ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

しばらくぶりにスポーツで感動した

2011-10-12 03:58:22 | スポーツ
いやあ、みなさん、私しばらくぶりにスポーツの試合で感動してしまいました。

って、日本対タジキスタン戦じゃないよ。ラグビーのワールドカップ準々決勝オーストラリア対南アフリカの試合です。

ちなみに私が今回の前にスポーツで感動したのが、昨年の南アフリカでのワールドカップでのオランダ対ブラジル戦です。あれは、私のようなオランダのサッカー大好き人間にとっては最高の試合でした。





さてさて、ちょっと毎日新聞の記事を引用します。

>◇連覇の夢ついえる
 ○…南アフリカの2連覇の夢は準々決勝で早くもついえた。オーストラリアにラックからの球出しを遅らされ、防御を完全に崩すには至らない。さらに肝心のブレークダウンで何度もボールを奪われた。相手よりはるかに長い時間を敵陣で戦い、得点はキックによる9点だけ。フッカーのスミット主将が「これだけ一方的に上回っていながら負けた試合は初めて」と認める内容だった。【共同】

■焦点

 ◇劣勢耐え2点差 「献身的防御」光る
 ゴールドのジャージーが、ただただタックルを繰り返した。オーストラリアのタックル数は相手の3倍近い147回。地域支配率で76%、ボール保有率でも56%と南アフリカが一方的に優位だった試合をディフェンスでものにした。

 前半11分の先制トライも防御から挙げた。SOクーパーの長いキックで相手陣に深く進入。ラインアウトからのラックに激しく絡むと球がこぼれ、ロックのホーウィル主将がインゴールに飛び込んだ。しかし、その後は防戦一方。スクラムで反則を取られ、ラインアウトではボールを失う。セットプレーから意図的に攻撃を仕掛ける場面はほとんどなかった。

 それでも南アにトライは許さない。181センチと世界レベルでは小柄なフランカーのポーコックが密集で奮闘。後半10分すぎに南アのナンバー8スピースがスクラムから仕掛けたサイド攻撃はWTBオコナーとフランカーのエルソムが2人掛かりでタッチに押し出した。

 後半20分にDGで逆転されたが、32分のPGで再逆転。終了間際も反則を犯すことなくタックルし続け、最後は根負けした南アがノックオン。オーストラリアの集中力は80分間途切れなかった。記者会見場に傷だらけの顔で現れたホーウィル主将は「選手全員の献身のおかげ。すごい気合で、この結果をものにした」と仲間をたたえた。【共同】

==============

 ▽準々決勝

南アフリカ(D組1位) 反4

 0 0 1 0 3 0 0 1 1 6  9

 T G P D 前 T G P D 後  計

 1 0 1 0 8 0 0 1 0 3 11

豪州(C組2位) 反6

(引用ここまで)

ここで正直に書きますと、私は南アフリカを応援していたんです。というのは、オールブラックススプリングボクスの試合を見たかったから。南アフリカが負けたのはかなり残念なのですが、でもあれだけの試合だったんですから、こうなったらオーストラリアに準決勝では勝敗はともかくいい試合をしてほしいなと思います。



真ん中のグリーンのジャージを着ている人が、南アフリカのキャプテンであるジョン・スミットです。

南アフリカを象徴するラガーマンで、フランソワ・ピナールみたいな人ですかね。

ピナールは1995年の南アフリカ大会でのキャプテンです。強敵オールブラックスを破りました。映画『インビクタス』でも取り上げられたから、ご存知の方も多いでしょう。映画では、マット・デイモンが演じていました。



写真は、ネルソン・マンデラから優勝のトロフィーを受けるピナールです。南アフリカではラグビーは白人のスポーツとしてアパルトヘイトの象徴にスプリングボクス(南アフリカのラグビーナショナルチーム)が挙げられるくらいでしたから、これはポストアパルトヘイトの象徴のような光景です。



試合後、オーストラリアの選手と健闘をたたえあうスミットです。くやしくてもキャプテンですからね、当然試合が終わった後はノーサイドです。ジェーン・バーキン曰く

>サッカーで試合終了後に選手たちがお互いの健闘をたたえあうみたいにふるまわないとね。

ところでスカルク・バーガーはいいプレーをしましたね。彼は南アフリカが誇るフランカーです。





金髪の選手がバーガーです。もっと彼のプレーを見たかった!

逆にブライアン・ハバナはいま一つでした。バーガー、ハバナは次の大会もあるかもしれませんが、スミットは引退でしょう。南アフリカの一つの黄金時代を形成したメンバーが現役を去りつつあります。2015年にはまたいいチームを作って、すばらしいラグビーをしてほしいと思います。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« このブログでの私の好きな写真 | トップ | ミャンマーの旅 2011年 夏... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。