みどりの野原

野原の便り

9月19日 河内長野 ノブドウ虫こぶ エリマキツチグリ キンカン ネコノツメ 

2017年09月19日 | Weblog
美加の台から千早口まで歩く。

 
曼荼羅山 阿弥陀寺 別名石仏寺 空海によって開かれ、本尊は空海作の石像の阿弥陀如来像
御堂は火災・その後の老朽化で、地元民によって平成に再建された。  右)宝篋印塔

先ほど通った交差点は「石仏」地名も「石仏」だ。


近くに 大師井戸 水面が見えた。

 
      林道             エリマキツチグリが群生していた。

 
      キンモンガ           ヒメウラナミジャノメ

 
民家の垣根に咲いているのはベンガルヤハズカズラのように見えた。路地でも育つのか?
  右)別の民家の垣根 ネコノツメだ。垣根になっているのは初めて見た。花も咲いたのだろうか。

 
     棚田のあたり。    コナギが花をつけていた。しっかり開いているのを見れた。

後で思えば、この辺が「惣代の棚田」だったのか? 後で、「あれっ。棚田あった?」
「大規模な棚田・ヒガンバナ」をイメージし過ぎていたからかもしれない。全く気にかけずに通り過ぎてしまっていた。

 
ノブドウ ブドウと間違いそうな大きい粒 ノブドウミフクレフシという虫こぶ 

家へ帰って切ってみた。

 
   サナギになったノブドウミタマバエ          少し成長した幼虫
まだ黄色く小さい幼虫も出てきた。


道に張り出したカラタチにはたくさんの実がついて道路にも落ちていた。
「♩まろいまろいきんの玉だよ~♩」

二つほど拾って帰った。

 
まっ黄色で完熟 食べるとは聞いたことがないが、毒もなさそう。2つに切ってかじってみた。汁を吸ってみた。
酸っぱい。けどそんなに苦味もなく、後味も悪くもない。・・が、食べるのには向いてなさそう。
                右)とにかく種がすごい。1個のカラタチの果実の中の種子
 
 
2か所でスズメバチの大きい巣を見た。コガタスズメバチかキイロスズメバチの巣のようだ。
左は大きい民家の2階 右のは電気工事店の資材置き場兼作業場のようなところだった。
スズメバチの巣作りの間、下を出入りする人に被害はなかったのだろうか?

千早口から河内長野へ。 恒例のお茶タイム。
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9月18日 稲渕棚田 ヒガンバナ 案山子

2017年09月18日 | Weblog
友達3人で案山子とヒガンバナを見に稲渕へハイキング

石舞台では来週のヒガンバナ祭りの準備に取り掛かってているようだった。

ひとりのおじさんがしゃべりかけてこられた。

「バッタでも蛇でもいろいろできるよ」シュロの葉をもっておられた。
「1つずつ作ってあげる」と小さい鋏を取り出した・・

バッタだったら私も作れるけど、と思いながら見ていると、いろいろおしゃべりしながら鋏も使い・・
あっという間にバッタが出来上がり。そして「ススキをとりに行こう」
ススキで何をするのかと思えば、出来たバッタをススキの茎に通して・・


ススキの茎にとまったバッタが完成。いつも作るバッタと似ているが少し違う。

次にトンボを作るという。

おしゃべりも続いて、手と口が動く動く・・
トンボは作ったことがないので見て、覚えてやろうと思ったが、早い早い・・


出来上がったトンボは目玉付き 可愛い~。  

「魚もできる」という。
わかったエンゼルフィッシュだな。作ったことあるわと思って見ていると・・


出来上がったエンゼルフィッシュ これも少し違う。
いろんな作り方があるもんだ。

そして、3人がバッタ・エンゼルフィッシュ・トンボ 1匹ずついただいた。
私はトンボをもらった。思わぬお土産。 うれし~。

覚えたいな。作りたいな。でも教えてくれる暇はなさそう。

「ヒガンバナ祭りに来るから宣伝しておいてね」と言われた。
ヒガンバナ祭りは23日~24日に石舞台公演で開催される。

おじさんにサヨナラして、さあ稲渕へ出発。

飛鳥川沿いの道

 
木が裂けて白い木肌が痛々しい。昨日の台風18号のせいなのか?
                   右)遊歩道も強い風に折れた枝が散乱していた。

棚田のあたりはたぶん大勢の人が来ているだろうが、この道を歩く人は少ない。のんびり歩き。


   畑にはシオンやオミナエシ。
シオンは昔「夜なべ花」と言っていたが、友達も同じで「この花が咲くころには夜が長くなって夜なべ仕事をしたんやね」
「昔の人は働き者やったねえ」
夜なべで縄を編んだり俵を編んだりしていた父を思い出す。母も何かしら手仕事をしていたものだ。

それに比べて・・楽してるねえ。ちょっと後ろめたい気もする・・

棚田のあたりに来た。
お弁当を食べて、ヒガンバナや棚田の写真を撮った。

 
ちょうど棚田との取り合わせの良いあたりには黄色のヒガンバナばかり。白も植えてある。

 
ヒガンバナはつぼみもあってちょうど美しい時期だ。 来週のヒガンバナ祭りあたりまでが一番にぎやかに咲いているだろう。

田んぼ道に立つ案山子

 
 
毎年の案山子コンテストはテーマがあるが、今年は自由に案山子を作っている。
ほんわかといい雰囲気の案山子は棚田によく似あう。

日米草の根サミット棚田視察団 のメンバー制作の案山子や、ほかにも外国の方の案山子も目に付き、国際化してきた。

 
  アオツヅラフジもきれいに色づいた。        シシウド


  実ができていたワルナスビ  

勧請橋のあたり。

 
 男綱 すこし古びてきた。考えるともう3か月もすれば架け替えの時期だ。早いなあ。
                                右)滝。


飛鳥川の石橋を渡る。立派な橋がなかった昔はこうやって石伝いに川を渡ったんだろうなあ。


私は毎年来るのでそんなに珍しくはない稲渕の棚田や案山子、友達は久~しぶりに来たと喜んでいた。

台風も大したことなく、今日、こうして予定通り歩けて良かった。





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9月14日 石舞台 ハギの滝 ナンバンギセル アキニレの花

2017年09月14日 | Weblog
サークルの活動日だった。
担当の方たちはよく調べて発表されていた。


アキニレの花が咲いていた。細かいし、高いところにあったりで、よく見ていなかったが、ここはすぐ目の前で見られた。
雄しべはもう枯れていたが、2裂した雌しべの柱頭がよく見えた。

 
         ナツメやヤマモモの果実もあった。ヤマモモは下に落ちていた。


 センダンの果実もあり、  実りの秋だ。



ススキの根元にはナンバンギセル ちょうど見ごろでラッキー。
園芸サークルさんが種をまかれたものらしい。


ナイアガラの滝? これは見事なハギの滝です。


草むらにはクズの花 花の匂いを嗅いでいた人が「くさ~い」
花房の中にマルカメムシがいたのだった。クズはカメムシの大好物。
ホシハラビロヘリカメムシもいた。

午後からは打ち合わせ。秋は予定がたくさんあって忙しくなりそう。
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9月13日 奈良 史跡めぐり ならまち 漢国神社・林神社 徳融寺 52段 菩提院 なら仏像館 首輪鹿 

2017年09月13日 | Weblog
ならまちあたりを歩く。

漢国神社(かんごじんじゃ)
初めて来た。
木津の戦いで真田幸村に大敗して奈良へ逃げ込んだ徳川家康が、漢国神社の前で修理していた桶に隠れて助かった話。
奈良には他にも徳川家康のエピソードがあるらしい。

  
三間社流造り檜皮葺きの本殿は桃山時代の建造 県指定有形文化財

 
境内社の林神社 饅頭の祖、林浄因や子孫が祀られている。毎年4月15日に饅頭祭りがあるそうだ。
                       右) 饅頭塚

 
「ぜいたく豆」の建物をそのまま生かしてコンビニに生まれ変わった。
   右)料理店「江戸川」この建物は築140年元は呉服商だった建物。糸格子もそのまま。
ならまちには他にも、昔の建物を壊さずにうまく転用しているところがある。

隼神社 
中には入らなかったが、「元の黙阿弥」ということわざの語源の話を聞いた。
筒井順慶が2歳の時、父順照が病死した。順照が死んだことを敵に知られないように、順照と声や容貌や背格好や年齢も近く、隼神社の近くに住んでいた盲目の僧「黙阿弥」を代わりとして、敵方に生きているように装った。
3年後、やっと死を公表し、黙阿弥に暇を出した。それで「元の黙阿弥」に戻ったという。


