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気軽に発信します。

もすぐ夏、夏ともなればハワイアンを聞きたくなる。

2015-05-11 17:23:31 | 音楽

               
 不思議なもので真冬の寒いときには、ハワイアンなんて見向きもしないが、季節も移ろい最高気温が25度を超えるようになるとCDをかけたり、インターネット・ラジオでハワイアンを楽しむことになる。

 YouTubeをうろついていると、ウルヴェヒ・グェレロ(Uluwehi Guerrero)という人の歌声に聞き惚れた。その人のことをネットの記事から引用すると「ウルヴェヒとは、ハワイ語で「植物が美しく育つ場所」という意味。マウイ島ワイルクで生まれ、ずっとマウイに暮らす。

 「地上に降りた天使の歌声」と評される、透き通るファルセットヴォイスを持ち、シンガーとして3枚のアルバムをリリースし数々の賞を受賞。
 
 2009年に8年ぶりとなる新作『Na Mele Hula Aloha』を発表し、2010年の「ナ・ホク・ハノハノ・アワード」では7部門にノミネートされ、ベスト・ハワイアン・アルバム賞を受賞。また、音楽アレンジャーとしても、 ケアリィ・レイシェルやマウイのレイオフ・ライダーの作品を手がける多彩な才能の持ち主である。

 また、クムフラ歴は30年近くにもなり、現在はマウイ島のカフルイで「ハーラウ・フラ・カウルオカラー」の指導にあたる。日本へは数え切れないほど来日経験があり、大変な親日家としても知られている。

 彼の作る曲はいつも、土地やそこに住む人々への愛情に満ち溢れ、柔らかく、優しさがにじみ出ている」スタンダード曲のラブ・ソング「Pua Liliehua(プア・リリレフア)」をフラダンスとともにどうぞ!

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幽霊を作るのが料理「マダム・マロリーと魔法のスパイス’14」劇場公開2014年11月

2015-05-08 17:07:54 | 映画

              
 インドのムンバイでパパ(オム・プリ)一家がレストランを経営していた。選挙で敗れた支持者の暴徒の焼き討ち合い、レストランと逃げ遅れた母を失った。

 息子のハッサン(マニシュ・ダヤル)の料理の先生は母だった。「ウニの殻の中には美しい生命そのものがある。料理は生き物の命を奪い、幽霊を生む。幽霊を作るのが料理。食材にはすべて魂があるの」

 その母の教えから五感の目覚め、味の深さを学んだハッサン。パパに連れられてイギリスから料理の本場フランスへ。そして流れ着いたのは、田舎にあるマダム・マロリー(ヘレン・ミレン)が営む、そのカテゴリーで特に美味しい料理を提供するミシュラン1っ星フランス・レストランの真ん前だった。

 そこでインド料理店を始めようという。当然いがみ合いになるが、フランス・レストランの副シェフ、マルグリット(シャルロット・ルボン)と知り合ったハッサン。そのマルグリットから貰った古いフランス料理本を参考に基本の5っのソース、トマト、ヴルーテ、オルランデーズ、エスパニヨール、ベシャメルの試作品をマルグリットに試食してもらった。うなずいて「合格」だった。

 フランス料理のソースは、作り方は多様性があってシェフによって違いがある。しかもソースの出来がそのレベルを表しているといえる。従って、インド料理のスパイスの使い方次第では、素晴らしいものが出来ることになる。

 チーフ・シェフ、ジャン・ピエールの人種差別的インド料理店への放火で解雇。同時にフランス料理店とインド料理店のいがみ合いは終わる。そしてハッサンをスカウト。

 ハッサンの努力によって、遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理を提供するとしてミシュラン2っ星レストランに昇格。こうなるとパリは、放っておいてはくれない。ハッサンは新鋭の一流シェフとして人気が急上昇。

