Wind Socks

気軽に発信します。

映画「蜘蛛の巣を払う女」スーパー・ハッカーのアクション・プログラム

2019-07-18 16:01:56 | 映画

            

 スウェーデンの作家スティーブ・ラーソンの代表作「ミレニアム」3部作に引き継がれて、2015年にダヴィド・ラーゲルクランツによる続編「ミレニアム 蜘蛛の巣を払う女」が原案。

 忌まわしく不幸な過去を背負ったリスペット・サランデル(クレア・フォイ)は、天才的なハッカーで身長154cm、体重42kg。ミルトン・セキュリティーのフリーの調査員。情報収集能力に長けており、調査対象の人物の秘密を暴き出す能力がずば抜けて高い。感情表現が乏しい。

 髪を極端に短く刈り、鼻と眉にピアスを付け、左の肩甲骨から腰の当たりにかけてドラゴンを、首には長さ2cmのスズメバチ、左の二の腕と足首の周りに帯状のタトゥーが鮮やかだ。赤毛の髪を黒く染め青白い少年といってもいい容姿をしている。

 人工知能(AI)の世界的研究者フランス・バルデル博士より、アメリカの国家安全保障省(NSA)から核攻撃プログラムを取り戻してほしいとの依頼が舞い込む。

 クレア・フォイがニール・アームストロングの伝記映画「ファースト・マン」の貞淑でありながら芯の強い妻役から180度も転換するボーイッシュな役柄が意外に似合う。

 大型バイクで雪道、凍結湖を猛スピードで駆け抜ける。この手の映画の結末は容易に想像できるので、それまでの過程を楽しめればいい。平均点10点満点中5.2点となっていて、まずまずの評価といったところ。2018年制作 劇場公開2019年1月

          
          
          

監督
フェデ・アルバレス1978年2月ウルグァイ生まれ。

キャスト
クレア・フォイ1984年4月イギリス生まれ。

スヴェリル・グドナソン1978年9月スウェーデン生まれ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画「サバービコン仮面を被った街」人種差別とミステリアスな殺人事件

2019-07-18 15:52:59 | 映画

            

 日本でもよく見る新興住宅地。全米各地からやってきた中間所得層、広い庭と瀟洒な建物。この6万人の街は、学校、消防署、警察署、ショッピングモール、病院、教会などがあり騒音と渋滞に無縁な環境なのだ。

 ところが、財務部長をしているガードナー(マット・デイモン)の家に夜、強盗が入った。ガードナー一家は、ガードナー本人、交通事故で車いすの妻ローズと双子のローズの姉マーガレット(ジュリアン・ムーアが二役)、息子ニッキー(ノア・ジュープ)たちが椅子に縛られる。強盗には無縁ではなかった。

 二人組の男たちは、クロロホルムで順に失神させていく。ローズには失神している上になおクロロホルムを大量に吸わせる。(この場面ちょっと変だなと思った)搬送された病院でローズだけが過剰の吸引で死亡した。

 ちょうど同じころ、隣家に引っ越しをしてきた黒人一家に街の白人が嫌がらせをする。憧れの平和な街も、もはや人種差別や犯罪からは無縁でなくなった。これはアメリカ合衆国自身の変わり果てた現実と言っているようなのだ。

 強盗事件の顛末については、ミステリアスで楽しめる。批評家の平均10点満点中4.9点は、あまりよくない。2017年制作 劇場公開2018年5月

        
        

監督
ジョージ・クルーニ1961年5月ケンタッキー州レキシントン生まれ。

脚本
ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン、ジョージ・クルーニ、グラント・ヘスロヴ 

キャスト
マット・デイモン1970年10月マサチュウーセッツ州ケンブリッジ生まれ。

ジュリアン・ムーア1960年12月ノース・キャロライナ州生まれ。

ノア・ジュープ2005年2月イギリス生まれ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画「未来を乗り換えた男」

2019-07-18 15:47:02 | 映画

              

 ドイツ占領下のフランスと言いながら、走る車や男女が着る衣類は現代。1940年代のお話を現代に持ち込んできたという風変わりな映画。

 ゲオルク(フランツ・ロゴフスキ)は、友人から頼まれて作家のヴァルデルに手紙を届ける。そのホテルの部屋でヴァルデルは死んでいた。ゲオルクは、ヴァルデルになりすまして港町マルセイユに向かう。そこで謎の女マリー(パウラ・ベーア)に出会い恋に落ちるが。

 ミステリアスに描かれる男女の運命。結構、評価をする人が多いが、私には1940年代の話を現代にというのがよくわからない。2018年制作 劇場公開2019年1月 

          
 

監督
クリスティアン・ペッツオルト1960年9月ドイツ生まれ。

キャスト
フランツ・ロゴフスキ1986年2月ドイツ、フライブルク生まれ。

パウラ・ベーア1995年2月ドイツ、ベルリン生まれ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする