今日が「俳句の日」であることを最近知った。
私が第一線で仕事をしていた頃に一教授に寄って提唱され、
8月19日の語呂にあわせて「俳句の日」となったようである。
記録的な猛暑もやっと峠を越したようで、
朝夕はエアコンを止めることの出来る気温になっている。
が・・・・
残暑は厳しく、快晴の日中はまだ真夏そのものである。
公園内の蜻蛉や蝶達も人と同じ様に、
直射日光を避けて日陰で休んだり、吸蜜していることが多い。
写真の花は「秋の田村草(アキノタムラソウ)」で、
季語的には「秋」であろうと調べたが、所有の大歳時記には記載されておらず、
更に調べてみると、秋の田村草は6月ごろには咲き始め、
11月ごろ迄咲いて居るという。
小さなアザミの花に似た「田村草」は秋の季語として確立しているが、
植物学的には田村草は菊科で、秋の田村草は紫蘇科で花も草の形状も全く異なる。
下の句は、秋の田村草が吸蜜に来た筋黒白蝶の重みで垂れている様や、
小さな蝶にも重みがあることを詠んだのだが、
季語として確立していない花の名前をそのまま使ったために、
もしかすると川柳扱いになるのかもしれないのである。
ちなみに、揚羽蝶などはその重みのためうまく花に止まれず、
吸蜜を諦めることもある。