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それでも救急車には道を譲ろう……これは韓国の話。

2013-12-24 15:48:09 | 国際

 「それでも救急車には道を譲ろう」こういうタイトルで朝鮮日報に掲載されたコラム。このタイトルだけを見ても、韓国のドライバーの意識が見えてくる。問題は何でわざわざ新聞がコラムで啓発しないといけないのか。 ということ。それは救急車の使い方がかなりひどいらしい。

 象徴的な例をコラムから引用しよう。「コメディアンのカン・ユミさんが、公演時間に遅れたのを理由に釜山の金海空港から広安里まで救急車に乗って移動したことを、最近スマートフォン(多機能携帯電話端末)向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のカカオストーリーにアップし、世論の非難を浴びている」

 日本でも重篤な病気でもないのに救急車を呼ぶ人がいると聞く。まるでタクシー代わりだという非難もある。だからといって、救急車に道を譲らないということはない。

 ところが韓国では、公的機関の救急車もあるが、私設救急車もある。そしてコラムは、「韓国は「救急車両に道を譲る」文化では、相変らず未熟な点が多い後進的社会だ。私設救急車の運営会社や病院の職員たちが救急車を個人的な目的で利用したり、金を受け取って「速いタクシー」などの用途で活用したりしたことが発覚している。こうしたことが救急車に道を譲らない最大の原因だ。
一部の市民が救急車に道を譲るどころか敵対的な眼差しを浴びせるのも、そのためだろう」

 さらに「今年7月15日に7人が死亡したソウル・鷺梁津の排水施設水没事故の際も、負傷者を救助するために向かった救助・救急車両が、道を譲ろうとしない車のために身動きが取れなくなった。そして、その様子はインターネットで公開され、市民の怒りを買う羽目となった。車が道を譲らなかっただけではなく、救助・救急車両の前に割り込もうとする車まで見受けられた。
 この救助・救急車両をめぐる波紋の後に、市民たちがネットにアップした米国やドイツなどの模範事例の動画を見て、われわれ韓国人は恥ずかしい思いをした。そこには、まるで海の水が裂けた「モーセの奇跡」でも見ているかのように車が速度を落として両サイドに退き、救急車が通れるように配慮する場面が映っていた」

 そこで言いたいのは、「モーセの奇跡」は、日本でも起こっているということだ。韓国もひがみ根性の国だから、アメリカやドイツに対しては無条件に褒めたたえる。隣の国日本のいいところなんて分かっていても見向きもしない。そんなことがこのコラムからうかがえる。ドイツなんかは、韓国を大いに嫌っているにもかかわらずにだ。
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