ポテト姫の気まぐれ雑記 part2

つれづれなるままに、気ままに綴るエッセイ集

「ホール」がない!

2011-05-08 | 日記・エッセイ・コラム

 地元「大洗」も、海に近い方は、津波の被害に遭ったわけで、民家や漁業関係などにかなり影響が出ました。復興に向けて、各方面からいろいろと努力をしているところですが、やや落ち着きを取り戻し、ふと、これまでの日常を考えられるようになってくると、別な面でも、不便になっていることに気付いてきました。これまで続けてきた「サークル活動」ですが、「使える施設がない」という現実...。 これがけっこう大きな問題だったりします。

 「文化センター」や「公民館」は、電源設備が水を被ってしまったため、復旧のめどが立っていないとのこと。昼間の活動に限り、そろそろ使えるようになりつつあるそうですが、夜は無理らしい。

 幸い、私が所属するコーラスグループは、皆で探した結果、先方のご好意も手伝って、手ごろな場所を見つけることができたので、なんとか細々と続けて行ける見通しが立ちましたが、「秋の芸術祭」など、大きなイベントは、既に中止が決定しているそうです。

 そういえば、水戸の芸術館も使えないそうだし、と思い、近隣の音楽のできるホールを調べてみたところ、ほとんど「アウト」なんですね。

 「ひたちなか文化会館」「県民文化センター:大ホール」「常陽芸文センター:ホール」.....。かろうじて使えるのが、「県民文化センター:小ホール」くらいかな。

 県の「合唱祭」も、中止が決定されてるそうだから、常陸大宮市の「ロゼホール」もアウトなんだろか...?

 まあ、我々趣味の世界からともかく、学校関係のコンクールとか、かなり難しくなってくるでしょうね。  

 「弓道部」所属の息子の話では、今まで試合に使っていた「県の武道館」も使えなくなり、今は、某高校の体育館で行っているようです。

 体育館や校舎の一部が使えない学校も、あちこちにあるようだし、全部復旧するまでには、まだまだ時間がかかりそうですね。

 ところで、「公民館の電源が、水を被ってしまったらしい。」と、夫に話すと、「想定外ってやつ?」と言うので、「だって、誰もここに津波が来るとは思っていないから、地下にそういう設備を作ってあったらしいよ。」と話すと、「そうだよなァ、どこだってそうなんだろうけど、何で『原発』だけは、みんな「想定外」を認めてくれないんだ?!」と、申しておりました。 関係者の立場は、複雑です。

コメント (11)
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