港区まち創り研究会(まち研)ブログ

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海外の街あるきの報告もあります。

世界の街から35-----イギリスのバースの街並み

2012-03-12 18:58:20 | イギリスの街から
今回は、イギリスで建築家が街づくりに大きく関与したバースというちょっと変わった街をご紹介する。
バースはBATHの語源ともなった街で、紀元前から温泉が発見され使われていた。紀元65年からローマの支配下になり、ローマの浴場として数百年使われていた。いまでもローマ浴場跡(ローマン風呂)として残されている。
バースが大きく発展したのは18世紀で、起業家ラルフ・アレンが上流階級の住む町づくりを構想した。建築家としてジョン・ウッドを採用した。
ジョン・ウッドは、バースに新しいローマ時代の街をつくろうとした。
それが、ザ・サーカスやロイヤル・クレッセントという半円形の建物となった。
ジョン・ウッドは工事半ばで亡くなったが、息子が後を継ぎ、親子2代で完成させた。
ジョン・ウッド設計の建物はバースに30以上あるという。
ロイヤル・クレッセントは大きな半円形と広い広場があり、円形はそれほど意識されないが、解放感があり美しい。ザ・サーカスは、円形の建物と中央部の樹林との調和がよい。
鳥瞰図を見ると、ローマンバスを中心に市街地が構成され、エイヴォン川が中央部をながれている。河を生かしつつ公園、広場が巧みに配置され、古典的な建物が並び歩いていてもあきさせない見事は都市の構成となっている。
街並みは世界遺産ともなっているが、イギリスでぜひ訪れてみたい都市の一つである。

鳥瞰図その1

鳥瞰図その2

ロイヤルクレッセント 大きな半円形の建物

ロイヤルクレッセント

ザ・サーカス  半円形はやや小さい

ザ・サーカス

ザ・サーカス  中央部の樹林

ローマン風呂の入口

ローマン風呂内部

大聖堂

小劇場

歴史を感じさせる市街地

エイヴォン川とバルトニー橋

河畔でくつろぐ人々

美しい公園

市街地にあるトピアリー
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