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花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

ハラハラ、ドキドキ、「パース」滞在記⑧

2005年10月01日 | パース滞在記
〔9月10日・掃除、洗濯、お買い物〕
この日は大家さんご夫妻が、パースでのお買い物、穴場のお店を紹介してくれると言うので、我々も予定を入れずに家で待機していました。

朝食は主人お手製のスクランブルエッグです。
私はコーヒーを沸かし、野菜を切ってお皿に盛り付けるだけ---「休暇なのに、妻だけにおさんどんを押し付けられてはたまらない」と口をすっぱくして言った甲斐がありました
デザートは庭のみかんとオレンジです。特にオレンジが食べ頃で美味しかったこと

これらを、太陽さんさんの東側の窓辺でノンビリ食べたかったのですが、パースの家はどこも太陽を遮るような設計になっています。
日本と逆の南半球、日当たりは北側が良いのです。でもパースは日の光が強いので、リビングやダイニングは南側にあるのです.嗚呼~ややこしい、頭がこんがらがる~~

暖房を入れても、天井の高い石の家はなかなか温まりません。
我々夫婦は日当たりの良い北側の寝室にいるとホッとしたものですが---食堂は薄暗くて、寒くて足元ストーブが欲しいくらいでした。

Mさん夫妻が来るまで、掃除、洗濯とやる事がいっぱいあります。
洗濯機は中に棒のあるカクハン式でしたが、主人が使ったことがあるのでどうにか動きました。ところが掃除機がどこを押してもかかりません。

Mさんに聞いたら「ここを足で蹴飛ばすくらい強く押さないとだめ」と言われました。繊細な日本の電化製品と大分違っていますわ
でも家のコンセントの一つ一つにスイッチがあって、出かけるときは抜かなくても、スイッチを消せばOKなのは便利です

出発の時、Mさんが我が家のレンタカーのタイヤがパンクしているを見つけました。
ヒエ~、何かとトラブルのある車です。
幸いスペアータイヤが入っていたので,すぐに交換できましたが---

大家さんの案内で、まず最初に
アジアンフードの専門店「ライ
オン」に行きました。
看板には「ナントカ公司」と
書かれているので、多分中国
系のお店でしょう---
日本、韓国、中国の食品が揃っ
ています。
コシヒカリのお米が10K20A$
(1800円)、安い

Mさんの所と5kgずつ分ける事にしました。
これはオーストラリア産だから安いそうで、その他の見慣れたうどん、そば、調味料などは、日本で買う値段の約2倍で売っています。

冷凍ですが、おでんの具や納豆までありました。
日本食が恋しくなったら、このお店にくればOKですね。

次に訪れたのは水産加工会社。
土曜日の9時から午後1時まで、お魚の小売をしているのです。
ナント、マグロのお刺身が---パースはインド洋が近いので、マグロの本場でしたね
早速夜のおかず用に買いました。

Mさんが、シャケを一匹買ったので、4分の1ほど分けてもらう事にします。
こちらも、タスマニアで採れる本場物---私たちは袋詰めになった鮭の燻製を多めに購入しました。

次に連れて行かれたのが
パース駅の北側にある中華街
のような一角です。
車を止めた所の看板に「焼鼠」
と書かれていたのでビックリ
ここでは肉類が塊で安く買える
そうです。
それに大根やきゅうり、オクラ、
ゴボウ、ほうれん草等の馴染み
の野菜も売っています。

これらの野菜、スーパーでは見かけませんでしたもの。

この中のお店で昼食をする事になりました。
中華料理店というより、ベトナム料理のお店と言う感じです。
「焼鼠」は焼き豚の事のようで、ホットしましたが---

私たち夫婦は「海鮮麺」を頼みましたが、ここでは麺は玉子麺にするか、ライス麺にするかを選びます。夫婦で両方を食することにして、2種類頼みました。

ベトナムのフォーという麺なのでしょうか?色も食感もシラタキを食べているような感じでしたが、慣れるとさっぱりとしていて、なかなかの味でした。
玉子麺は、日本のラーメンと同じに見えましたが、味と食感が微妙に違っていましたね。

食事をしながらA子さんの悩みを聞きました。
体を壊して里心がついたけど、2人の子供を育てるには断然パースの方が良いと思う事、
でも自分にとっては日本の方が「刺激ある日々が過ごせる」と思った事、日本語を理解できるが話せない孫---両方の両親を思うとつらい事,などなどです。

