ヨハン・シェレ(バッハより半世紀前にトーマス教会のカントルだった人、シュッツとバッハの中間の時代に活躍した)の"Herr,lehre uns bedenken"は心が洗われるような優しい曲。重唱の合間に入る弦のアンサンブルがとてもよい。その中にバッハのヨハネ受難曲と同じメロディーがあった。いや、言い方を間違えた。シェレの方が先だ。いや、もともとこのメロディーは、コラール"Herzlich lieb"のものだ。この元のコラールは、作られたのは16世紀。作詞はシェリングだが作曲をした人は不明。その歌詞、又はメロディー、又は両方が後の作曲家に使われた。歌詞だけが使われた例はシュッツの宗教的合唱曲集の一曲(以前、記事にした)。私などは、この歌詞を見るとシュッツのメロディーの方が浮かんでしまう。音楽だけ使った例は冒頭のシェレの曲。オルガン曲も多そう。そして、両方使った例がシャイト、ブクステフーデ、そしてJ.S.バッハというわけだ。
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