港区まち創り研究会(まち研)ブログ

港区まち創り研究会の活動の状況やまちづくりについての様々な情報をお伝えします。
海外の街あるきの報告もあります。

港区みどりの街づくり賞の作品を見るその2 品川フロントビル

2012-09-06 09:45:28 | 港区のできごとあれこれ
品川フロントビルは品川駅東口から徒歩3分の好立地である。東京新聞・東京中日スポーツ社跡地に総合設計制度を利用し開発されたビルである。地上19階、地下3階の延べ面積7万㎡を超える巨大ビルである。
設計は日建設計が行っている。公開空地は1200㎡あり、そのかなりの面積が緑化されている。ビルの周囲の空地は緑化され、前面の大きな広場は50%以上が緑で覆われている。
公開空地は誰でも入れるよう公開性は高く、歩いたり休んだりする場所として快適である。
高さ10mを超えるソメイヨシノがシンボルツリーとして前面の広場に植えられている。
広場の向かいにあるキッズ館は、屋上緑化、壁面緑化がほどこされている。
樹木は高木の常緑樹が多く植えられており、グランドカバーにはクマザサが多く使われている。キッズ館の2階は認証保育所、3階は子育て広場、1階には地域の人が使える集会所が設置され、地域貢献施設が充実している。
 巨大なオフィスの公開空地をかなりの部分を緑化した例として評価できる。今後の課題として、キッズ館だけではなくビル全体の壁面緑化にもぜひ取り組んでほしいと思った。

前面の広場

前面の広場 山のようになっている

シンボルツリーのソメイヨシノ

くまざさのグランドカバー

ビルサイドの緑化

ビルサイドの緑化

公開空地の表示

キッズ館の緑化
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする