MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

銚子みやげは「鰯の甘露煮」

2011年02月02日 | たべもの・料理
ウオッセ21は海産物の土産物を売っている。
詳細はこちらから「ウオッセ21の店舗案内」。

巻頭の写真は、ポートタワーから望む利根川河口。
向こう岸の港は茨城県の波崎新漁港。


ウオッセ21では様々な海産物が売っていたが、
思い出の「美味しい鯵の干物」があったら買おうと思った。

思い出というのは、
学生時代、アルバイト先の会社のリゾートマンション風の保養所が銚子市内にあり、
(当時はリゾートマンションと言う概念がなく「社長の別荘」と呼ばれていた)
会社の同僚8名ぐらいで遊びに行ったことがある。

別荘ゆえ、賄人(管理人)は居らず、朝食は自分たちで用意した。

おかずの買出しは私と社員の二人で行ったが、朝早いこともあって、
開いていたのは魚屋風の小さな小売店だった。
小売店の主人のお奨め品は自家製と言う「鯵の干物」だった。
薦められるままに人数分を買ってきた。
食べてみると誰もが認めた「絶品の味」だったのである。

しかし、ウオッセ21内の店にはあちこちに鯵の干物が売られていて、
なかには外国から輸入した鯵を使っている店もあった。
事前の情報がないまま行った私たちには、
目利きできるものではなく、鯵の干物は諦めることにした。

観光地の土産物と言えば定番物が多いが、
私は海外でも国内でも
「地の物で、私が食べたことがなくて安くておいしそうな食べ物」
を基準に土産を探すことにしている。




と言うことで私が選んだ銚子土産は、
ウオッセ21の一番奥にあった「干物工房 あてんぼう」の
『鰯の甘露煮』(上の写真)。
勿論自分で食べるための土産なので、私にとっての初物である。

この店を選んだ理由は、鯵の干物の原料の「鯵」を外国産と表示していたためで、
いわば真面目な店で「信用できる」と踏んだのである。
(後日調べた結果、遠赤外線で作った高級干物を製造販売する会社の店舗だった。銚子産の鯵の干物が1匹400円、輸入物の鯵の干物が1匹100円だった。このようなことが事前にわかっていたなら、銚子名産の金目の干物を買っていたかもしれない)

『鰯の甘露煮』は真空パックされていてずっしりと重く(500g入)、
値段もリーズナブルな480円だった。
(雑魚や鯊の佃煮が100gで4~500円前後するのが普通である、楽天市場の「鰯の甘露煮」は110g350円)




食べてみると甘辛さのバランスがよく、
骨も身も同じ柔らかさのため骨を感じることがなく、
ご飯の友には最高である。
また、お茶の友としても合うので、酒のつまみにも出来そうである。
真空パックのため、形がやや崩れているが頭も内臓も丸ごと入っているのもいい。
と言ってもあくまでも「他人への土産ではなく自分への土産」と言う条件付の土産・・・なのだが

「あてんぼう」のホームページがあったので調べてみたが『鰯の甘露煮』はネット販売では取り扱われてなかった。

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