徳融寺(元は高林院とも号し、少し離れたところにあったらしい)

 
初めて来た。藤原豊成邸跡と伝わり、「豊成・中将姫の旧蹟」とされている。
豊成と中将姫の供養塔があったらしいが、肝心なところを見逃した。
その供養塔(石塔)を松永久秀が多聞城を築くにあたり建材として持っていこうとした時、高林院の法師が「曳き残す花や秋咲く石の竹」と詠んで、石塔は残された。

 
    高林寺と高坊旧跡 ここも「中将姫修道霊場」とのことで同じような話が伝わる。
伝説とはいえ、頭がくらくらしてきた。


通りかかった「花園新温泉」という風呂屋。一度入ってみたい。

花園町という町名は、元興寺の諸仏に供える花を栽培していたところからの命名。
昔は寺は花畑を持っていたらしい。 今はその面影さえもない。

お昼は猿沢池周辺で弁当を食べた。


率川の川中にある率川地蔵尊(尾花谷地蔵尊)

午後


「52段」を登る。52とは仏門に入る修行の段階を意味するらしい。1段1段登った。

「三作石子詰」の伝説地へ。

菩提院


菩提院は 僧・玄昉により天平5年に創建された日本最初の本堂とのこと。現在の建物は火災の後再建されたもの。

ここに「三作石子詰・13鐘」の伝説が残る。
『昔、ここにあった寺子屋で三作が習字の練習をしていると、庭に入ってきた鹿が紙をくわえたため、脅かすつもりで文鎮を投げたところ、当たりどころが悪く鹿は死んでしまった。
そのころ、鹿は春日明神の使いといわれ、人の命より大切にされていて、鹿を殺すと、鹿と一緒に生き埋め(石子詰)にされた。
13歳の三作も「石子詰の刑」に処された。後醍院のお坊さんは供養のために明けの七つ(午前4時)と暮れの六つ(午後6時)三作の年齢と同じ十三の鐘をつくようになり、この鐘を十三鐘と呼ぶようになった』(資料より。端折っている)

その後、仏像の見方などの説明を受けて、なら仏像館へ入館


なら仏像館 奈良で最初の本格的洋風建築 明治27(1894)完成

たくさんの仏像が展示されていた。
先ほど教えてもらった如来や菩薩の特徴などを確かめながら回った。如来さん 菩薩さん なるほど・・
修理を終え、特別公開されている 「降三世明王座像」もあった。

帰り道

 
まだ表面に毛が生えた1本角の若い鹿        あれっ。鹿が首輪してる。
帰って調べると、何頭かに発信機をつけて鹿の行動範囲を調査しているらしい。

「ならまち」という狭い範囲であったが、行ったことのないところ、初めて聞く話も多かった。
徳川家康の足跡や中将姫に因む伝説がたくさんあることにびっくりした。
町名にも歴史的な由来があることも知った。
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9月12日 家の庭 ムラサキフジバカマ ヘメロカリス? ボタンクサギ フイリヤブラン

2017年09月12日 | Weblog
 
玄関前の植栽コーナー(全部植木鉢植え) 
先日、長年咲き続けてきたヒメノウゼンカズラが枯れてしまった。今2代目育成中
斑入りヤブラン・ボタンクサギの他、紅白のミズヒキ メドーセージ ユッカ 斑入りアオキ など・・

 
     斑入りヤブラン        ボタンクサギ どちらも花期が長い。


「ちょっと来て~」お隣から呼び出しが・・玄関前にスズメガらしいもの。シモフリスズメのようだ。

ビニール袋でつまんで処理した。


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9月11日 スズサイコ その後

2017年09月11日 | Weblog
先日、枝をいただいてきたスズサイコ (ちょっと気がひける)

枝は折れていたがダメもとでコップにさして置いたら花が咲いた。

 
夕方ごろから咲いていたと思う。朝撮影  野外では昼前にはしぼむらしいが、家の中は光量が少ないためか昼過ぎても咲いていた。
花が緑色っぽいのも光線不足だからか? 前、野外で見た花は紫色だった。

数日咲いたりしぼんだりして花は閉じてしまった。(果実を結べず・・ごめん)