異国に根を張って、真面目に生きてきたこの若い女性の真摯な姿に感銘を受けると同時に、その悩みも理解できました。
「日本はエキサイティングで、世界中の美術館展が催される文化的な国」コスモポリタンA子さんの日本評は意外でしたが、納得できる点もありました。

最後に案内されたのが、
巨大な「アーミーマーケット」。
懐かしい量り売りの小売店が
たくさん入っていました。
週末にしか開いていないそう
です。
Mさんご夫婦が場所を熱心に
教えてくれましたが、全部は
とても覚えられなよ~~


最後のお茶タイムは車で30分の郊外のお店でした。
奥さんのA子さんの話では、パースにはケーキの美味しいお店が見あたらないそうです。
「ここのケーキが日本のケーキに近いかな」
パースの街が見下ろせる自然の中にあるこのお店、ドイツ人がやっているとか---

このカフェのすぐそばに、主人の弟子のJさんの家があるそうです。、
電話したら、すぐにやってきました。
「日本庭園は完成したか?」と主人が聞くと、後もう少し---との返事。
「最終チェックしたい」と言うと、4~5日待ってくれとの事、「師匠に見せるにはまだ自信がない」とも言っていました。
2月に主人が図面を書いて、5月に材料を整えて、いまだに完成しないとは
これがオーストラリア式とも言うのでしょうか

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ハラハラ、ドキドキ,「パース」滞在記⑦

2005年09月30日 | パース滞在記
〔パース交通事情2〕
ロッキンハムから一路パースに戻りました。
行きはハイウェー1号線から海岸線に出て行きましたが、帰りはもう一つ内陸を走る、フリーウェー2号線を使いました。
このハイウェーとフリーウェーの区別がつくまで、ちょっと時間がかかります。

日本と違って有料の高速道路などは一つもありませんが、交差点が高架になっていて、ノンストップで走れるのがフリーウェーです。

ハイウェーはバイパスに近いのですが、ロータリーのある十字路(ラウンドアバウト)が時々出てきます。ここでは減速して、右からの車がないかを見なければなりません。あくまでも右側の車が優先です。

それと街中の信号のある交差点にはほとんど、右折車専用の信号があります。
たとえ対向車がこなくても、右折信号が赤だと右折できません。
直進用が3個、右折用が3個、2列になって計6個の信号がありますので、右折が安全にできますね。

右からくる車がいないと、信号が赤でも左折できるマークの付いた交差点も多かったです。
慣れると便利なシステムも、分からないとマゴマゴしてしまいますね

郊外の道路はほとんど渋滞などありませんから、30KM以上離れたパースの街にもあっという間に帰り着きました。

〔ショッピングセンター〕
まだまだ足りないものがあったので、家の近くにある大型ショッピングセンターに寄りました。
横浜のわが町にある、4階建てのダ○エーやイトーヨー○ドーを平屋にしたような広さです。
方向音痴の主人は、あまりにも広すぎて、入った場所さえも分からなくなると言います。
専門店からレストラン、大型スーパーまですべてがあって、ここに来れば何でも揃います

 入り口近くにあった文房具
 屋さんの店頭で「ワイルド
 フラワー」のカレンダーを
 見つけました。
 表紙のピンクエバーラステ 
 ィング(デイジーの一種)が
 パッと目に入ったのです。
 早速買いました。9.99A$。
 10A$払いましたがおつり
 が出ません。ん~
 

これは日本で言えば999円99銭みたいな金額で、コインがないんだとか---
何でこんな表示をするのぉ~


 エバーラスティングは
 その名のとおり「永久花」
 で、砂漠の乾燥した大地に
 群生するキク科の植物です。
 ピンクの他に黄色もあるそ
 うで、私が見たのは黄色い
 絨毯でしたよ。

 セプテンバー(9月)の写真
 は黒い目の赤い花---
 林の中でこの花に出会ったら
 「ギョ」としそうですね
 
お花の名前は「Sturt Desert pea」と書かれています。なんて読むのでしょうか?

