拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

男女→女女→男女?(倒錯の世界)

2009-07-12 18:31:46 | インポート
今週の土曜日、本試験の解答解説会を担当します。受講生の方も、そうでない方も、なるべく参加されることをお勧めします。
今週、扶養家族が二人増えます。身が引き締まる思いです。
バラの騎士熱はまだ続いていて、昨日は、クライバー=ミュンヘン・オペラのDVDを見ました。これは、私が初めてこの曲を試聴した時の映像です。その時は、涙、涙でした。「初めて会ったその日から」夢中になりました。第2幕のワルツは、ウィーンの演奏が別格ですが、こちらは、何と言っても、若い二人の役をルチア・ポップとブリギッテ・ファスベンダーが演じています。ポップは、私にとっての2大プリマの一人で、歌、演技、容姿とも最高です(ただ、若い頃のポップの映像(船大工のマリーとか)を見た直後、この映像を見たときは、かなりふくよかになっていてぎょっとしました。)。そして、相方のファスベンダーですが、ズボン役(男役)をやらせたらこの人の右に出る人はいません。二人が演じる役柄は、男女ペアでありながら、実際に美青年を演じるのは女で(宝塚の世界です。)、これでも十分倒錯的なのに、ファスベンダーが超ボーイッシュなので、男と女がほんとは女と女なんだけど、ほんとのほんとは男と女?ってなわけの分からない世界を醸し出しています。また脱線しましたが、とにかく、最高の音楽の最高の演奏です。