拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

お化けシェーバー

2017-08-28 18:20:12 | 日記
ある夏の日の夜。夜中に目がさめると遠くの方でなにかがジージー言っている。セミではない。機械音だ。なんだろう?洗面台の方から聞こえる。近寄るとどんどん音が大きくなる。なんと、電気シェーバーの電源が勝手にオンになっていた。娘達の仕業だ。手か足でスイッチを踏んだに違いない。まったく、ろくなことをしやしない。育てた親の顔を見たい(私は自分の姿をほとんど鏡でみない)。で、オフにして、スイッチを下にして、これでスイッチを踏むことはない、と安心して再び眠りにつく。え~っ?またジージー言ってる。するとお嬢たちのせいではなかったわけだ。ケメ子とワサビ(セカンドネームはサビ子。ふさこさんに命名していただいたのは小鉄(鉄の中華鍋)に次いで二回目)に濡れ衣を着せてしまったわけだ。それにしても、なんで勝手にオンになるんだ。まるでお化けだ(季節的には合っている)。とりあえずオフにして……え~?オフにならない。このまま鳴り続けたら近所迷惑だ。よっぽど金槌でぶちこわそうかとも思ったが、爆発しても困るので、タオルにくるんで水の入ってない洗濯機に入れてフタをする。これで、音はほとんど聞こえなくなった。さてどうしよう。これ買ったばかりだから保証期間内だが、いつジージー言い出すかわからない奴を宅配便で修理に出すわけにはいかない(運送中に鳴り出したら爆弾騒ぎになる)。思案の末、分解して電池を取りだしてお陀仏にした。それにしても、シェーバーはよく壊れる。今年壊れたのはこれが二台目。一台目は外刃が破れた。共通しているのは「安物」であること。やはり安物買いの銭失いだろうか。だが、ググってみると、大手メーカーの高いやつでも「スイッチが勝手にオンになって困った」という投稿が結構ヒットする。じゃあ、高い奴買っても同じだ、消耗品だと思うしかないと考え、お陀仏にしたお化けシェーバーと同じ国内メーカー(メジャーではないがシェーバーでは実績がある)のものを懲りずに購入(大手のと比べるととにかく安い)。おっ、お化けと一つ違うところが。「日本製」と書いてある。同じメーカーでもいろいろあるようだ。お化けは「made in 某国」だった。だから注文してからウチに来るまで2週間かかった。はたして「made in Japan」は期待を裏切らないか?