になった結婚写真も並んでいました。
娘さんと3人のお孫さんの写真は壁にべたべた貼ってあります
これらの写真の説明を受けただけで、お二人の家族構成が分かりますね。

リビングに通され、Y夫妻を
改めて紹介しました。
鎌倉に住むYさん達は、お土産に
鎌倉彫のお箸セットと、ハンカチ
を持ってきたのですが、このハン
カチ---ブルーの方にはヤブサメ
の刺繍、ピンクの方には静御前の
舞い姿が刺繍されていました。
主人とYさんが2人で説明した
英語がおかしくて

「ヒーイズ、サムライ」「ホースに乗って、ショット、アン、アローね」てな調子。
白拍子の静御前は「プレジデント、ブラザーズ、ワイフ」「いやセカンドワイフだね」Rさんご夫妻は分かったのかしら2人共、嬉しそうに笑っていましたが---

これでも主人とYさんは、大学の英字新聞部の先輩と後輩なんです。
「俺たちは2人共名マネージャーだったんだ。スポンサーをたくさん見つけて、部に貢献したんだ。英語の記事など書く暇なんてなかった」だって

Rさんは庭の作業場に大きな機械を3台置いて、鉄パイプをカットし、工業用の部品を造る仕事をしています。「マテリアル、エンジニア」と言うところでしょうか---
その自慢の機械の説明を今回も受けました。
彼は人を雇わず、一人でこの仕事をしているのです。
奥様はもっぱら作業場のお掃除と電話番だそうで、夫婦二人三脚で頑張っているようでした。
それでも優雅に感じるのは何故でしょうか---

庭にはもう一つ、自慢のものがデ~ンと置かれています。
それは大型キャンピングカー。中を見せてもらいました。
キッチンにシャワー&トイレがあって、4人が座れるテーブルセット、それを寝かせるとベットになります。ベットは運転席のすぐ後ろに2段式があるので、4人が悠々寝られます。犬のサンディー用のベットまでありました。
この車で、年に4回、1週間くらいの遠出をするとか---イイナァ~

つい最近、北部の港町「ジェラルトン」を中心に、この車でゆっくり周りながらワイルドフラワーを見てきたそうです。
「北のピナクルスまで日帰りで行きたいが、途中ワイルドフラワーは咲いているか?」と主人が訪ねると「ビューティフル」との答えでした。
地図を出して確認し「ヨシ、明日早速出かけるぞ~」と即決でした

お昼になったので、Rさんが
ベランダでお肉を焼き始めました。
お魚やソーセージもあります。
お肉の焼き具合を聞かれました。
これは分かります。
いくら聞き返しても分から
なかったのが味付け---
最後はバー○ラにキッチンに
連れて行かれ、ハーブがズラ
リと並んだ戸棚を見せられま
した。
どれにするかと聞かれても、4人とも「ペッパー&ソルト」としか答えられませんでした
ベランダでお食事ではなく、
ダイニングでちゃんとフォークと
ナイフを使っていただきました。
バー○ラお手製のサラダも綺麗に
盛り付けられていて、パンも用意
されています。
私たちが日本で普段やるバーベキ
ューとちょっと違いましたね。
参考になりました。


ビールの後はワインが出て、盛り上がります。
この時も必ず赤か白、どちらが良いか?聞かれます。

二人は年に一回、サマーホリデーを3週間とって、海外旅行に行くそうです。
今年はベトナムに行ったとか---写真を見せてくれました。
「ホットホット、スエット」と言いながら汗をぬぐう格好をして、説明をしてくれました。
「日本に是非来て欲しい」と言うと「来年行きたい」との返事。
Y夫妻が「鎌倉の案内は任せて」と胸を張りました。

デザートはイチゴとアイスクリームでした。
全部ご主人のRさんが盛り付けます。奥様も家庭的だけどご主人も家庭的です

食後は、Rさんのコレクションを見せてもらいました。
骨董品を集めるのが趣味とか---古い蓄音機や楽器類が並んでいます。
Rさんが、その中のマンドリンを弾いたりで、和やかに時間が過ぎました。
そして、2時半過ぎにおいとましました。

