拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

ブラレク(Selig sind,die dieses Blog lesen!)

2013-08-24 13:06:22 | インポート
Selig sind,die dieses Blog lesen! ブラレクは何の略かを考えてみた(ブラームスのレクイエムじゃありませんから。歌詞が違うでしょ)。その1:ぶらり旅のレクリエーション。その2:お金がないので家でぶらぶらすごすレクリエーション。その3:ブラをとって湖畔で日光浴をする北欧のレクリエーション。その4:全裸でぶらぶらさせながらジョギングするミュンヘンの公園でのレクリエーション(バラの騎士にも全裸のぶらぶらおじさんが登場する演出がある。オックスが「Was ist das?」と言って爆笑となる。この台詞、ホントは偽お化けに対してのもの。)。あー、私、昨夜からすっかりパルシファルの第2幕のクンドリ状態。もう疲れたから、第3幕の聖女(女じゃないけど)に戻ります。

アラのベラ(「の」はいらなかった)

2013-08-24 12:53:30 | インポート
アラのベラ(Rシュトラウスのバラの騎士より少し後のオペラ。こっちは四文字の「アラベラ」が正しい。ホーフマンスタールとのコンビでは最後の作)は、二匹目のどじょうを狙いましたね。第3幕への前奏曲の描くにゃんにゃんは、しかし、バラの騎士と設定は逆。男は軍人(だから経験はあるだろう)。女は初めて(のはず。だって、それまで男の子として育てられたから。)。男が大人な分、なかなか終わりません。途中、がまんしてるっぽい箇所もある。今日観た映像では3分を超えてました(私、計りながら、3分は持て、と念じ続けた)。因みに、バラでは男の突撃はホルンで表しますが、アラのベラ子(「子」も余分)ではトランペット。今日のDVDはベラ子がキリ・テ・カナワなんで敬遠してましたが、久々に観たら、指揮は若き日のティーレマンだった。私が好きなアラベラの演奏、姉妹の組合せでいうと、一つはポップ+ジュリー・カウフマン。それから、ヤノヴィッツ+ガザリアン。第1幕の二重唱だけならポップ+ガザリアン。この二人、声質と歌い方がそっくり。だから、とろけるチーズのようにとろけます。

果てるところ、クライバーは左手をぐるぐる回す

2013-08-24 10:12:24 | インポート
バラゼンでオクタビが果てる箇所。♯四つ。まずホルン(ミソシミッ、ミソシミッ、ミソシミッ、ミソシミッ)で、トランペット(ミーー、ファミーー、ドミーー)。ここまでの所要時間。クライバーもカラヤンも50秒未満(iPadのストップウォッチで計った)。若い時のと年取ってからのを比べても2秒くらいしか違わない(歳をとると持ちがよくなるはずだが)。3分どころか1分ももたないんだったらマルシャリが怒っても仕方がないか。相応しい歌詞を付ける作業、すぐ始めたんだけど、この果てる部分の歌詞、いくつか案がある。第1案「いく、いく、いく、いく、いくーー、いったー、いったー」この案のいいとこ:日本語の意味的に分かりやすい。悪いとこ:露骨(ホームランと間違える可能性もある)。第2案「くる、くる、くる、くる、くるーー、きたー、きたー」いいとこ:欧米語ならこっち(Ich komme)。わるいとこ:織田裕二のものまねっぽい。第3案「○”る、○”る、○”る、○”る、○”るーー、○”たー、○”たー」(論外)

やらしいこと、婉曲だと芸術。そのままだと成人コーナー。

2013-08-24 00:27:19 | インポート
Kさんとコメントのやりとりをしてて思った。バラ「の」騎士の舞台はかなりやらしいー。あまちゃんのアキなんか種市先輩とまだキスもしてないってーのに(二人とも二十歳前後)、奥足袋庵なんか17歳のくせして32歳のマルシャリ(元帥夫人の略。種市先輩の寿司屋の米じゃない)としっかりやることやってる(不純異性交遊。淫行防止条例違反)。と、ところがです。世のご婦人は、やらしいことをやらしく書く私のブログなどは見てみないふりをするくせに、バラ「の」騎士は、ハンカチを持って泣く。なんだこの違いは?答えは婉曲。バラ(どうせなら、ここまで略すぞ)の台本は大文学者のホーフマンスタール作。目の前にいる相手に「er」(彼)で呼びかけるなんざ婉曲の極致。もし私がマルシャリに「彼」なんて呼ばれたら、え?誰かいるの?ってきょろきょろしちゃう。それからあの前奏曲。突撃して即果ててまだよと怒られる。なんだこの内容。コンビニの成人コーナーで売ってる雑誌じゃんか。なのに、音だけだとなんか偉そう。要は、やらしいことを婉曲に表現すると芸術になり、やらしいことをやらしく表現すると成人コーナーで売られちゃうんだ。これは欺瞞だ。よーし、バラの前奏曲に内容に相応しい歌詞付けて歌ってやるぞー。「まだよっ、まだよーっ」