パスワード付きZipファイルを作成
zipファイルにパスワードをつけて、ファイルとパスワードを別のメールで送付するという商習慣に対応しつつ、それを可能にする専用の仕組みを利用しない場合には手動で頑張るということになります。というわけでパスワード付きのzipファイルを作るわけですけど、macOSのFinderから圧縮をかます場合、UTFのNFCやらNFDやらの問題とかFinder情報やら拡張属性やらが保持されたりやらでmacOS以外の相手に渡す場合あんまりよろしくないので、WinArchiver Liteを使うのですけど、そいつが設定できるパスワードって数字四桁なんすよね。
体裁が悪いので長いパスワードを設定したいときは、だからターミナルを使います。WinArchiver Liteでパスワードなしで圧縮して、出来上がったzipファイルをターミナルからパスワード設定をしてあげるわけですな。
zipcloak [zipファイルのパス]
それでパスワードを聞いてくるんで、設定してあげればOK。とりあえずWindowsからもMacからも問題のないパスワード付きのファイルが出来上がります。
しかして、面倒なんすよね。
ターミナルから直接 zip -e [出力ファイルパス] [圧縮したいファイルパス] (フォルダを圧縮なら-rオプションが必要)を実行してzipファイルを作れるけど、それだと.DS_Storeとか作られる上、NFDでファイル名が保持されちゃうからちょっといやん、ってなります。まあ__MACOSXフォルダは作られないみたいだけどね。.DS_Storeを作らないようにするには-xオプションで -x "*.DS_Store" とかすればいいみたいだけど、NFDのファイル名のまま圧縮されちゃうのは変わらない。
いやぁこまりますなぁ。どうしたもんですかねぇ。
そういえばMac App StoreでWinArchiver Liteはもう配布してないんですね。公式ページに行ってみると「現在提供が停止されています。提供再開に向け鋭意対応中ですが時期は未定です。何卒ご了承ください」ってなってるから配布を再開する意思はあるのだろうか。でもその元になっているMacWinZipperは2.7.1で「本バージョンはOS X Catalinaまでをサポートする最終版となります」ってなってるから開発停止ってことかね??
代替ツールは何がいいのだろう…(代替ツールにパスワードを設定する機能があればターミナルの知識が不要になるねw)
オープンソースのPeaZipってもんがありました。このツールでzip圧縮するときは7zを使って行っているようなのだけど、とりあえずmacOS標準のアーカイバを使った時のようにWindows上でファイル名の文字化けは起こらないものの、macOSからSMBで接続してそのファイルを見に行くとファイルの中身を見ることができない。ファイル名がNFDになっているみたいでした(Windows上でファイル名を上書きするとmacOSから開けるようになる)。なかなか難しいですなあ。
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