木五倍子(キブシ)の花房
早春の散歩道のつづきです。
今週の診察で許可を頂いたので、ウズウズそしてこわごわと水泳や長めの散歩に挑戦しようと張り切っています。
・・・ところが、プールが1週間休館中とのこと、早春の花を訪ねる散歩へ出かけました。
茶花に使う蕗の薹と木五倍子(キブシ)が目的です。
金が谷広町公園を抜けて矢指市民の森、そして「木五倍子の道」と名付けている散歩コースへ。
公園に隣接して咲く山茱萸の大木
金が谷広町公園は白梅、紅梅、藪椿が花盛り、山茱萸も咲き始めました。
これから桜、土佐水木、伊予水木、雪柳などが次々と咲き競い、
パステルカラーに染まった景色が楽しみな公園で、しかもめったに人と会いません。
木五倍子を捜しましたが、ここでは見つかりませんでした。
大好きな矢指谷戸も3年間留守にしていた間にだいぶ変わりました。
時々水を汲んでいた一里山の湧水が使えなくなっていました。
代が変わったのでしょうか?
井戸水をポンプアップしていたのがポンプが止められ、周囲も荒れ果てていて残念!
蕗の薹を3本根付きで採取し、我が家で育てるつもりです。
湧水を汲んでいた頃の「一里山湧水」
野菜直売所で蕗の薹を買うのが楽しみでした・・・
まだ健在かしら?と案じながら「木五倍子の道」を目指しました。
花芽をつけた木五倍子を発見! まだ茶色の固い花芽です。
「花芽が開くのはあと1~2週間後かしら? それに花芽の少ないこと・・・」
さらに木が伐採されたりして本数が少なくなっていました。
少しがっかりしましたが、木五倍子を捜しながら別の道を進むと
「あったわ!」
しっかりした木五倍子が数本並んでいて、茶色の花芽をびっしりつけています。
2本だけ採取して水切りして花芽が開くかどうか、様子を見ています。
「椿屋敷」にて
開拓した「木五倍子の道」をさらに進むと、「椿屋敷」と名付けている場所へ出ました。
赤、白、絞り、一重、八重・・・さまざまな椿の花の饗宴に目を奪われ、
風は冷たいけれど春をしっかりと受けとめて、帰途へ着きました。
1時間30分位の久しぶりに長い散歩でした・・・。
「花歌とてよみ侍りける」
吉野山こぞのしをりの道かへて
まだ見ぬかたの花をたづねむ 西行