食料品を買うためにスーパーに入りました。
全豪に広がるスーパーマーケットの大手「コールズ」です。
ちなみに昨日Mさんに案内されたのは、西オーストラリアで一番のスーパー「ウールワース」でした。どちらも品揃えは申し分ありません

この日の夜も主人が、前の日に買った鶏肉でメーン料理を作ると言っていました。
私はさっぱりした物が食べたかったので、副食は春雨の酢の物を作ろうと思い、アジアンフードの並ぶ棚を覗いて、緑豆の春雨を取り出しました。
お醤油などもこの棚にあります。

そこへ中年のご婦人が「ライスペーパーはどれか?」と声をかけてきたのです。
「あの生春巻の皮の事?」って聞き返したくても,相手には通じません。

 春巻って英語で何と言うの?
 主人が電子翻訳辞書を出した
 とたん「オオ~、ジャパニー
 ズ」と言って握手を求めてき
 たのです
 何でも末の娘さんが大阪に
 ホームステイで行った事が
 あるとか---

 


あちらから見れば、日本人も中国人も韓国人も同じに見えるでしょうに、こんな10cmちょっとの機器を持ってるだけで日本人だと分かるなんて、恐るべし
7ヶ国語の翻訳ができるお助けマンですが---でも「春巻」は出てこなかったけどね。

ライスペーパーはすぐに見つかって、ご婦人も喜んいました。

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ハラハラ、ドキドキ、「パース」滞在記⑥

2005年09月27日 | パース滞在記
〔9月9日・ロッキンハムへ〕
朝の8時過ぎに目を覚ましました。雨音がしています。
スケジュールが決まっているわけでもないし---と、のんびりコーヒーを沸かしました。
主人も起き出して来て「今日はロッキンハムに行くぞ~」と元気いっぱいです。

実は主人のサラリーマン時代の大先輩から「ウエスタン・ダンスの仲間に、パース近郊で牧場をやっている男がいるから是非会ってこい」と言われ、名刺を渡されました。

その住所がパースから南に30キロほど行った所にある「ロッキンハム」---
パースの衛星都市と言われてる町です。

前夜、Mさんと食事している時にその話が出て、名刺を見せると地図で場所を調べてくれました。
「ここは牧場ではなくて町中です。そして名刺の上に書かれたマークはドイツ系の工業機器メーカーですよ」と言われたのですが,主人の頭の中は日本を発つ時から「牧場を訪ねる」と言う図式がインプットされていたようです。

朝食をしていると、Mさんが大きなポリタンクに入ったお水を届けてくれました。
「ここの水道水は飲めるけど、硬水だから日本人には馴染まないかも」と浄化した軟水を持って来てくれたのです。
仕事でこっち方面に来たとか---やっぱり大家さんはとても良い人だわ

彼に「これからロッキンハムに行ってくると」と伝えると、笑っていました。
「気を付けて、無事の成功を祈ります」だって

パースの街を通り抜けて、ハイウェーで南に下ると牧場が見えて来ました。
私の頭にも”カーボーイハットに皮ジャン姿の男が馬に乗って現れるシーン”が浮かんできます
ところが主人は「道を間違えた」と言ってUターン、やがて海沿いの町にでました。

そこはナント工業地帯、白煙モクモクの工場が立ち並んでしました。
オーストラリアの工業地帯を見るのは始めてですが、色彩が明るくて綺麗です。
海浜公園に車を止めて地図の確認をしました。間違いありません。

工場群が見えなくなると、整然とした住宅街が現れ、右側の海岸線は緑の林の中にバーベキュー施設とベンチが設えられて、それが一キロ以上も続いているのです。

ロッキンハムは小さなホテルが唯一のビルで、あとはカラフルな可愛い建物が立ち並ぶアメリカ風の町でした。雨はとっくにやんで、町は明るい太陽に照らされていました。
 
 ここが名刺の
 住所のテナント
 オフィスです。
 この一角に確かに
 Mさんの言ってい
 た会社がありまし
 た。でも誰もいま
 せんでした。
 ドァーに張り紙が
 してありましたが---
ここにたどり着くまでにどれだけのエネルギーを費やした事でしょう。
あっちへウロウロ、こっちへウロウロ

自動車修理工場のおじさん等、仕事の手を休めてあちこちと示してくれましたが、いかんせん言ってる言葉が聞き取れないのです
とりあえず訪ねた事だけは確かなので、建物の前に主人を立たせて証拠の写真を撮ってから、さらに南を目指しました。

〔ペンギン島〕
ロッキンハムの南西に
透明度の高いショール・
ウオーター湾があり、
そこにペンギン島が
あります。
ペンギンは元より、
アシカや野鳥の宝庫と
聞いていました。

 
 
