女優のヘレン・ハントが監督した作品。共に教師の二人、エイプリル(ヘレン・ハント)とベン(マシュー・ブロデリック)は結婚した。39歳のエイプリルは、子供が欲しくて焦っていた。
だからコートの下に黒いセクシーな下着を潜ませたりする。夫のベンは、唐突に別居したいと言う。毎夜のセックスに逃げ出したのかも。
そんな時、出会ったのが小説家のフランク(コリン・ファース)だった。当然恋が始まる。養母の死の後、実母だと現れたバーニス(ベット・ミドラー)がエイプリルの悲嘆を和らげる。
特別印象に残る映画ではなかった。俳優出身の監督で成功しているクリント・イーストウッドやベン・アフレックは、俳優としてはアカデミー賞受賞の経歴はないが、ヘレン・ハントは’97「恋愛小説化」で主演女優賞を受賞している。この辺が面白いところで、演じることと演じさせることの違いがあるようだ。
映画のほうは、結局エイプリルが養子を育てることで終わる。これがよく分からない。フランクには二人の子供があるからその子供たちで十分だろうに。しかもその養女は、中国人で全然可愛くない。女のこだわりなのかもしれないが、不快感が残った。
監督
ヘレン・ハント1963年6月ロサンジェルス生まれ。
キャスト
ヘレン・ハント ベット・ミドラー1945年12月ホノルル生まれ。
コリン・ファース1960年9月イギリス、ハンプシャー生まれ。’10「英国王のスピーチ」でアカデミー主演男優賞受賞。
マシュー・ブロデリック1962年3月ニューヨーク生まれ。