 ところが育ててくれたパパやマダム・マロリー、それにマルグリットが気になって田舎に帰ってくる。そこでマダム・マロリーのレストランを、そのために旅行する価値がある卓越した料理を提供するミシュラン3っ星レストランを目指すことになってめでたしめでたし。

 フランス国家の国是、自由、平等、友愛が渾然とした心温まる映画だった。スティーヴン・スピルバーグ、アフリカ系アメリカ人のテレビ司会者で有名なオプラ・ウィンフリーも製作に加わっている。
           
           
           
           
           

監督
ラッセ・ハルストレム1946年6月スウェーデン、ストックホルム生まれ。

キャスト
ヘレン・ミレン1945年7月ロンドン生まれ。
オム・プリ1950年10月インド生まれ。
マニシュ・ダヤル1983年6月南カリフォルニア生まれ。
シャルロット・ルボン1985年9月カナダ、モントリオール生まれ。
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高齢者を狙った詐欺はなくならない。何故だ? 鈴木大介著「老人喰い~高齢者を狙う詐欺の正体」

2015-05-06 17:12:12 | 読書

              
 ニュースで伝えられるいわゆるオレオレ詐欺。一向になくならない。なくならないのは当然というのがこの本だ。

 先に日記で書いた映画「パワー・ゲーム」のオープニングのナレーションは、「僕らは未来への希望を奪われた世代だ。親の世代の成功者たちがあらゆる汚い手を使い富を握っている。昔は勉強していい大学へ進めばいい会社へ、そして15年も頑張れば独立できた。今じゃ夢さ。高望みするなと周囲は諭すけど、僕は無視した。川の対岸(マンハッタン)は輝いていた」

 この文脈の「川の対岸は輝いていた」を「詐欺の本部は輝いていた」といい直してもいいくらいだ。

 著者あとがきにはこうある。「高齢化社会とは、生産力を失った多くの高齢者を少数の若者が支える社会。そして、かつてないほどに拡大した若者と高齢者の経済格差と、努力しても報われることがあまりに少ない現代の若者の世代感から、必然的に「支えることより奪うこと」を選ぶ者は生まれた。これが老人喰いだ」とある。

 アメリカ映画のナレーションも同様だから、これは世界的な傾向なのだろう。こういう論理で片付けられたらたまったものではない。この本は若者を擁護している側面もあって全面的に支持できない。甘えの構造としか思えない。

 「投資の神様」として有名なウォーレン・パフェット(84歳)という人は、投資会社バークシャー・ハザウェイを時価総額で全米トップ5まで成長させるという手腕の持ち主。経済誌フォーブスが発表した2015年の世界長者番付では、保有資産727億ドル(約8兆7千億円)3位という大金持ち。

 ところが遺産は、99%寄付すると公言しているらしい。この人の人生哲学が素晴らしく、今も住んでいる家は1958年に約3万ドル(360万円)で買ったものだという。10代半ばで始めた新聞配達の仕事で稼いだ資金を投資に当てたのが始まり。犯罪で稼ぐなんて言語道断、どんな理由をつけても認められない。こういう人生の先達に学ぶべきだ。

 そして奪うことの論理が、「貧乏人から奪うんじゃなくて、持てる者からその一部をいただく」となれば根を根絶しないとなくならない。ところがその根の根絶がかなり難しい。

 商売をするには拠点が必要だ。その拠点を確保するには資金が要る。その資金源、つまり金主を摘発しないと詐欺師はなくならない。その金主にたどり着くのは絶対不可能とこの本はいう。

 ニュースでオレオレ詐欺の集金係が逮捕されたというのがあるが、集金係から遡るのは至難の業らしい。なにせ集金係は、顔も知らない名前も知らない人間から携帯電話で指示されるだけだ。そして受け取った現金は、指定されたベンチの下に置くとか、コインロッカーに入れるとかで手渡しはしない。徹底的な警戒網が敷かれている。

