暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

第6回お茶サロン「秋いっぱいのベランダ茶会」のご案内・・・満席になりました

2018年09月01日 | お茶サロン&ご近所さんと茶会

  ピンクのシュウメイギクが満開です (2017年10月3日 鎌倉・円覚寺にて)


第6回お茶サロン「秋いっぱいのベランダ茶会」のお誘いです。
年2回(風炉と炉の時期に)自宅で気軽なお茶サロンを開くよう心掛けていたのですが、諸事情でお休みしていました。
足腰の故障も回復してきまして、お茶サロンにお客さまをお迎えできることが嬉しいです。

  秋深き 隣りは何を する人ぞ    芭蕉 

・・・とご近所さんから言われそうですが、
虫のすがれ、名残の花の生命の輝き、金木犀や落ち葉焚きの香り・・・狭いベランダには秋がいっぱいです。
心を自由に遊ばせて、薄茶一服(いえ、何服でも・・・)いかがでしょうか。

少人数の気軽な茶会ですので、お一人でも勇気を出してお出かけ下さい。
嬉しい再会を、新たな出会いを、楽しみにお待ちしております。


濃い紫が素敵な野牡丹(だと思う・・)(2017年10月3日 鎌倉・円覚寺にて)


第6回お茶サロン「秋いっぱいのベランダ茶会」

日時:平成30年10月8日(月・休日)11時30分待合集合
茶席:拙宅・暁庵  横浜市旭区今宿
        相鉄線二俣川駅下車(2台駐車可能、参加の方にアクセス、集合時間など別途お知らせします)
会費:5000円 (当日お持ちください)
概要(予定):11時30分待合集合~香または花~別室(椅子席)にて昼食と一献~中立~ベランダ席(腰掛)にて初炭(後炭?)~菓子~薄茶~15時頃に解散予定
お客さま:4~5名様 
参加資格:初めての方もリピーターの方も他流の方も男性も大歓迎です
       ご一緒に茶の湯を楽しみましょう
応募方法:メールにてお申込みください(氏名、住所、連絡先電話、簡単な茶歴(流派も)など
メールアドレス:akatuki-ane@grace.ocn.ne.jp
応募期間:8月28日(火)~9月16日(日)まで(定員になり次第、応募を終了いたします)
全部椅子席の予定です。雨天、風がひどい場合は薄茶は畳の茶室でいたします。

その他:満席になりましたら、この欄の追伸にてお知らせいたします。

追伸)残席が2名様になりました。引き続き、お申し込みをお待ちしています。(8月31日 )

追伸)本日、満席になりました。ありがとうございます!
ご検討中の方には申し訳ございませんが、またの機会に是非いらしてください。(9月1日)  





   よろしかったらご参考まで・・・
    ○ 第5回お茶サロン「野の花を愛でる」茶会
    ○ 「はつ夏のベランダ茶会」


   第6回お茶サロン「秋いっぱいのベランダ茶会」・・・その1へ   その2へ   その3へ


 

はつ夏のベランダ茶会・・・(3)

2018年06月08日 | お茶サロン&ご近所さんと茶会

 雨のベランダ・・・・愉しかった茶会が終わり、元のベランダへ戻りました
                      (2018年6月6日撮影)

(つづき)
4人のお客さまから素敵な後礼の手紙やメールを頂き、何度も茶会のあれこれを思い出しながら拝読しました。
ありがとうございます!!
SさまとKさまから頂いたメールを記念にこちらへ掲載させて頂きます。


靫草(うつぼぐさ)または夏枯草(かこそう)とも

 Sさまより
暁庵様

昨日はお招きいただきありがとうございました。
心の通い合うお茶席にただ今も余韻をたのしんでおります。
待合の設えに心静かに、丹精込めたお懐石に胸熱く、そして野趣に富んだお席に驚き
御趣向に感謝の思いでいっぱいでございます。

京都の灑雪庵の茶会へ伺ってから4年が過ぎ、再会が叶いまして本当にうれしく懐かしいおもいです。
天神市で出会った反物を仕立てお伺いできましたことも天神市で出会ったというお火箸につながりました。
山本玄峰師の短冊に私も何年か前に出会い丁度今使わせていただいておりましたので、うれしく思いました。
お柄杓も持たせていただきこの上ない一日となりました。

