港区まち創り研究会(まち研)ブログ

港区まち創り研究会の活動の状況やまちづくりについての様々な情報をお伝えします。
海外の街あるきの報告もあります。

世界の街から94   ニューヨーク建築あれこれその2

2013-07-22 18:43:45 | アメリカの街から
3 ニューヨークタイムスビル
 アメリカの建築家レンゾ・ピアノが2000年に行われたコンペで当選した案である。8番街にあり、52階建て319mの超高層建築で、ニューヨークでは3番目に高いビルである。
 外壁の外側にスティールフレームが見えるようにし、薄いセラミックシリンダーでガラスの外側を覆っている。日射をコントロールし、エネルギー効率を高めている。1階部分がオープンになっており、誰でも入ることができ通り抜けもできる。中央に樹木の緑が見える中庭があり憩いの場となっている。1階に劇場もある。過去のニューヨークタイムズの記事がランダムに表示されるディスプレイがならぶ。赤や黄色の原色の壁面が目を引く。
 こんなオープンな事務所ビルは珍しい。

4 国連本部ビル
 ル・コルビュジエの原案をもとに、ブラジルの建築家オスカー・ニーマイヤーなどが設計した国連本部ビルを見る。プロポーションのよい高層部の建物とゆるやかな曲線を描く低層部の対比が美しい。建物自体は傷んではきているが、デザインとしての斬新さは現代でも通用する。
 低層部の内部空間も緩やかな曲線が使われており現代的で魅力的な空間となっている。
 こんな素晴らしい建築は永久に残してほしい。何でも、槇文彦氏が改修工事に手がけるそうである。期待したい。


ニューヨークタイムスビル外観高層部

ニューヨークタイムスビル外観低層部

外観詳細

遠景

通り抜けができるオープンな1階

中庭の植栽

1階ホールから中庭を見る

ランダムに過去の記事が見れるディスプレイ

ディスプレイがある1階部分

1階にある劇場

銅像と大胆な色の壁

国連本部ビル 高層部と低層部の対比がきれい

国連本部ビル 斜路

曲線を使った内部空間

ドラマティックな内部空間
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