拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

愛となんとか(映画のタイトル)

2017-11-25 21:36:36 | 日記
外国映画の邦題は映画会社の人が付けるんだろうが、それにしてもワン・パターン。特に多いのが愛のなんとか。「愛」を付ければいいと言わんばかり。しかも、「愛」に続く言葉も似たようなものばかり。例えば「愛と哀しみの果て」と「愛と哀しみのボレロ」。このうちぐぐってたくさんヒットするのはメリル・ストリープが主演した前者。でも音楽やバレエファンは後者になじみがあるだろう。モデルがカラヤンやヌレエフだから。それから「愛と追憶の日々」と「愛と喝さいの日々」も紛らわしい。しかも、これら二つともシャーリー・マクレーンが主演ときている。ええと、バレエ団の話は「喝さい」の方だったよなぁ。まだある。「愛と青春の旅だち」なんてのもあった。リチャード・ギアーが主演したやつだ。以上挙げた中で、原題に「Love」の「ラ」一文字でも入ってるものなど一つもない。さて、今日録画を見たのは「愛と哀しみの果て」。実は「フランス軍中尉の女」以来Mストリープのファン。ストリープは役によって「イタリア訛りの英語」とか「イギリス英語」とかにこだわるので有名だが、この作品では、「デンマーク人の英語」ということで、わざと下手に英語をしゃべっていた(と思う)。そう言えば、「シン・ゴジラ」で石原さとみが日系アメリカ人の役で出てて、変な日本語をしゃべっていたが、英語もネイティヴには聞こえず、結局、日本語も英語も変という変な結果に終わっていた(「てるてる家族」の石原さとみは大好きなんだけど)。「愛と哀しみの果て」に戻る。この映画の中で、ストリープがロバート・レッドフォードに対して「私を好きなら誘わないで」と言ったと思ったら次のシーンで二人して車に乗っていた。これが大人の恋愛か、こういうことを知らずに還暦に近づくわが身が「愛と哀しみの果て」であると嘆くことしきりの私であった。

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