 
 マシュウポイント
 からは船で10分、
 引き潮の時は、歩
 いても渡れるペン
 ギン島ですが、今は
 残念ながら行けませ
 んでした

最初の写真(一番上)の看板には「6月末~9月中旬まではペンギンが卵を産んで育てる時期なので、立ち入り禁止」と書かれていました。あともう少しなのに~~残念
牧場を訪ねる夢も壊れたし~
何事も情報収集が大事と実感しましたが、こんなヤジキタ道中も、案外面白いのかも知れませんね。(主人はわりと律儀なんです。定かでない人の紹介はやめて欲しいけど)

海は眩しいばかりに輝いていました。セーリングを楽しんでいる人々を眺めながら、昨夜の残りご飯で作った「おむすび」を食べました。

昨日は昼も夜もオージービーフのステーキだったので、日本から持ってきたシバ漬と一緒に食べたおむすびは、とてもさっぱりとして美味しかったなぁ~
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ハラハラ、ドキドキ、「パース」滞在記⑤

2005年09月25日 | パース滞在記
陽が傾きはじめました。
キングス・パークで3~40分歩いて、珍しいお花にたくさん出会えたので、
私も満足---家路につく事にします。

この季節、パースの街には赤いデーゴの花が目につきました。
葉が出る前にお花だけが咲いて、まるで桜と同じです。
上の写真では、紅葉した木のように見えてはっきり分かりませんが---

こちらで桜と同じように称されるのは「ジャカランタ」の花のようです。
10月末から11月にかけて、街中に薄紫のお花が溢れるそうです。
是非見てみたいな~

〔ベイズ・ウオーター、住宅地〕
 私たちが借りてる家は
 パースの街の北西部、
 中心街から車で20分
 のベーズ・ウオーター
 地区にあります。
 左の写真がその住宅地
 ですが、先輩のT氏に
 よると「住宅地としては
 中の下」との事です。
 この広さなのに~~
 信じられません
帰ってすぐに、お土産を持ってお隣に挨拶に行きました。
前回訪ねた時は1時間以上も引き止められて、冷汗をかいたものです
これから「買い物に行く」と言って、すぐに失礼しようと、主人と決めたのです
が、案の上部屋に案内されて話し込むことに---今回は主人の電子辞書が役立ちました。

「日曜日に日本から友人夫婦がやって来る」と話したら「是非バーべキュウに
招待したい」と約束させられました。8割楽しみ、2割が不安です

借家の前庭にはバラや
ラベンダー等が咲いて
いましたが、この赤い
木立ちのお花は珍しい。
図鑑を見るとGrevilleaと
紹介されていました。
(maruさん、グレビリア?)

大家さんのMさんは、5時
半過ぎにヒロ君を抱いて
やってきました。
そして、車で10分のスーパーに案内されました。

野菜もお肉もほとんどキロ単位で袋詰めにされていますが、ばら売りもあって、
自分で袋に入れる事もできます。

Mさんの奥さんは、長男のタツ君を連れて日本に帰省中で、今夜遅くに帰って
くるそうです。
「飛行場はこっちの家からの方が近いし、夕飯は一緒に食べよう」と誘い、我が
家の孫のハー君と同じ一歳四ヶ月のヒロ君の為に、ポテトサラダを作る事にして、
ジャガイモ、にんじん、玉ねぎ、玉子、ハム、と選びました。
日本のようなキューりがなくて、ズングリと太くてよく似た物を買いました。
マヨネーズはチューブタイプが見当たらずビン詰めです。

そして野菜スープ用に、きのこ類を見たのですが、圧倒的に多いのがあの白い
マッシュルーム。あとはシイタケだけで、えのきとか、シメジとか、エリンギ等、
日本でよく見るたぐいは見当たりません。

後はパンにお米(スシライス)に調味料---全部で80ドル近く、日本円で7000円
ちょっとになりました。
帰りに近所の酒屋さんに寄って、30本入りのビールを1ケース30ドルで購入。
1本90円、発泡酒じゃないよ~~~

今回は主人が「メーン料理は俺が作る」と宣言しました
主人が選んだのは牛肉、鶏肉、ベーコン---さてさて、何ができるかな~~~

午後7時半、夕餉の食事が整いました。
主人の焼いたステーキはちょっと硬かったけど、味はグ~~
添え物の、チンした赤ピーマンもとても甘くて美味しい。

地○センターで「男の料理教室」を学んだ甲斐がありましたね。
ヒロ君も喜んでポテトサラダとスープを口に運んでいます。良かった

〔大家さん〕
Mさんは、学生時代にパースを訪れてとても気に入り、卒業と同時に日本の
旅行社のパース支店で、ガイドとして働き出したそうです。

奥さんのA子さんとは、学生時代からのお付き合いとか---彼女の方は語学を
学ぶためにパースにやって来たそうです。
そして2人はこの地で結婚し、もう10年以上になるそうです。

