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日々適当

hibitekitou

ムービーの明るさについて

mac |2008-09-24
CGで作成したQuickTimeムービー(CG制作で出てくる素材はRGB素材)をH.264出力する時、QuickTime経由で行う場合に色が浅くなるような感じられることがあります。
これは、QuickTimeのエンコーダがうっかりなガンマ値を考慮しちゃって変換を行っているからと考えられます。



ガンマ1.8の環境で作られたムービーを、ガンマ2.2環境で観ても1.8環境で作られたときと同じように見えるように調整してくれているっぽいわけで(たぶん)。
その結果、そのムービーを作成した環境で観ると、色が浅くなったように感じられる、と。

オリジナルの素材に、試しにQuickTimeがH.264に変換するときに行っているであろうガンマ値の補正の逆数をかけてみます。(QuickTimeエンコーダは2.2/1.8をしていると思われる(明るくなる)のだから、1.8/2.2してやる)



出力結果を並べたものは以下のような感じ。補正をかけてQuickTimeムービーは暗くなっており、それをH.264で出力すると、オリジナルに近い明るさになっているように、思える?



厳密に同じにはならないけど、オリジナルの素材をそのままH.264にするよりもいい結果になっているようです(でも、全く同じにはならないし、数字的には結構差が出てしまっている)。

この変換は、どうもRGB→YUVする時に行われている印象です。実際、AJAの2VuyというCodecに変換したときも、色が浅くなりましたから。

ということで、RGB素材をH.264に変換するときには、あらかじめ、その辺のガンマの変化を考慮したフィルタを1発かましてやれば、まぁ、そのファイルを渡した相手と、大きな認識の差は生じないかなぁ、という感じはします。
そもそも正しくキャリブレートを行った環境でお互い確認しているのかという根本的な問題があるから、あんまり意味のない議論なのかもしれないけどね(^^;
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