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鹿の一日の終わり

2018-06-03 00:01:50 | Weblog
鹿一日の終わり
夕陽を眺めて、「今日も暮れていく! 」。


ここは、奈良の若草山
若草山の頂上まで上がってきた。
若草山三重目」、標高342メートル。

下に奈良の街が広がる。左の奥は生駒山。2018年5月。

だんだんと、陽が沈んでいく。
頂上は、人が少なくなってきて、
「追い込みの食いをしよう! 」。

だんだんと、人のいるベンチに近づいていく。

こちらの3頭は、寝そべっている。

「もう、十分食べた!
「疲れたわ!

背後に回って見ていた。グッタリしているから、
このまま、ここで寝るのかな? と思っていた。
すると、1頭が立ち上がって、伸びをした。

そして、去った。
「あぁ、休んだ! さぁ、ねぐらに行くか!

さらに、つぎの1頭も、立ち上がると、伸びをして去った。
そして、残された最後の1頭が、最初の写真。
夕陽を眺めながら、「今日も暮れていく!

その最後の1頭も、立ち上がると、背伸びをした。

そして、去った。
「さぁ、ねぐらに行くか!
寝るところは、若草山の頂上ではない。
ほかに、もっと安全な茂みがあるようだ。

2頭の夕暮れ。
キス

「今日も、楽しかったね!
「ウン、またあした!

「夕焼けじゃ! わしらも、帰るか」

「ネェ、キスしようヨ!
「まだ、人が見ているゼ!

そして、夕焼けが残った。

初めて上がった、若草山の頂上。
夕陽の中、鹿の一日が終わっていく。

人が少なくなって、追い込みの食い、
寝そべる、背伸びをする、キスをする、
夕陽を眺める、そして、ねぐらに帰って行く。
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