エピソード10話からなる約60分のテレビ・ドラマ。ミニ・シリーズ物だろう。1話約10分の放送で、実質6分の内容と思われる。しかし、これがセリフに緊張感があって、あっと驚く結末も用意されている。
教会に一人の男(キーファー・サザーランド)が訪れ告解室で多くの殺人と今夜の殺人予告も告白する。驚く神父(ジョン・ハート)を尻目に善と悪と神の係わりについて執拗に問いただす。この世で殺されて当然の人間を殺して、何故神の許しを得られないのか? 神父自身にも過去に取り返しのつかない経験をしているのではないか? それを話してくれないと、今夜の殺人を実行しなくてはならない。
神父の告白は驚くべきものだった。この短いドラマを殺人場面をフラッシュバックさせながら、セリフでスリルとサスペンスを盛り上げる手法は斬新そのものだ。驚きのドラマだった。絶対一見の価値がある。
監督
ブラッド・マーマン1953年6月カリフォルニア州ハリウッド生まれ。
キャスト
キーファー・サザーランド1966年12月ロンドン生まれ。
ジョン・ハート1940年1月イギリス、ダービシャー、チェスターフィールド生まれ。