たまたまオーストラリア政府が、日本人に対しての「自営業ビザ」を5名募集
したので申請し、試験を受けて取得---

昨年まではお茶道具等を扱うお店をやっていたのですが、今年からはそれらは
NET販売として、別に新しい仕事を始めたそうです。

ご夫婦とも実家が資産家と聞いていますが、若いのに家を2軒持って、商売も
して、異国の地で頑張っている姿は応援したくなりますね

A子さんが、ちょっと体を壊して里心がついたようです。
日本に3週間ほど里帰りをして、今夜の11時半着のシンガポール経由の飛行機
で戻ってくるそうです。

そんな話をしながら時計を見たら11時20分。
クレイマー・クレイマーの父子は車に乗って、飛行場に迎えに行きました。

私たちのパースの初日は何と充実していた事でしょう
いろいろありすぎて、頭の中が整理できません。
シャワーを浴びて寝たのが1時過ぎ---日本時間でAM2時過ぎです。
大家さんもいい人だけど、私たち夫婦もきっといい人なんだわ





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ハラハラ、ドキドキ、「パース」滞在記④

2005年09月23日 | パース滞在記
フリーマントルからパースに戻るには、スワン川の北側を通る5号線と、南側を
通る6号線がありますが、私たちは5号線を行って、途中「キングス・パーク」
に寄る事にしました。
綺麗な海は堪能しましたが、ワイルド・フラワーを見るのを楽しみに、パースに
やってきた山派の私には、ちょっと物足りません。

もう5年以上もパースに通い詰めているT夫妻から「この時期、キングス・パー
クの野生のフリージアが見ごろ」と聞いていたし---

〔キングス・パーク〕
キングス・パークはスワン川に面したイライザ山にある広大な自然公園です。
山と言うより丘と言う感じですが、4平方キロメートルの敷地内にあるメーンの
展望台からは、目の前に、高層ビルが林立するパースの街が一望できます。

9月16日の「一人で帰国」でUPした写真が、この時、ここから写したもの
です。
パースの代表的な風景と言われていますが、繁華街は2kmしかありませんから、
高層ビルはあの一枚の写真で全部です。

公園内には遊歩道や戦争記念館などがあり、エリザベス女王お手植えのユーカリ
の木が、見上げるばかりの大木になっています。
パース駅から車で5分と近く、明るいユーカリ並木が迎えてくれるので、すぐに
分かります.
又、市内の主な観光スポットをまわるレトロな木製のパーストラム(上記写真)
も運行、これを利用して訪れる事もできます。
パースの本当の魅力は、高層ビルの周りに広がるこのような自然なんでしょうね。

野生のフリージアは薄暗い、
木漏れ日の中に咲いていました。
白と言うか?クリーム色と言う
か---
毎年3月に我が家の庭に咲く
フリージアよりも、ズングリ
していて逞しい感じ。
この街ができる前から、土に
しっかりと根を張って、生き
続けてきたのでしょうね~~


公園には多くの展望台と
遊歩道があり、その中で
見られるお花は、ほとんど
人の手は加えられていま
せん。
「毒蜘蛛と蛇もいるよ」と
聞かされていますが、それ
も自然が残っている証拠で
しょう。

スワン川が望める小さな展望台近くに車を停めました。
川はなぜか?河口とは逆の方向に流れています。満ち潮かなぁ~

前にここに来たとき、ガイドさんが「スワン川は上流の砂漠に向かって流れて
います。日本は山から海へと川は流れますが、こちらでは海から砂漠に流れて
消えていきます」と言った様に覚えています。
大家さんに確かめたら「そんな話聞いたことがない」と言うのですが、北と
南が逆なんだから、それもありかな~と思えてしまうような川の流れでした。


展望台の周りにはナント
カンガルー・ポーがたくさん
咲いていました
西オーストラリア州の州花で
す。カンガルーの足先に良く
似た形をしているから、この
名前が付いたらしい。
本当に珍しいお花ですね


