拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

「おやつ」に反応するが「ごはん」に反応しないうちの猫

2017-08-15 13:00:15 | 
うちの猫に「おやつ」と言うと「にゃーーーー」と大騒ぎになるが、「ごはん」といっても無反応。言葉を聞き分けてるんだろうか?それともアクセントの違いで分かるんだろうか?「おやつ」は「やつ」だが「ごはん」は「はん」だ(因みに、「ポパイ」も「パイ」だ)。よし、試してみよう。「はん」と言ってみた。無反応。ついでに「パイ」。やはり無反応。あらためて、「やつ」。「にゃーーーー」。やはり言葉に反応している。賢い賢い♥

預言者と予言者(聖書とアラベラ)

2017-08-15 12:04:03 | 音楽
シュッツを歌う会用に作った資料について某姐さんからご指摘をいただく。訳で「預言者」とすべきところが「予言者」になっている旨。神様の言葉を伝える者が「預言者」で、将来のことを言う人が「予言者」だから、マタイ受難曲(聖書)を訳すなら「預言者」にすべきという。まったく考えなしの私であった。ところで、ドイツ語(英語もそう)では「預言者」も「予言者」も同じ「Prophet」(だから間違った)。場面に応じて意味を使い分ける必要がある。ルター訳の聖書においては先述のとおり「預言者」。それに対し「予言者」の例は?すぐ思いつくのがアラベラ(Rシュトラウス)。第1幕の有名な二重唱の中で、ズデンカが「So hat ja die Prophetin es gesehn」と歌う。ここでの「Prophetin」は予言者(占い師。inとなっているのは女性だから)。ご指摘をいただいて調べるうち、もう一つ利口になった。旧約聖書の「預言者」は通常複数形なのだそうだ。じゃあ、複数=預言者、単数=予言者でOK?ところがそういう簡単な話ではなかった。ルター訳のマタイは「durch den Propheten」(預言者によって)。「durch」は4格支配だから「den Propheten」は単数だ(複数なら「durch die Propheten」)。そういえば、マタイは新約だった。すると、旧約新約を問わず「預言者」だが、単数複数については、旧約=複数、新約=単数と分かれることになるらしい。因みに、英語でも旧約は「prophets」で複数だそうだ。

旧中山道の読み方

2017-08-15 09:01:05 | 音楽
今朝の「ひよっこ」では豊子がクイズ番組に挑戦。問題の中に映画「メリー・ポピンズ」で歌われる「素晴らしい」を意味する長い単語は?というのがあり、正解は「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」(Supercalifragilisticexpialidocious)。こんな単語知らなかった。全部聞き取れたわけでもなかった。でも便利な世の中。「スーパーなんとかかんとかドーシャス」でググるとちゃんと出てくる。豊子が優勝を決めた問題は「『青天目』は何と読むか?」。相手の大学生が「あおてんめ」でブーッ。豊子は「なばため」で正解(豊子の喧嘩友達の澄子の名字)。賞金の30万円をゲットして、これで実家の借金を返せたということだった。私の予想はまたもやはずれ(豊子が玉の輿に乗って、それで実家の借金を返せたのかと思った)。因みに、某テレビ曲のアナウンサーは「旧中山道」を「いちにちじゅうやまみち」と読んで、それを先輩アナが「きゅうちゅうさんどう」と正した(?)という話がある。ふと思った。「きゅうちゅうさんどう」はないだろうが、「いちにちじゅうやまみち」はありうる。例えば、「今日は、1日中山道を歩いて疲れた」という文章の「1日中山道」は、「きゅうなかせんどう」でも「いちにちじゅうやまみち」でも意味が通じる。さて、変な問題といえば、大昔のクイズ番組で「ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第57番はなんという曲でしょう?」というのがあった(答は「熱情」)。普通、ピアノ・ソナタ第何番と言えば、ピアノ・ソナタの通し番号を言うだろうに変なの、と思った。まあ、ベートーヴェンのピアノ・ソナタは全部で32曲だから、「57」は作品番号を言ってるんだろうな、と想像はつくが。因みにこのときボタンを押した人の解答が「運命」。通し番号も作品番号もあったもんじゃない。きっとこの人にとっては、クラシックの曲は全部「運命」なのだろう。さて。では、私も「長い名前」関連で出題(以下、想定問答)。司会者:「リヒァルト・シュトラウスのオペラ「バラの騎士」の登場人物であるオクタヴィアンのフルネームは……」ここで気の早い解答者Aさんがピンポーン。「オクタヴィアン・マリアエーレンライヒ・ボナヴェントゥーラ・フェルナントゥ・ヒアチントゥ」。ブーッ。司会者:「Aさん、気が早い。問題はまだ途中だ。フルネームはオクタヴィアン・マリアエーレンライヒ・ボナヴェントゥーラ・フェルナントゥ・ヒアチントゥですが、その愛称は?」Bさん、笑みを浮かべてピンポーン。「ランラン!」ブーッ。司会者:「惜しい(?)、正解はカンカン」。カンカンとランランを間違えるのはきっとパンダが初めて日本にやってきたときの記憶がある日本人くらいだろう。自分で出題しておいて疑問。もし解答者の答え「キャンキャン」「ケンケン」「クインクイン」だったらブーッ?