拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

人生、塞翁が馬(デムーロ復活)

2021-05-24 11:52:15 | 日記
昨日の記事に間違いがあった。「オークス」と書くべきところを「桜花賞」と書いてしまった(訂正済み)。だが、大事ないであろう。競馬好きなら間違いだとすぐ分かるし、競馬が好きでなければどうでもいい情報だからである。それに対して某通販会社の間違いは大事(おおごと)である。MCがシャープのエアコンを紹介しているのに思いっきり「ダイキン」と言ったのである。私は一瞬耳を疑った。「代金」のことかな、と思った。そのMCも数秒固まっていた。だが、「いろいろ売ってるんで」と言い訳をした後は平静を装っていた。メーカーの製品を「売ってやる」立場だからまだよかった(それでも、安く卸してもらってるだろうに)。もしアナウンサーがCMの商品で同じような間違いをしたら蟄居閉門の処分が下るに間違いない。そのオークスで優勝したのは、かつて当ブログでその名前を紹介した「ユーバーレーベン」。「生き残り」(Ueberleben)という名前は馬にとってしゃれにならないと言って紹介したのだが、「長生き」というニュアンスもある。「ユーバー」と言っているが、この「ウー・ウムラウト」の発音の表記は難しい。ウのクチをしてイを言う、と説明される。私は、シュッツの会の資料では「ウ(イ)ー」と表記している(酔っ払ってるのではない)。そう言えば、「ウーバーイーツ」が流行りだが、あれは元々英語(Uber-Eats)だから「ウーバー」で良いのだろうが、英語の「uber」も、もとはドイツ語の「über」だそうだ。オークスに戻る。そのユーバーレーベンを勝利に導いたジョッキーが、ミルコ・デムーロ。勝利騎手インタビューで、「人生は難しい。いいこともあれば悪いこともある。早く厄年を抜けたい」と語っていた。数年前までは、日本の競馬は、フランス人のルメールとイタリア人のデムーロが席巻していた。だが、ルメールが順調に勝ち続けているのに対し、デムーロの成績はこの2,3年がくっと落ちた。気性が激しくエージェント(騎手に代わって乗る馬を見つけてくる人)を代えまくったからだ、とか、干されたからだ、とかいろいろな理由がささやかれた。だが、今年になって、みるみる成績が上がってきた。このブログの多くの読者は、私に、音楽のことなんかどうでもいいから男女のことを書け、とおっしゃる。私のブログに期待されているのはどうもそこらしい。そうか、気乗りがしないけど(大ウソ)求められてるんならそっち系のことを書かなくてはなるまい。デムーロには、かつてイタリア人妻がいた。騎手らしく小柄なデムーロに対して妻はモデルのようだった。いいな、騎手はもてるんだな、と思ってたら離婚したという。成績が下がった頃である。ところが、今年になって再婚、妻の出産って話を聞いたと思ったらオークス制覇。人生と競馬の成績のアップダウンが見事に一致。デムーロが今回のインタビューで「人生は難しい」と言ったのは実感だろう。私生活が仕事に影響したのかもしれないし逆かもしれない。いずれにせよ、元気なデムーロが帰ってきてくれて嬉しい。それにしても「人生、塞翁が馬」。「栄枯盛衰」ともいう。もし、今が幸せなら、これらの言葉はあまり聞きたい言葉ではないだろう。「栄枯盛衰」ならまだいい。「盛者必衰」は落ちるだけである。そうそう、こないだ、千一夜物語で今読んでるのは大臣が王様に献上しようと思っていた女奴隷と大臣の息子が関係してしまった話だって書いた。その続きをまだ読んでいる。その後、その息子=ヌレディンは、父に許してもらってその女奴隷と結婚した(人生絶頂)。その後、大臣を相続して莫大な財産を相続した(なお絶頂)。それを、友達に惜しみなく振る舞っていたら破産して、友達がみんな去っていった(転落)。読んだのはここまでである。この後どうなるのだろう。盛者必衰で終わるのか、栄枯盛衰(逆転あり)となるのか。その結末はまだ知らない。

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