尚、先日紹介したお花は
キャット・ポーでした。
カンガルーではなく猫の
足でした。訂正致します。

主人をうながして、少し
歩いてみる事にしました。



カンガルー・ポーの群生も
ありました
こんな風に、ヒョロンと
咲いています。
他にも珍しいお花がいっ
ぱいあって、いつまでも
歩いていたかったのです
が、夕方には大家さんが、
買い物に案内をしてくれ
る手はずになっていたの
で、仕方なくあきらめま
した。




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ハラハラ、ドキドキ、「パース」滞在記③

2005年09月21日 | パース滞在記
〔フリーマントル〕
インド洋に流れるスワン川の河口にある港町「フリーマントル」は、のんびりした
ムードが漂っています。
近代的なパースと異なり、19世紀に造られたコロニアル調の建物が今でも多く
残っていて、「英国調の香り」がする街ですが、一方近年貿易港としても栄え、
鉄鉱石やニッケル等の工業資源が、主に日本やアジアに輸出されているそうです。

上の写真はフリーマントルの駅前、高い塔のある建物は市庁舎です。
パースからは電車で約20分と近く、土日にはマーケットが開かれ、賑わうとか。

私たちは、商店街の路上駐車場に車を止めて歩くことにしました。
主人ったら、いい加減な縦列駐車をしたものだから、前の小型トラックにコツンと
軽くぶつけてしまいました
「まだ余裕があったはずだ」と言いながら飛び出して見ると、トラックの後ろには
台車を牽引する部品が---カローラのバンパーにその部品の茶色い錆がこびり付いて
いるではありませんか~~
周りの乗用車にも同じような部品が付いています。ご用心ご用心

オット、良く見ると、それとは別にバンパーの下が少しギザギザになっているよ
そういえば、ソレントの駐車所に車をとめた時、頭から突っ込んだのですが、縁石の
衝撃が結構あったのです。アチャ~
今日は車に関して言えば、トコトンたたられているわ
「旦那様、くれぐれも安全運転よ~」

 この日は木曜日だっ
 たので、街は比較的
 静かでしたが、土日
 のマーケットには食
 料品やアクセサリー、
 雑貨民芸品、ハーブ
 等が並びとてもにぎ
 わうそうです。
 今度の週末に改めて
 来てみよう
 それも電車でね---
 
買い物を楽しみ、疲れたら路上のカフェで、ゆっくりコーヒーを飲むのもイイナァ~
 こんな洒落たホテルに
 泊まるのも良いわね。
 それこそ「旅」って感じ
 がする
 あ~私パースにはおさ
 んどんに来てるんだわ。
 忘れていた
 去年の2月にパースに
 来た時はJTBのフリー
 ツァーを利用したので、
 半日観光が付いていま
 した。
 
その時初めてここを訪れたのですが、歴史と郷愁が感じられるこの街が、とても
気に入りました。

その後すぐに「ロットネス島一日観光」も申し込んで、今度はパースから、船で
スワン川を下り、フリーマントルの街を船上から眺めました。
川の両側は高級住宅地で、どの家も川に面して大きくベランダが設けられ、リビ
ングの窓も広がっていました。もうため息ものでしたよ

今回は海岸線を南に下ってフリーマントルに入ったのですが、海辺の高級住宅地も
素晴らしかった
川の氾濫はないのかしら?台風はやってこないの?などと余計な心配をしてしまい
ますが、オージー達の自然に溶け込んだ贅沢な住環境は、どんな日本のお金持ちも
太刀打ちできないような気がしました。

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ハラハラ、ドキドキ、「パース」滞在記②

2005年09月19日 | パース滞在記
〔海岸線をドライブ・ソレントへ〕
AM10時頃、玄関のドァーがトントンと叩かれる音がして、ベットに横たわり
ウツラウツラしていた我々夫婦は飛び起きました。
代わりのレンタカーが届いたのです
30代くらいの女性がキィーを渡しながら「ハロ~、サンキュ~、グッバ~イ」
それだけ言って、帰って行きました。
「車が動かなかった事に対しての、何の釈明もないんかい」
あっけにとられて見送りながら、主人は口をとんがらせましたが、ここは日本と
違うんだよ~~頭ペコペコの営業なんてないんだわ。

とにかく車が手に入ったので、シーサイド・ドライブに出かけることにしました。
パースの街は直接には海に面していません。
インド洋から、スワン川を19キロさかのぼった所にパースはあります。

