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映画クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁
クレヨンしんちゃん |2010-04-18

映画クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁 [公式ページ]
今年は仕事のため舞台挨拶に行けず、しかし出来るだけ早く見たいと言うことで見てきました@渋東シネタワー
ちなみに上の写真は先週頭にアバターを見に行った川崎の劇場のものです。
さて、というわけで、えーと、これで映画何作目だ? おー、18作目か。すごいねー。
今回のお話はタイムスリップ物ではありますが、過去の二つの傑作(特に一つは大傑作)と違い、未来に行くところが新しいです。しかしその未来は単純に現在の延長線上からイメージされるものではなく、大災害の後、ネオトキオとなった春日部という設定の世界なのでした。
未来と言うことで何でもありと言えばそうで、タイムマシンはもちろん、巨大ロボットや果ては未知のエネルギーまで登場しちゃってます。実は個人的にはそこに引っかかっておりましてね。微妙に地に足がついていない感を感じてしまい、いまいち映画に乗りきれませんでした。
とはいえ、もういち二回見に行こうかなとは思っていますよ。
タミコ。タミさんはいいっすね。今回の映画のヒロインです。なんか非常に正統派なんじゃないすか、実は。
野原しんのすけの婚約者という設定で未来から5歳のしんのすけを呼びに来て、主人公としてのしんのすけは事態に巻き込まれることになります。ファッションはなかなか奇抜なのだけど、それは未来における普通のファッションということになっているようです。それとウエディングドレス姿のギャップもなかなかよろしい。
未来に飛ばされるのはしんのすけだけではなく、カスカベ防衛隊の面々もそうです。彼らは巻き込まれたという感じですがね。そこで未来の自分に会うわけですけど、なかなかにつらい未来が待っている者、一見順風満帆な人生を歩んでいるように見える者。夢をかなえた者。そんなふうに描かれています。つらい未来を見てしまった二人の部分はなかなかに楽しいわけですけど、いったんしんのすけとタミコとはぐれていたカスカベ防衛隊面々はその後に彼らと再会。しかし、タミコを追う花嫁(希望)軍団の追跡・攻撃に巻き込まれてしまいます。ここの部分の描写は結構コミカルでいいんですけど、花嫁(希望)軍団、これが個人的には首をかしげちゃいました。
花嫁(希望)軍団。近藤春菜(ハリセンボン)、黒沢かずこ(森三中)、はるな愛、いとうあさこ、椿鬼奴。この4人の芸人が声を演じているんですけど、それにさらに2名、プロの声優さんが演じているキャラクタが加わり、合計6人で構成されています。主にこのプロの声優さん2人がセリフを引っ張っていくんですけど(白石涼子、神田朱未)、それ以外の芸人さんがまぁやっぱり素人なのですよね。
この連中の登場機会がとても多いのです。この連中のテーマソングがあるのですが、いまいち(^^;ですし。登場でそれを歌われてちょいと引いてしまいました。
さらにまぁ声としては素人と言うことで聞き取りづらい部分が多く、そこも物語に没入できない原因の一つですかね。
部分部分は面白かったし、前述した通り追いかけっこも楽しかった。でも、この軍団が登場するシーン全体はいまいちかなーって感じです。
で、一番の悪役として描かれるのはタミコの父親である金有増蔵。複線として現代におけるアクション仮面のスポンサーとして金有増蔵の会社名が登場しているのですが、未来の世界におけるアクション仮面の多さは何だろうと思ったら、プログラムによると金有増蔵がアクション仮面のファンであるという設定みたいです。
んー、そんな設定、さっぱり分かりませんでしたよ? 物語本筋にはアクション仮面の姿がこれほど描かれる必然性と言うものが感じられなかった。何かあるンじゃないかと思いつつ、遂に謎のままプログラムをみて初めてそぉいうことだったのねと思わせるのはちょっとどうかと思います。
とか何とか、そんなふうに不満点が結構散発しているんですよね、この映画。
それゆえに、ぐぐっと引き込まれることはなかった。実に残念なことです。だからといって、ドッカンドッカン笑いが発生するという物でもなかったしね。
まぁでも、不満なところはたくさんあるけど、全体としては楽しめました。
未来の野原家を訪ねるところなんかはちょっとぐっと来ちゃいましたし、エンディングは個人的に好きな感じだし(曲じゃなくて絵ね)。
部分部分では楽しめるから、そこを味わいにもう一回は見に行くと思います。
ちなみにこの映画の舞台である未来は、隕石が地球に落下したことによる災害により、おそらく東京は沈み、カスカベの所まで海が来ているし、空は雲で覆われ昼までも暗い世界という風になっていますが、最後に現代に戻ったところで、その未来は分岐した未来の一つであったことが示されています。現代に生きるしんのすけたち子供たちの未来はまだ何も確定していない。それを見せてからエンディングに入っていったのはよかったかな、って思いました(テレビシリーズは続くし、来年以降も映画をやっていくのなら、必要な措置ではありましょうがね)。
余談
予告の部分で、映画の撮影は法律で禁止されています、的な映像が流れているじゃないですか。ビデオカメラ頭の男がパントマイムを繰り広げているやつ。あれが新作になっていましたね。ダウンロードも違法ですが加わってた(^^)
んで、借りぐらしのアリエッティの予告も、以前ドラえもんで見た時から比べると新しくなってました。アリエッティが走ってました。ジブリ走り健在です。
あ、それで思い出したぞ。劇中1カット。あれは湯浅さんかな?
追記
2010年4月28日
2度目の観賞してきました。
印象、かなり変わりましたね。
やっぱり、たるい部分やもう少し見せ方どうにかなっただろって部分はやっぱりあったけど、全体としてはとてもよいと思うようになりました。
タミさんの効果は絶大だ(^^)
ちなみに、タミさん。正統派ぶりはカスカベボーイズのつばき以来っすよ。
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