どうぞお疲れが出ませんようにおすごしくださいませ。
またお会いできますこと心より願っております。
取り急ぎ御礼申し上げます。     Sより





 Kさまより
暁庵様

昨日は素晴らしいお茶会にお招きいただき本当にありがとうございました。
はっきり言って、「暁庵ファンクラブ」のファンミーティングのようでした(笑)。
待合でもどこでもひたすら暁庵さまのお茶に対する姿勢や本日の設えやお料理、おもてなしの数々に対する感想の言い合いっこで、皆様、目をキラキラさせて語る、語る・・・。
私も含めて、ブログのファンであり、今日の日をどんなに楽しみにしていらしたのかなと、皆様の熱い血潮に触れた思いでした。

お天気もそれを受けて暑くなるかと思ったら、さわやかな薫風が手入れされた愛らしい庭の樹々をそよがせ、緑陰の気持ちよい、ベランダ茶会となりましたね。
旅箪笥から繰り出される野趣あふれるお茶碗の数々に歓声があがり、それについてのお話も興味深く、また表千家の方のお点前も新鮮でした。

お料理も私はてっきり簡単な点心だとおもっていたら、いきなり四つ椀で、繰り出される鉢の数々に、これでは茶事じゃないですか~~~とかえって申し訳ないくらいです。
表千家の方や京都出身の私のことも考えてくださって、お料理や器にも細かい配慮が感じられました。
ひとつひとつに驚き、感心して感想を言うからなかなか進みませんでしたね(笑)。
私は京都の夏に、ちょっと暗くて涼しい「はしり」でおばんざいを頂戴しているような感覚になりました。

さらに至れり尽くせりのおもてなしもさることながら、やはり一番のご馳走は「お茶会」だったからこそ、いっぱい暁庵さまとお話ができたことです。
戸外で開かれるアリスのお茶会のように、さわやかなベランダで流派や経験の多少にかかわらず、お茶の話に専心できるのは、まさしく「洗心」「雪月花」の世界でした。
 
いつものように素晴らしい方たちとの出会い、一座建立してくださった暁庵さまに感謝するとともに、この刺激をまた自分の茶道生活に生かしていけるように精進したいと思います。  

暁庵さまのお膝がかなり快方に向かわれているというGOOD NEWSもありました。
これからは暑くなったり、うっとおしい季節になりますので、どうぞご自愛くださいませ。
心から感謝をこめて      Kより




       色紙「茶」   布絵作家・森下隆子作

 暁庵より
皆さま
早速に後礼の嬉しいお手紙を頂き、ありがとうございます。
私もたのしゅうございました!
ご一緒に楽しくゆったり過ごせましたのもベランダ茶会の持つ親しみやすさとお客さまのお蔭と存じます。
お茶の神様の配材は素晴らしく、素敵で刺激的なベランダ茶会になり、心から感謝しております。
本格的な茶事もよろしいですが、気軽な茶会も楽しいですね。
またどうぞお出かけください。 


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はつ夏のベランダ茶会・・・(2)

2018年06月07日 | お茶サロン&ご近所さんと茶会

     ベランダ茶席・・・香合の拝見中かしら?

(つづき)
前述したように昼食はいまいちでしたが、お客さま同士なごやかにお話も食も進んだようで何よりです。
食後に再び待合へ戻って頂き、そちらで主菓子を差し上げました。
「どうぞお菓子をお召し上がりください。
 お菓子をお召し上がりになりましたら、しばしこちらでご休息ください。
 銅鑼にてベランダ席へご案内させて頂きます」
主菓子は「青梅」(石井菓子舗製・旭区都岡)、梅の酸味が程よく最近のお気に入りです。

銅鑼を5つ打ち、それを合図に蹲踞をつかい、ベランダ茶席へ席入りして頂きました。
(反省・・・蹲踞柄杓を出し忘れ、茶会後にやっと気が付いた次第です。
 それでもお客さまは何一つおっしゃらず、流石・・・でございました。深謝です




ベランダ席は三畳半の広さで、隅に金魚が棲む睡蓮鉢があります。
ベンチ2つに4名様の円座、陽射しが強いので緋傘とパラソルを広げ、日陰を作りました。
物置に簾を掛けると涼しげな壁のようになりました。
その壁床に「雪月花」の短冊、臨済正宗・山本玄峰師の御筆で、この短冊を掛けるといつも山本玄峰師の数奇な運命と四国遍路のことを思い出します。
その日は、ご縁のあったお客さまと「雪月花」を愛でるベランダ茶会ができたら、どんなにか愉しいことでしょう・・・と思いながら。

点前座はリサイクルショップで購入した桐の衣装引出を2個重ね、敷板に織部紅鉢を置きました。
釜は京都で大活躍してくれた責紐釜、久しぶりの登場です。
その昔、元は水屋箪笥として使われていたという旅箪笥(利休好み)、動線の都合で点前座の右側に置き、洞庫兼小卓として使いました。
予め、水指、茶碗、棗、柄杓、蓋置などを入れて置き、大変重宝しました。