花弁は5、中の丸いものは副花冠という器官らしい。変わった構造で、目で見てもわからない。
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9月9日 ガガイモ

2017年09月09日 | Weblog
下見に行った。

 
ガガイモがちょうど満開だった。
          毛むくじゃらの花弁 中はどうなっているのやら・・

草刈りされないか・・心配 

他は省略します。
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9月8日 ミズオオバコ スズサイコ メガルカヤ

2017年09月08日 | Weblog
 
こんなにたくさんの水オオバコを見たのは初めてだ。

近くで写真を撮りたいが下りられない。やっと何とか降りた。

 
           きれい! 言葉がない。

 
1つ花をとってみた。 オオバコのような葉。これが名前の由来。
  右)花の元にはひだのある翼があった。 今まで見た時は上からしか見ていなくて気づかなかった。


ヒメミズワラビもあった。


 途中で見たメガルカヤ


何となく予感がして、草むらを見ていたらスズサイコを数本見つけた。うれし~。
花は夕方頃から咲いて日が昇ると閉じてしまうらしい。このつぼみも夕方には咲くのかもしれない。
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9月7日 二上ふるさと公園

2017年09月07日 | Weblog
二上ふるさと公園

「ジョロウグモが交尾してる」私が行った時にはすでに離れていた。
雄は交尾した後、雌に食べられることもあるというが、大丈夫だったようだ。
離れていた雄が又近寄ってきた。見ているこちらがハラハラする。

 
近くには脱皮した抜け殻もあり、雄・雌・抜け殻が写っている。 右)カマキリの抜け殻

大きいキリの木 

 
緑色の今年の果実と、去年の茶色の少し割れた果実も残っていた。中には細かい種が残っていた。


透明の翅(翼)の付いた種子はチョウのよう。どこへ飛んでいくのかなあ。

 
樹液のしみ出したクヌギには虫がいっぱい。 サトキマダラヒカゲ   
             右)ハナムグリの仲間 カナブンやカブトムシはいない。
樹液のすえたようなにおいが周りにも漂っていた。

ハイイロチョッキリの切り落としたどんぐり付きの小枝が地面にたくさん落ちていた。 



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9月5日 室生龍穴神社 吉祥龍穴 招雨滝

2017年09月05日 | Weblog
バスで室生寺へ。

室生寺を通り越して龍穴神社へ。

 
ダンドボロギク 白い綿毛が花のよう。

 
    ボタンヅルが満開          葉の形がよくわかる。

 
室生龍穴神社 水を司る神「龍神」を祀る。   右)本殿 
境内は杉の大木が聳え神聖な雰囲気


境内にある夫婦杉 根元から少し上がった所で2本は合体していた。

室生龍穴神社出て、龍穴神社の奥宮といわれる「吉祥龍穴」へ。ここからは初めての道だ。 

 
 道しるべに従って左折。緩い上り林道     柱状節理の岩肌

 
檜皮を採った赤い樹皮のヒノキがところどころにあった。
       右)真っ二つにわれた大岩は「天岩戸」とか。前にしめ縄の掛かった鳥居があった。

 
「吉祥龍穴」の看板のあるところから急阪を谷へくだる。もう行って登ってきた人もある。

続いて下る。
 
谷の向こうを見ると、黒く開いた穴。これが龍神の住む「吉祥龍穴」しめ縄がかかっていた。
             右)横には斜めに傾いた大きい1枚岩。その向こうにみえるのが「招雨滝」らしい。
水量も少なく「招雨滝」は迫力にかけるが、1枚岩と周りの岩壁はすごい。

奈良時代から平安時代にかけて、ここで朝廷からの勅使により雨乞いの神事が営まれたという。

そのころとはずいぶん文明も進んだ現代ではあるが、天候がままならないのは昔も今も変わらない。
龍神さまがいるならば、雨の調節をお願いしたいところだ。

参拝を終えて、林道を下る。

 
クスノキ科のようだが何かわからなかった。ホソバタブと教えてもらった。
                   右)イワガラミ もう花も終わっていた。

 
    ナガバヤブマオ 群生        マツカゼソウは花が咲いていた。

 
室生寺近くの民家の塀に、テッセン?の若い果実があった。見事に渦巻いて・・風車のよう。

帰りもバスで楽々。 
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