最後のほうになると、主人の口から流暢な英語が出ていましたよ。
英語も馴れなんでしょうね~~~




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ハラハラ、ドキドキ、「パース」滞在記⑨

2005年10月03日 | パース滞在記
〔9月11日・Y夫妻パースへ〕
さて、私のパース滞在もいよいよ後半です。
日曜日のこの日は、家の共同借主になったYさん夫婦が日本からやってくるのです。
飛行機は早朝に着くので寝坊したら大変と、何度も夜中に起きました。

昨夜のマグロのお刺身は美味しかったけど、お釜の調子が悪くてご飯に芯がありました。
朝はそれをオジヤにして食べ、6時に家を出ました。
車のパンクが今日だったら、アタフタするところでしたわ。

6時15分に空港に着きましたが、飛行機は少し遅れたようです。
椅子に座って待ちました。
周りを見ると、旅行社関係の人が多い---添乗員が付かない旅行だと、この旅行社の人が持つ案内板が唯一の頼りなんですよね~~

後に着く筈の「シンガポール・エアライン」の方が先に入国できたようです。
あの独特の民族衣装を着たスッチーさんが、並んで歩いて来ます。
この衣装は少し肉の付いた女らしいラインの人でないと似合いませんね~
細い人では魅力が感じられません。
眠気の残る早朝の空港も、私にとっては初めての体験、見ているだけで面白い

Y夫妻は7時過ぎに出てきました。
主人の大学時代の2年先輩で、奥様も同じお歳とか---それぞれにゴルフ道具を持ってきています。入国の時、しっかりと調べられたそうですが,話を聞いていたので大丈夫だったとか。
パースでのゴルフ三昧を楽しみにしているそうです

主人が早速ATMでの出金の仕方を教えています。
先日Mさんから教えてもらったばかりだもんね
1オーストラリアドルが88円でした。

この日の予定はAM11時に、お隣のRさん宅でのバーベキューに招待されています。
それまでキングスパークでも案内して、後は家で少し休んでいただけば---と、私は思っていたのですが、主人はフリーマントル方面に車を走らせていました。

〔ワイヤレス・ヒル-パーク〕
私が「ワイルドフラワーが見たい」とあまりにも言うものだから、前の日、Mさんが旅行社時代の仲間に聞いて調べてくれました。

この冬は(日本では夏の7~8月)雨が多かったので、お花も早めに咲いたそうです。
郊外に行かなくてもパース近郊の公園でたくさん見られるとか

フリーマントルに向かう6号線に面した「ワイアレス・ヒル・パーク」がお勧めで、J○Bのツアーもそこに案内していると昨日聞かされていたのです。
主人はどうやらその公園に行く気でいるらしい---

スワンリバー沿いの街の中心街から、6号線に向かったのですが、方向音痴の主人の迷走が始まりました。あちこち走ってはUターンの連続。
私が「フリーマントルは逆よ」と言っても「そんなはずはない」と。
川が入り組んでいて、右や左に見えているので訳が分からなくなるのですね。
15分足らずでいける所を3倍の時間をかけてしまいました。

Yさんは「おかげでパースの街をゆっくり見ることが出来た」と言ってくれたけど---

「ワイヤレス・ヒル」は、
色々な施設の整った公園
でした。
でも遊歩道は自然そのまま
で、獣道のような感じです。
その中に、カンガルーポー
やキャットポーがたくさん
咲いていました。
そして「野生のラン」のよう
なお花が数々見られました。

でも、時間が気になって---
それにY夫妻は特にお花に興味がありそうにも見えないし---
「こういう所はついでではなくて、ゆっくりと散策したい」私は心の中でブツブツとつぶやいてしまいました

キングスパークを車で通り抜けて、10時近くに共同で借りた「家」に到着です。
早速Yさん夫婦を家の中に案内しました。

我が家の場合は、主人が2度この地を訪れて決めましたが、Yさんは写真を見ただけで共同借主になってくれました。
さすが、鎌倉で不動産屋さんをしてるだけあって、太っ腹~

荷物を解いて着替えてから、いよいよRさん宅をご訪問です。
ビール30本入りを1箱持って行きました。
コメント (7)
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