初炭から始まりました。
「お炭を置かせて頂きます」
紅鉢は夏の茶箱の稽古で使用していますが、電熱使用だったので、今回初めて灰形を作り、炭を使いました。
火床が狭く浅いので小さな炭を選んだのですが、後炭のような初炭になり、今後の課題となりました。
「珍しい火箸ですが・・・」
京都の天神さんで購入した、岡山城大手門の古釘の火箸がお目に留まって嬉しいです。
「お香合は・・・」
昨年6月に南仏のエクス・アン・プロバンスで出会った独楽香合、お客さまはブログの読者さんなのでひとしきり、いろいろな旅のお話が楽しく飛び交いました。

干菓子(「雪りんご」松屋と「こはく」豆政)をお出しし、薄茶点前になりました。
点前座に座り、旅箪笥から備前の水指を取り出し、風炉の横へ置きます。
旅箪笥から仕組んだ茶碗と棗を取り出し水指前に置き合せ、あとはいつものお点前の手順です。
それでも茶杓と茶筅が数回風に飛ばされるというハプニングが・・・。

旅箪笥が小テーブルになり、そちらへ点てた薄茶をお出ししました。
茶碗はいろいろ・・・お一人ずつ旅箪笥から茶碗を出すたびに、歓声が上がったような・・・
「今度はどんな茶碗が出てくるのかしら?」
思い出のある茶碗ばかりなので暁庵も嬉しくお話しさせていただきました。





 見詰めるOさま、Hさま、Sさまの優しいまなざしの中、Kさまが薄茶を・・・

薄茶が一巡し、員茶のように2服目をお客さまに点てて頂き、順服していただきました。
裏千家流だけでなく表千家流と表千家不白流のお点前を拝見でき、薄茶を頂き、貴重なお話もうかがえて、とてもとても楽しいひと時になりました。


    はつ夏のベランダ茶会・・・(3)へつづく    (1)へ戻る  募集記事へ



はつ夏のベランダ茶会・・・(1)

2018年06月05日 | お茶サロン&ご近所さんと茶会



6月3日(日)は「はつ夏のベランダ茶会」です。
茶会に先立ち、メールでご案内を差し上げました。

草花が繁茂し金魚の棲んでいるベランダで ゆるりと薄茶一服差し上げたく どうぞお出まし下さいませ。
薄茶なので楽しく親交を深めることが第一と考え、気軽にさせていただきます。
ベランダ席は初めての試みです。設えが意外と難しく悩みながら・・・どうぞお楽しみに。
この茶会を機にお茶の縁が新しく結ばれたり、親交を深めたりできましたら何よりと存じます。
御来庵を心からお待ち申しております。




 茶会の主人公はベランダ先住の金魚たち
 ・・・そう言ったら、飼い主がアオミドロいっぱいの水槽を数回に分けて水替えしてくれました


お客さまは4名様、引き合わせてくださったお茶の神様に感謝しながら、私見の紹介文を忘備録として記します。
(この茶会のご馳走はお客さま、ベランダ周りの草花と金魚と思っております)

Hさま・・・横浜市金沢区にお住まいです。表千家流の方です。
今年初め、右膝故障で休んでいたブログを再開をした時、再開お祝いの嬉しいメールを頂きました。この度の茶会へ勇気を出して初参加です。

Oさま・・・東京都世田谷区にお住まいです。S先生の東京教室(裏千家流)で共に学んでいる先輩で、頼りになる方です。
暁庵の茶事が気に入ってくださったようで、今回も参加してくださって感謝感激です。

Kさま・・・東京都渋谷区にお住まいです。京都出身で25年間のイギリス滞在のあと、京都を経ての東京暮らしです。
裏千家流ですが、金剛流の能もお習いしています。京言葉がはんなり素敵ですが、エネルギッシュな方です。

Sさま・・・東京都武蔵野市にお住まいです。暁庵が京都滞在中、2回も茶会へ来てくださいました。
お招きをためらう様な古家「灑雪庵(さいせつあん)」でしたが、一生懸命おもてなしした数々の茶事・茶会が懐かしいです。再会を楽しみにしておりますし、日々の暮らしをお聞かせください。流派は表千家不白流だったような・・・?。
(参考ブログ:https://blog.goo.ne.jp/maru-akko_august/e/c8fa93391e26e921dc3226081780d333 
https://blog.goo.ne.jp/maru-akko_august/e/375593b61db23e3cb587154d526187c8
https://blog.goo.ne.jp/maru-akko_august/e/f93fb4e42ec6e5ebf6d8593c53fdcc40 )