 これだけでも分かるように詐欺の手口は巧妙極まりない。詐欺の電話がかかるという事は、その家に金があると分かっているからだ。実に怖いことだ。
 しかも電話では、3人の劇場型脅迫が行われる。いろんなケースが想定され、交通事故ならまず息子、おどおどして声もかすれ何を言っているのかよく分からない。するとすばやく警察官や弁護士を名乗る男が出る。そして頃合に被害者の男が恫喝する。電話口の高齢者は、動転してしまう。そして言いなりになる。

 つまりやつらは、演技しているんだ。詐欺の本部では、名簿によって電話をかけている。この名簿が曲者。名簿業者がいるらしい。しかも、住所や電話番号に補強するため、警察の生活安全課を騙って情報を収集するという。警察の生活安全課といわれれば、誰だって信用してしまう。

 その内容たるや微にいり細に入る。銀行預金はどこに幾ら? タンス預金の有無などだ。そして性格分析まで。こんな名簿があれば、詐欺師のシナリオは映画のようにやすやすと成功間違いなし。

 さて、この本には防衛手段は書いていない。そこで私が思うには、どこのお宅にも所轄の警察署からオレオレ詐欺について小冊子やパンフレットのたぐいが配られていると思う。それはそれで重要だ。

 そして誰も信用しないこと。たとえ警察だといわれても折り返し電話をすると言えばいい。本物の警察なら納得するし、詐欺師ならなんだかんだと電話を長引かせようとするだろう。そのときは、鬼になったつもりで一方的に切ればいい。おそらく再電話はないだろう。詐欺師も忙しい。可能性のないところへ電話はかけない。車のセールスじゃないから。

 そして相手が言う電話番号へは絶対にかけないのが鉄則だ。それに電話がかかれば鬼になると、いつも呪文のように唱えていることだ。電話は、基本的に出ないと決めるのがいい。留守電で対処するのが得策だろう。若者を甘やかしている論理はいただけないが、詐欺の手口を知るという点で本書を読む価値がある。
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IT企業の喰うか喰われるかの闘い「パワー・ゲーム’13」劇場公開2014年11月

2015-05-04 18:08:38 | 映画

              
 原作は、ジョゼフ・フィンダーの「侵入社員」。私も読んだが、結構面白かった。そして映画化されたのがこのパワー・ゲーム。

 ワイアット・モバイルの社員アダム・キャシディ(リアム・ヘムズワース)の開発チームは、プレゼンでアダムが社長ニコラス・ワイアット(ゲイリー・オールドマン)に楯突いたことで解雇される。

 アダムは、会社のクレジット・カードをかざして高級クラブ・ライズでうさ晴らし。使った金は1万6千ドル。散在の翌朝、眼が覚めると女が早く起きろという。追い出されたアダム。

 歩道を歩いていると黒いSUVが近づいてきて「社長が呼んでいる」。ライズでの散在は詐欺だぞ! と脅され、選択の余地なくライバル企業アイコン社に潜り込むことになる。
 新しいスマホの情報を盗むためで、アイコン社へ面接に向かった。そこで意外にも一夜を共にして名前も知らなかったエマ・ジェニングス(アンバー・ハード)と対面。ライバル企業のスパイとなったアダム。なかなか面白い展開が待っていた。

 アダム役のリアム・ヘムズワース25歳、エマ役のアンバー・ハード29歳、共に美形でこれから期待できる予感がする。この二人の俳優は、すごく気に入った。
         
         
         
         
         

監督
ロバート・ルケティック1973年11月シドニー生まれ。

キャスト
リアム・ヘムズワース1990年1月オーストラリア生まれ。
アンバー・ハード1986年4月テキサス州オースティン生まれ。
ハリソン・フォード1942年7月イリノイ州シカゴ生まれ。
ゲイリー・オールドマン1958年3月ロンドン、ニュークロス生まれ。
リチャード・ドレイファス1947年10月ニューヨーク市ブルックリン生まれ。
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YouTubeの交通事故の動画を見て……こんな下手な運転見たことない。