まず北に向かって小一時間で行ける「ソレント」を目指しました。
マァ~、大田区あたりの住宅地から、葉山や逗子のマリーナに行くような感じ
です。
晴れているけど風は冷たく、車にも暖房を入れました。
渋滞なんてまるで縁のないパースの郊外---何度か道に迷ってUターンしながら
も、あっという間に着きました。インド洋ですよ~~インド洋

 
イタリアのソレントによく似た海岸だからこの名前が付いたと聞きました。
きっと明るい太陽が降り注ぐ所が同じなのでしょう。
そういえば「帰れ、ソレントへ」と言う歌もありましたっけ。

おしゃれなカフェやお土産屋さんが立ち並ぶ「ヒラリー・ポート・ハーバー」
の一角に水族館もありました。

「アンダー・ウオーター・ワールド」(水族館)は前長3mもあるサメやエイが
優雅に泳いでるらしい---イルカのショーもあると書いてありました。
夏は海水浴もできる所なので、家族で楽しむには打ってつけのエリアなんでしょう。
車がなくてもパースからは電車とバスで行けるようです。
今の季節は、夏に向けて海岸の整備工事が行われていました。


機内食を朝の5時頃食べただけなので、そろそろお腹がすいてきました。
オープンカフェで食事タイムとしました。
AM11時、まだランチには早く、朝食メニューです。
アメリカンブレックファーストをとり合えず一皿、それにジュースとコーヒーで23ドル(約2000円)
案の定、凄いボリュームです。

バターがたっぷりのトーストが2枚に、揚げポテトと厚切りベーコンが2枚づつ、
そしてステーキがド~ン
その上にフレンチエッグとビーンズの甘煮がたっぷり。
2人で分けても、十分に、お腹がいっぱいになりました。

開放的な雰囲気のオープンレストラン---他に日本人は一人もいませんでした。
まだ春浅い海辺ですが、Tシャツの人、フリースを羽織った人、キルティングを
着た人等、さまざまでした。

ちなみにカーボーイハットの後姿は主人です。
彼はパースとかかわりを持ってからは、仕事でもこのカンガルーの皮でできた
帽子をかぶります(モチロン日本でも)
汗止めに赤や黄色のバンダナを首に巻いて---「クロコダイル・ダンディー」を
意識しているのかしら
本人曰く「お客様からはとても好評」だそうですが、こんな植木屋さんが現れ
たら、忘れられないわね~~~

「水族館」の見学はやめにして、海岸線を南下---
高級別荘地が広がる「コッテスロー」のビーチを眺めながら、西オーストラリア州
最大の港町「フリーマントル」を目指しました。

〔オーストラリア・道路事情その1〕
オーストラリアの道路は、標識もしっかりとあって、安心してドライブが楽しめ
ます。
風光明媚な所には「ツーリストウエイ」なる標識まであって、ちゃんと導いてくれ
ます
日本と同じ右ハンドルなので違和感はありませんが、信号のない交差点には
必ずロータリーがあって、最初に右側から入った車が優先です。
直進車といえども、右折車の方が先にロータリーに入ったら、待っていなければ
なりません。
それと皆驚くほど速度制限を守って運転しています
ところどころにカメラがあって、ちょっとの違反や信号無視もパチリと写される
そうです。
黄色の信号は日本だとアクセルを踏みますが、あちらは必ずブレーキです。
第一日目、主人はあわててブレーキを踏むことがしょっちゅうでした。
日本なら後ろの車も行く気でいるから「追突」ですよね~~
「日本人、そんな急いでどこに行く」、マッタク、マッタクです





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ハラハラ、ドキドキ、「パース」滞在記①

2005年09月18日 | パース滞在記
9月7日・イザ出発!
台風14号は九州を直撃し、日本海を北上しているようでしたが、7日出発の
カンタス航空「パース便」は運行されるとの事でした。

以前、旅行会社の仕事にかかわっていた主人の「万が一電車が止まったら、全席
指定の特急電車が一番先に動く」との意見に従って、横浜から成田エキスプレス
に乗って、早めに空港に行きました。

成田に着いたのが夕方の4時前、出国手続きを済ませて搭乗口に行ったのが
6時です。窓から真っ赤な夕焼けが見えました。
日中は少し、雨やら風が吹きましたが、関東地方は台風の影響はほとんどなかっ
たようですね。

