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憶えていますか? 22歳だったモニカ・ルインスキー

2015-05-28 17:02:31 | 社会

  
 1998年1月、当時ホワイトハウスの実習生だたモニカ・ルインスキーとビル・クリントン大統領の不倫が発覚した。全世界が大騒ぎをした。そして今、彼女は訴える。

 5月27日(水曜日)NHKEテレ「スーパー・プレゼンテーション」で午後10時25分から22分間にわたって彼女の経験から見えたものを率直に語る。

 これは今年の3月、アメリカTEDの動画番組でのプレゼンテーション。私はテレビで観たが、ネットでhttp://www.ted.com/のホームページから→Watch→TED Talks→2ページ目にMonica Lewinsky→Download→Subtitles NoneのプルダウンメニューからJapaneseを選択すると約13分ほどで完了する。私はデスクトップにダウンロードして、再生してみたが日本語の字幕が現われた。

 ちなみにTED(Technology Entertainment Design)とは、世界の叡智が講演を行う極上のカンファレンスで、学術、エンターテイメント、デザインなどの分野の人物がプレゼンテーションを行う。

 馴染みのある名前としては、ロックバンドU2のボノ、ビル・クリントン、アル・ゴアなど。カナダにあるこの非営利団体にはスポンサー企業 Adobe,BMW,GE,Google,IBM,Microsoft RoLex,Sony ,TOYOTAなどがある。

 ついでに講演会に出席するためには、審査を受けた上で年会費8000ドル(約98万円)が必要となる。見渡したところ満席のようだった。

 モニカ・ルインスキーに話を戻すと、彼女の不倫騒動以後は悲惨な日常が続いた。ちょうど、インターネットが発展途上にあってネット上で、売春婦、あばずれ、ふしだら、売女、淫売などありとあらゆる悪罵の連続を受け精神的に落ち込んだ。

 彼女の両親はシャワーを浴びるときでも、ドアを開けてままにして欲しいと言って自殺を心配していたようだ。そういう苦難の日々からイギリスの大学で社会心理学を学び、再び公の場に姿を現した。

 その理由について「その時が来たから」過去の不名誉な人生を生きるのをやめ、自分の物語を取り戻す時が来たからだという。そしてネットでのいじめを思いやりと共感で何とかしたいと切々と訴える。

 もう、41歳になったモニカ・ルインスキーも堂々たるビジネス・ウーマンという印象が強い。彼女は現在ブランドオーナーとして、グリニッジヴィレッジでニューヨークのセレブリティとして暮らしている(ここはウィキペディアより引用)

 となると彼女もかなりしたたかといえる。そこで思うのは、ビル・クリントンの軽薄な行動だが、いまだに人気は上々のようだ。アメリカ人はあまり過去のことを気にしないのか。

 私はむしろヒラリー・クリントンに敬意を払いたい。あの騒動のさなかにも取り乱さず冷静だった。普通ならアメリカ女性は、すぐ離婚に走るはず。ところがファースト・レディとなると違うのかもしれないし、冷徹な計算もあったのかもしれない。女性大統領を目標として。いずれにしてもモニカとヒラリーの二人の女性は、したたかで計算高いことは間違いないだろう。
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