MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

花粉を集める西洋蜜蜂たち

2016年02月27日 | あらかると

朝から快晴だったため、遠出のポタリングを計画したが、
自転車で走り始めると風が冷たく、結局は近隣の公園へ。

まもなく満開の時期を迎える河津桜の写真を撮って居ると、
蜜蜂が桜の周りを飛び回って花粉を集めている姿が在った。

蜜蜂の種類はほとんどが西洋蜜蜂で、日本蜜蜂は確認できなかったが、
あちこちの花で見ることが出来た。
ということで、
今日撮って来た、花粉を集める西洋蜜蜂の生態写真を・・・・。

「河津桜」


寒桜では見られなかったので、河津桜のほうが花粉が多いのかもしれないが、
蜜蜂の巣が近隣にあるという理由も考えられる。


「藪椿」
真冬でも咲いているので、日中の気温が10℃を越すと、
西洋蜜蜂の姿も見られたが、これまでは平田虻のほうが多く、
最近になって個体数は逆転したようである。


花芯の蕊を前にホバリングし先着している仲間がいないか確認し、
やがてお目当ての場所に潜り込んでいく。
下の写真の個体は、すでに体中が花粉塗れだった。


日差しが良いときは、花粉集めを中断し、
近くの葉の上で体を温めている蜜蜂もいるが、
やはりこの時期の日差しは人間だって良いに決まっている。
のんびりとベンチで休んでいる人が多いのもこの時期なのである。


「オオイヌノフグリ」
花よりも蜜蜂のほうが大きいので、
花に止まると、花茎はその重さに耐え切れず曲がってしまう(巻頭の写真)。

また、花が小さいため花粉も少なく花に留まっている時間よりも、
飛び回っている時間の方が圧倒的に多く、
長いときには1分近く花に止まっている藪椿に比較すると、
花粉の回収率は雲泥の差なのである。


回収効率は悪いが花粉団子をつけた西洋蜜蜂が、
あちこちのオオイヌノフグリの群生地で飛び回っていた。


明日も晴れて気温も今日より上がりそうである。
冬の野鳥が少なくなった今、小さな昆虫の世界にスポットを当てるのも面白い。
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