拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

目指せ、オタク!

2013-08-14 10:13:53 | インポート
私の知人に、ひびき一郎(あまちゃんに出てくるアイドルオタク)にそっくりの古楽オタクがいます。私は古楽オタクではありません。歌ってきたのはずーっと古楽ですが、聴くのはいろいろ。何を聴くのかと聞かれると面倒くさいので、「ベートーヴェンとオペラ」(「と」を「の」にしちゃうと一曲だけになっちゃいます。最近は、フィデリオになる前のレオノーレの録音もあったりしますが)と答えてますが、ほんとはもっと。オペラといったってひろうござるし。私はドイツ物もイタリア物も好きなこうもり野郎でござんす(ミ、♯ミ、♯ファ!。でも、究極の選択を迫られたらヴァーグナー(+Rシュトラウス)かも知れない)。でもひびき一郎似の古楽オタクがうらやましい。私も趣味を一本に絞っていたら、今頃いっぱしのことを言える人間になっていたかもしれない。今からでも遅くはない、絞ってみる?絞るってどれに絞ればいいんじゃい(新婚さんいらっしゃい一本に絞るとか)。狙い目は隙間産業。ベートーヴェンの研究者なんて猫飼ってる家の布団に付いた猫の毛の数くらいいるし。じゃー、うーんと古いところへいくか。あるいは、近代でも手薄の所がある。とか思ってたら、某近代オペラ(あまり有名ではない。私は大好き)について、私と同じようなしろうとに毛が生えた人(あ、あのー、「私と同じような」+「しろうとに毛が生えた」じゃなくて、「私と同じようなしろうと」+「に毛が生えた」ですから。私は毛が生えてません。ホントの毛は生えててまだ抜けてませんけど)が本を書いてた。うーん、ぐずぐずしてるとどこもかしこも浸食されちゃうぞ。Rシュトラウスの代表作はグントラムだなんてこと書いて原稿料もらえた50年前だったらよかったのに(グントラムは大失敗作で、シュトラウスはその楽譜を庭に埋めた)。