拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

ビリーがウィリアムである件

2017-05-26 06:19:45 | 言葉
映画の中で、ビリー・ザ・キッドがウィリアムと呼ばれていた。え?「ビリー」って「ウィリアム」なの?知らなかった(汗)。でも「Billy」と「William」って一見似てないけどな。で、調べてみると。「William」の語源はドイツ語の「Wilhelm」だった。「Wilhelm」がフランスのノルマンジーで「Williame」になって(フランス語は「h」を発音しないからなぁ)、それがノルマン・コンクェストをきっかけとしてイギリスに持ち込まれて流行ったのだそうだ(NHKの人名探究バラエティーのようなことをやってる私)。「Wilhelm」の愛称は「Willi」(これは分かる)。すると(ここからは推測なのだが)、「Wilhelm(William)」を輸入する際、「Willi」も一緒に輸入したのだろうか?で、「ヴィリ」が「ビリー」(Billy)になったのだろうか?英語圏でも「W」が「B」になるんだろうか?日本ではなる。例えば、「ヴィールス」は「ビールス」、歌手の「ヴァイクル」は「バイクル」。因みに、日本では「W」はバ行のほかワ行にもなる(こっちの方が普通)。だから、ヴァイクルさんはワイケルさんにもなる。そういえば、私が子供の頃「ビールス」より小さいやつが「ウィルス」だと思ってた。同じものだと分かったのはかなり後だった。変にネイティヴの発音にこだわるNHK、ワールドカップの予想を的中させるタコのことをみんな「パウル」と呼んでたのに一人だけ「パオル」と呼んでいたくせに、ドイツ語の「W」は常に「ワ行」。絶対変だ(ワでもいいが、だったら「パウル」と書け)。「ヴィールス」の話には続きがある。実は、私、さっきまでヴィールスは「Wirus」だと思ってた。だから昔「ビールス」だったが今では(NHKのように)「ウィルス」になったんだと、そう書こうと思ってた。違いました(汗汗)。正解は「Virus」。これ、普通だと「フィールス」だけど、特に外来語の場合「V」が「ヴ」になるのはよくある。例えば、「Venus」(ヴィーナスのこと)は「フェーヌス」ではなく「ヴェーヌス」。おまけ。「久子」さんが「ちゃこ」ちゃんになるのもなんで?と思ってた。「ひさこ」→「ひちゃこ」→「ちゃこ」ということらしい。

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2 コメント

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Unknown (こうじ)
2017-05-26 20:34:23
昔は「ビールス」と言っていました。そのうち「ビタミン」も「ウイタミン」になることでしょう。
そういえば、ことさらに「ウィーン」のことを 「ヴィーン、ヴィーン」と書く人もいましたね。
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Re:Unknown (飯島正史)
2017-05-30 00:39:37
さすがに「ビーン」はないですね。そんなん書いたら張り倒されますもんね。でも、ヴィールスをビールスと言うのと同じなんですけどね。
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