拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

ヘンデルとバッハ

2012-12-14 08:35:54 | インポート
私は、ヘンデル、大好きです。ヘンデルは、バッハより下に見られることがある。バッハの音楽は音だらけ。あるパートが伸ばしていても、他のパートはかちゃかちゃきざんでる。沈黙が怖くてしゃべり続けてる人みたい。それに対し、ヘンデルはみんな一緒にがーーーっと伸ばしたり、みんなでわっと言って長い休符がきたり。このシンプルな感じが下に見られる理由か?でも、これはヘンデルの音楽の外向きのエネルギーのなせるわざ。エネルギーがあるからみんなで伸ばしててもたるまないし、休符はエネルギーで充たされます(ベートーヴェンも似た感じだったり)。ベートーヴェンをモデルにした小説「ジャン・クリストフ」で、ロマン・ロランはヘンデルのことを「バッハより能力的に落ちるかも知れないが、その外向きの力はすごい」と書いている。能力云々は納得できませんが、外向きのエネルギーについてはまったく同感です。ヘンデルは、ドイツ人でスタートしましたが(ゲオーク・フリートリヒ・ヘンデル)、最期はイギリス人でした(ジョージ・フレデリック・ハンデル)。ウムラウトがとれたわけ。当時、ロンドンは、一大音楽都市で、この地で通用する名前をヘンデル……失礼、ハンデルさんは喜んで名乗ったのかも知れません。ちなみに、私、バッハも大好きです。

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