MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

初蝉(はつせみ・写真俳句)

2009年07月08日 | 写真俳句

6月29日11時ごろ、近くの公園で蝉が鳴いているのを聞いた。今年の私にとっての初蝉だった。鳴く声から判断すると「ニイニイゼミ」のようだった。

前夜は雨だったため湿度が高く、蝉の声はかすれるような弱々しいものだった。盛夏の時の元気さはまるでなく、鳴き始めようとしては止め、止めるかと思えば鳴き始め、余り長く鳴くことはなかった。

「気だるい」では言葉自体が沈みがちであり良い表現ではないが、初ぜみを聞いた喜びが、聞き及んでいくとともに「気だるい」蝉の声に聞こえてきたのである。
コメント