2015-05-03 15:35:43 | 

 この動画はメキシコか中南米だろうか。何で事故が起こるのか分からない場面が多い。無理に突っ込んだり、路地から車が出てくるのにスピードも落とさないでドシン。前方や周囲の状況をしっかり見て、他車の動きを予測すれば衝突事故なんて起こらない筈。交通事故にもお国柄があるようだ。

 この動画の国はめちゃくちゃ。雨降りにどんどん飛ばしてスピンで一回転。道路も泥が浮いていてよくないのかもしれないが、ドライバーの意識が低い。

 だからといって日本も褒めたものじゃない。国内の事故動画も不注意が大半。とにかく「無理」と「急」はとんでもない事故につながる。この動画などは、反省材料にはちょうどいいかもしれない。「人の振り見て我が振り直せ」というところか。で、動画はこちら

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なんでもやり直しが出来ればいいけど…「アバウト・タイム~愛おしい時間について~’13」

2015-05-01 18:11:01 | 映画

               
 「ああ、あれをこういう風にすればよかった」と思うのは、何度も経験すること。男女関係で言えば、あの言葉が訂正できればというのがある。不用意な言葉で彼女を失う。

 イギリス南西部コーンウォールに住むティム(ドーナル・グリーソン)は、父(ビル・ナイ)から一家に与えられた魔法の話をする。「お前だけに話す、誰にも言うな」暗いクローゼットの中で拳を作って訂正したい場面を思い浮かべるというもの。いわゆるタイム・トラベルということ。

 大晦日の午前12時、日付が変わるとき男女がキスを交わす慣わしがある。ティムはパーティ会場で隣の女性に握手をしてしまった。女性は失望したような風情。落ち込み悩んだティムは、この魔法を使って再現、キスができた。女性も大満足。

 ある時点まで戻るというのを繰り返すが、メアリー(レイチェル・マクアダムス)との結婚や妹キットカット(リディア・ウィルソン)の再生にはタイム・トラベルでなく真の情愛が必要だという教訓めいたお話だった。

 レイチェル・マクアダムスの可愛さが目立った映画だった。適度にエッチで適度にほろ苦い映画でもあった。

 実は映画とは別の問題で気づいたことがある。それは高校生の英会話力が中学生程度だと新聞に載っていた。なぜだろうと考えたとき、学ぶ英会話にも問題があるだろうし、使う場所がないということも問題だろう。使う場所がないのは現状ではどうしょうもない。学ぶ英語については工夫の余地がありそうだ。

 そこでこういう映画を教材に使ったら楽しく憶えられるのではないか。一例としてこういうのがある。レイチェルとティムは同棲している。そこへアメリカから両親が訪ねてくる。初対面でティムの説明「Yes, Yeah, but no oralsex, I promise you」それを聞いた父親が「I beg your pardon?」少し厳しい語気で問う。「What?」と直截的でなく年齢や地位に見合った言葉といえる。父親としては、あからさまな性の表現にいい気はしない。

 それにティムが初恋の女性と道でぱったりと出会う。女性が「Oh, my god. Tim」Timの語尾を上げる声音で尋ねる。こういうのは英会話教室では教えてくれないだろう。

 映画のDVDは、愛を語るとか喧嘩をするとか、状況に合わせた言葉とかいろんなことが学べるという利点がありそうだ。気に入った映画の字幕を英語にして何度でも観る。難しい単語が出ないし、案外効果があるかも。
         
         
         
         
監督
リチャード・カーティス1956年11月ニュージーランド生まれ。

キャスト
ドーナル・グリーソン1983年5月アイルランド、ダブリン生まれ。
レイチェル・マクアダムス1978年11月カナダ、オンタリオ州生まれ。
ビル・ナイ1949年12月イギリス生まれ。
リディア・ウィルソン1984年ロンドン生まれ。
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