MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

ルリビタキ幼鳥との会話

2016年02月08日 | あらかると

公園を長時間散歩するときは、
自然の中で食べる美味しさを味わうために昼食の持参をするのだが、
通常は「おにぎり」や「おにぎらず」にしている。
が、
冬場は冷えたオニギリは不味いので、
菓子パンや餅の磯部巻になることが多く、
今日はコンビニのメロンパンと焼そばサンドだった。

昼食時にベンチでパンを食べて居ると、
ヒッ ヒッ ヒッ(地鳴き)となにやら小鳥のような鳴声がしたので、
鳴声のする方向に目をやると、
ルリビタキがこちらを向いて心地よいリズム感で鳴き続けていたのである。


良く見ると幼鳥で、羽の色合いがやや未熟だったものの、
胸の両端の黄色は流石に美しく、幼鳥らしい丸々感も可愛い。


私のほうを見ながら鳴き続けているので(私と幼鳥との距離は約3m)、
物は試しとパンの端を千切って目の前に投げてみた。

逃げてしまうと予想していたが・・・・なんと・・・、
ルリビタキは小さなパンの切れ端を、
まるで「なんだろう」と言っているかのごとく、
首を傾けて確認していたのである。


パンの切れ端が落葉に隠れてしまって見えなかったのか、
それとも幼虫のような動くものしか食べないのかは不明だが、
真横にポーズをとった瞬間に鳴き止み、数枚撮ったあとに飛び去った。

数分間の出会いだったが、私以外に人が居なかったことが、
幼鳥の警戒心を和らげたのかもしれない。


下の写真は、
昨年2月13日撮影のルリビタキの成鳥で、
目の上の眉のような白い模様の有無で判断できる。


下の写真は、遊歩道近くで採餌中だったが、
人が近付いたため、警戒して枝の上に移動した「ジョウビタキ♀」。
前回撮ったときのジョウビタキよりも野生的な目付きであった。



撮影地は全て市川市大町公園。
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