拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

トルコ行進曲

2021-02-19 09:08:15 | 音楽
包括的同意は私が不特定多数の女性に与えたものであるから、私へのキスは自由であるが、私がキスをしようと思ったら、個別の同意をとりつけなければならない。「Darf ich?」と聞きますから「Ja」か「Nein」で答えてちょうだい。「Jain」(こういうのも実際ある)だと判断に困るのでそれはなしで。それより「Darf ich?」と聞いて「Was?」(なに?)と返ってきたらばつが悪い。その場合は「Singen」とか言って歌ってごまかそう。同様に「Poss?」に「Come?」が返ってきたり、「May I?」に「What?」が返ってきても恥ずかしい……私の外国語の在庫はこれで空。そう言えば、中国語や韓国語をまるで知らない。隣国なのに。これまでの人生でその文化にあまり触れなかったからなぁ。韓流ドラマにはまった人は韓国語を勉強したいと思うそうだ。あっ、一つ中国語を知ってる。こないだ語源が同じでも国によって意味が違うって話をしたじゃん。「愛人」がそうですよ。日本ではこまわりくんが扮した「パパ」がらみの意味だが、中国では真に愛する人=配偶者のことだそうだ(「真に愛する人」=配偶者の公式の真偽についてはここでは立ち入らない)。中国の文化と言えば、中学んとき、テレビで京劇を見たときの驚きが今でも忘れられない。中国風美女がアグネス・チャンをもっと艶っぽくした声で、ポルタメントたっぷりに♪ミーレミソレミソーと歌っていた。そう言えば、アジアの音楽は、鐘太鼓のイメージである。ウィーンの街はトルコ軍に包囲されたことがあり、その鉦太鼓の音が市内でもよく聞こえたのだろう。モーツァルトの時代は少し後だがその影響が残っている。オペラ「後宮からの誘拐」がシャンシャン言ってるのもその現れであろう。だから、ピアノ・ソナタのトルコ行進曲も、♪右手でラシ♯ド、ラシ♯ドシラ♯ソ……って弾くとき左手は、タララタタタタって弾いてるじゃない。あのタララタもホントはトルコの鉦太鼓のイメージなのかもしれない。そのように脳内で再生。オリジナルに鉦太鼓を重ねてみる。なかなか面白い!

あとがき:今回は、モーツァルトのハ長調のことを書くつもりだったが、昨日の余韻が残っていて、ぶちゅー(部長ではない)の話で盛り上がってしまった。でも、モーツァルトにたどりついたのは上首尾である。書きたかった話は次回以降で。追記。アサイチで三大テナーの映画の話をしてた。湧き上がるネタ!

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