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日々適当

hibitekitou

地形データを読んでみる

cg |2009-10-18
国土地理院で公開されている基盤地図情報は10mメッシュの数値標高モデルの全国整備されたものがあります。10m。かなり細かいです。

基盤地図情報の閲覧・ダウンロード [国土地理院]

ということで、それをVueに読み込んでみましょう。

まず、データをダウンロードします。

どこの地域のデータを読み込みましょうか。と思っても全国くまなく公開されているわけではないのですけど、幸い富士山が公開されているのでそれを落としてみましょう。
上記ページの基盤地図情報ダウンロードサービスからJPGIS2.0(GML)形式のページにとびます。



そこでzipファイル22個をダウンロードしました。

ダウンロードしたzipファイルを伸長するとxmlファイルが出来上がります。それを品川地蔵の地図とマックとで配布されている基盤地図標高変換というツールを使ってgmlファイルに変換します。xmlファイルを複数選択可能なので、該当xmlファイルを一つのフォルダに放り込んでおいてから変換するといいですね。



このgmlファイルを直接Vueに読み込めればいいのですが、地形データで読み込めるのはUSGS DEMに限られるようなので、この標高の情報をグレースケールの画像データにしてやります。

そこでやはり品川地蔵の地図とマックとで配布されているSimpleDEMViewerを使います。
これでbilファイルをいて、16bitグレースケールのtiffファイルに出力してやります。

一個ずつ読み込んでは変換し、出来上がった複数のtiffファイルをPhotoshop上でつなげてやってもいいのですが、SimpleDEMViewerのいいところは、bilファイルを次々と読み込んでやって、最終的に一個のデータとすることができるということです。
追記
SimpleDEMViewerでも複数bilファイルを一括で読み込めます。



ってことで、何も考えずファイル→読み込むからbilファイルを読み込む作業をbilファイルの数だけ繰り返します。



そうして、一枚につながったデータが出来上がるので、それをグレースケールのtiffファイルに出力してやるのです。



出力されたtiffファイルは今回の場合3960x3614のサイズでした。かけている部分もあります。とりあえず富士山の山頂部分があればいいので、そこを中心に正方形に切り抜きました。2319ピクセル四方でした。



で、Vueです。地形を一個作り、それのXZ方向の大きさを23.19kmにします。
でもって地形エディタを開き、「画像」ボタンを押して先ほどの画像を読み取り、その合成モードの比率で画像を100%にしてやれば完成です。
ちょっと細かく読み取るために、メッシュ解像度を4096四方にしましょうか。その上で同じことをしてやると、より細かく、素材となった画像のデータを余り損なうこと無く読み込まれると思います。あとは高さを3776mにしてやればいいっすね。

ということで読み込まれたデータは、おお、少なくともシルエットは富士山ですねぇ。

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