拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

アラフォーで書いた皇帝

2018-03-10 10:09:59 | 音楽
NHKが普段の番組をお休みにして国会中継をした、と思ったら審議が始まらず環境ビデオを流している。お休みにした番組を急に復活というわけにはいかないようだ。だが環境ビデオも悪くない。そのビデオだったか別の番組だったかペンギンが出てきて、で、「こうてい」で普段何が思い浮かぶかを考えてみた。音楽好きならベートーヴェンの協奏曲、あるいはハイドンの弦楽四重奏曲。歴史好きならナポレオン。動物好きなら皇帝ペンギン。疲れてる人ならユンケル黄帝液。音楽好きでもベートーヴェンつながりでナポレオンを思い浮かべる人もいるかもしれない。以下、皇帝と名が付く二曲について徒然と。まずハイドンのカルテット。この曲の第二楽章は現在ドイツ国歌。だが、ハイドンはオーストリア人で、もともとはオーストリア国歌だった。違う国の人が作ったということや、他の国の国歌の「お古」であるということはドイツ人はあまり気にしないらしい(別の国といっても言葉は同じドイツ語)。実は私が子供の頃、第九とともに最初に買ったスコアがこの曲のものだった。因みに「君が代」は外国人が作曲したという都市伝説があるが、たしかに最初イギリス人が作ったらしいがそれはボツになり、現在の曲は日本人が作ったメロディにドイツ人が和声付けをしたとWikiにある。それからベートーヴェンのコンチェルト。中学の卒業式をしきっていた先生がこの曲が大好きで、予行演習から本番まで延々と第三楽章を流していた。だが、当時の私はなんだか派手な曲だなぁという印象であまり好きではなく、4番の方が好きだった(最初に買ったベートーヴェンの協奏曲のレコードも4番だった)。第2楽章でピアノが登場するところもオケの続きで4拍子で数えていくと字余り(音余り)になってしっくりこなかった(ホントは8分の12拍子)。曲をおおう色香に気づいて大好きになったのは大人になってから。今ではほーんとに色っぽい曲だと思う。某新聞のコラムに「皇帝を書いたベートーヴェンは、当時恋をしていた」と書いてあって、なるほど色っぽいわけだ、と思ったものだ。因みに、ベートーヴェンがこの曲のスケッチに着手したのは1808年(Wiki)。ベートーヴェンが37か38のときだ。

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