出発は夜の8時45分---2時間半の待ち時間に、デューティーフリーで主人は
お酒、私は化粧品を買い、そして食事をし、ビールをたらふく飲みました。
思わぬ散財です。みんな台風のせいよ
飛行機は定刻どうりに成田を出発しました。
 インド洋に面したパー
 スまでは約9時間半
 の飛行です。
 食事が済んだら寝る
 しかありません。
 時々気流が乱れて
 ベルト着用のサイン
 が出ましたが、私は
 安定剤を飲んでコッ
 クリ、コックリ
 

西オーストラリア州の州都「パース」はこの地図の赤丸の所です。
有名なシドニーやメルボルンは東側の下、L地点です。

3年前「60歳のラブレター」と言うハガキエッセイに入賞し、頂いた旅行券で
行った、グレートバリアリーフのあるリゾート地「ケアンズ」は、パースの
丁度反対側、D地点にあります。あそこも海が綺麗で楽しい所だったわ。

オーストラリア入国事情
朝食が出される頃、入国手続きの用紙が渡されます。
主人が和英電子辞書を使いながら書き込みましたが、税関申告の項目だけイエス
にチェックすべきか?日本人のスチワーデスさんに確認しました。
「隠して持ち込み、見つかって多額の罰金を払うより、最初から申告した方が
良いですよ」と言う忠告でした。

勿論私たちはそのつもりで、漬物や海苔、お土産のお菓子は、別途手荷物で
まとめて持って来ましたが

日本人のクルーがいるのは本当に心強いものですね。
その点、直行便は助かります。
値段的にはマレーシアのクアラルンプール経由で行く方が断然安いようですが、
英語がイマイチ自信のない身としては不安です

まもなくパースの街の明かりが見えてきて、飛行機は無事にランディングしました。
日本時間の6時半、現地時間で朝の5時半でした。

 これが朝のパース
 国際空港です。
 ノンビリした雰囲気
 からは考えられない
 位、検疫が厳しい
 農業と畜産の国です
 から当然でしょうが、
 乳製品、穀物類はい
 っさいダメ
 X線検査でケースの
 中のゴルフシューズ
 が見つかったら必ず
 「見せろ」と言われます。土が付いていたらノーです。
靴は必ず洗って行きましょう。

私たちは最初に申告する袋を見せました。
デパートの包みにくるまれた缶入りのお菓子を手に「これは何か?」と聞かれ、
主人が「ジャパニーズケーキ」と答えるとOKでした。
中身は明らかにバターやミルクが使われているのですが---
正直そうな顔をした私たち夫婦を信用してくれたんですね
だって、私たち2人の名前を合わせると、本当に「正直」になるのよ。フフフ~

手荷物は勿論、ケースの中も全部調べられている人がたくさんいましたが(おせんべい
等が見つかると大変です)私たちは案外スンナリと開放され、無事にロビーに出ました。
そこに大家さんのMさんが、次男のヒロ君を抱いて立っていたのです。

9月8日早朝・パース着、早速トラブル発生!
主人の顔が緩みました
Mさんと一緒にビザカードを使って、空港内のATM機でキャッシングをしま
した。すぐ隣に両替所がありますが、この方が手数料が安いのです。
成田で両替するのが一番高くつくそうです。

空港の前に広い有料駐車場がありますが、その中に予約しておいたレンタカー
が置いてあるそうです。主人が取りに行きました。
成田からの便は早朝に着くので、鍵は事務所のBOXの中に入っているとか---

ところが借りたトヨタのカローラは、ウンともスンとも動きません。
ライトがつけっぱなしでバッテリーが上がってしまったようです
しょっぱなからトラブル発生
頼んでいたわけではありませんが、Mさんが来てくれていて本当に助かりました。

大家は店子にとって「親」にも等しいと、昔から言いますものね。
ちょっと古かった、Mさんはまだ30代後半の若い気の良い日本男児です。
 ここがMさん夫婦
 から借りている家
 です。
 空港から車で15分
 の所にあります。
 土地は250坪位、
 ベットルームが3
 室。
 リビングとダイニ
 ングの他に暖炉付
 きの応接間があり、
 天井が高くて風格
 のある家です。
家の向こう側には前庭より広い奥庭があります。

私たちはMさんの車でこの家まで送ってもらい、レンタカー会社との交渉も彼に
お任せしました。助かった~~~
新しい車が届くまで、一休みです
それにしても「寒い」---気温は15度、暖房を入れました。
 
コメント (16)
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