    狭い庭にうっそうと庭木が生い茂っています

その日は晴れ、風もなく、これで緋傘を立てれるわ!
予報の最高気温は28℃とのこと。少しでもベランダの温度を下げるべく、9時前からパラソルと緋傘を立て、露地や植木に水をたっぷり撒きました(この作業は私めではなくツレの協力で・・・)。
玄関周りに水を撒き、在釜の札を掛けてお待ちしていると、12時少し前に車が止まりお客さまが到着したようです。
詰のSさまが打つ板木の音を合図に、冷たいおしぼりと梅ジュースをお出ししました。

今回は全部椅子席、ベランダが薄茶席という初めての試みでした。
待合は八畳の和室、こちらに点茶盤と喫架で大きなテーブルを作り、煙草盆を置きました。
待合ですが、暁庵も丸椅子に座って最初のご挨拶はこちらでゆっくりと・・・。


    点茶盤と喫架を並べたテーブル席(待合)    

床に「洗心」の御軸、紫野・寛道師の筆です。
桑小卓の中棚に花、天板に香炉をかざってみました。
ピンク色の花はベランダ脇のプランターで咲いていたのですが、植えた覚えもなく花名もわかりません・・・。花器は京都で購入した小代焼です。
伊万里で購入した香炉を天板に置き、伽羅を焚いてお迎えしました。


(ピンク色の花の名前がわかりません。わかりましたら是非ご一報ください)


自己紹介をして頂き、いろいろお話が飛び交って緊張感がほどけていったかしら・・・。
隣の部屋へ動座して頂き、そちらのテーブル席でお昼を差し上げました。
(反省・・・点心のつもりでしたがいろいろ作っていったら、点心だか懐石だかわからない中途半端なものになってしまい恐縮しています  )


  はつ夏のベランダ茶会・・・(2)へつづく   募集記事へ

「はつ夏のベランダ茶会」へいらっしゃいませんか?・・・満席になりました

2018年05月18日 | お茶サロン&ご近所さんと茶会



なかなかお茶サロンを再開できませんが、
手づくりの点心をお出しして、はつ夏の風に吹かれ、ベランダの椅子席で気楽な薄茶をいかがでしょうか?
ベランダでおもてなしをしたいと長年思いながら、初めての試みです・・・





(取り散らかっていますが、当日までにきれいに(?)しますね)


   いつの間にか蝋梅が深みどりになって もさもさと生い茂っています
  野アザミや京鹿の子が咲き始め 隅っこには白い十字架もちらほら

  いつの間にか睡蓮鉢にホテイアオイと金魚5匹が棲んでいて
  仲が良いのか悪いのか しょっちゅう追いかけっこをしています

  毎日金魚に餌をやるのが楽しみらしいツレ 横目で見ていた私も
  いつの間にか餌やりと金魚の観察が楽しみになりました

  いつの間にか植木鉢がいっぱいになり 居候の雑草の方が元気そう・・・
  木陰の草むしり パラソル下の読書 ぼんやり気ままな午後の時間を過ごします

  なんて平和で穏やかな5月のベランダなんだろう・・・


 

  「はつ夏のベランダ茶会」のご案内

  日時  平成30年6月3日(日)
      12時(待合集合)~15時30分頃解散予定
  
  席   拙宅・暁庵  横浜市旭区今宿
      相鉄線二俣川駅下車
      ○ 2台駐車可能、参加の方にアクセスなど別途お知らせします
      ○ 電車の方は11時40分頃二俣川駅集合でいかがでしょうか
     
  内容  点心(待合)~初炭~薄茶と菓子など
     (注・・・全部椅子席です。雨天、暑さと風がひどい場合は室内になります)

  お客さま  3~4名様  

  会費  3000円(当日お持ちください)

  募集期間  5月18日(金)~28日(月)
       (御席の状況は、こちらの追伸蘭にてお知らせいたします)

     
 「あらっ!楽しそうな茶会・・・」と思われる方、是非お出かけくださいませ。
  メールをお待ちしています。 メール:akatuki-ane@grace.ocn.ne.jp
 (御名前、御住所、電話、簡単な自己紹介をお願いします)

   

追伸)本日まで3名様にお申込み頂き、残席が1名様になりました。引き続き、宜しくお願い致します。(5月23日 )

追伸)本日、満席になりました。ご検討中の方には申し訳ございませんが、またの機会に是非いらしてください。(5月23日) 


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