RICOH THETA Z1
という事で、こちらの商品、注文しちゃっておりました。
JPEGのみとRAW+JPEGの二つの保存形式を選べるこのカメラ。JPEGのみの設定で撮影すると出力されてくる画像のサイズは6720x3360となり、これはTheta Vの5376x2688よりもだいぶ大きくなるわけですが、これをRAW+JPEGで撮影した時のRAWファイルにおいては7296x3648とさらに大きくなります。
まぁこのサイズってのは魚眼レンズで撮影された二つの像をつなぎ合わせて長方形にした時のサイズなので、厳密にセンサーの画素の一つ一つが(大雑把に)ピクセルの一つ一つに該当するわけじゃないのですけど、出力されてくる画像のサイズとしてはそんな感じ。Vと比べるとかなり大きくなります。
この2枚はRAW+JPEGで撮影した時に出力された画像で、RAWの方をLightroom Classicでスティッチ処理をかけています。参考までに同ポジでTheta Vでも撮影してみました。それが下。
といっても縮小しているものですから違いがわかりにくいので真ん中辺を切り抜いたものが以下となります。
これだとわかりやすいのではないでしょうか。サイズが違うのはピクセル数ベースではなく範囲ベースで切り抜いたためで、これだけピクセル数が違いますという例ともなりますかね。Z1のJPEG出しはVに比べると明らかにディティールが増しています。レンズ性能もですけどセンサーサイズの拡大が効いているのでしょう。けれどもカメラ内でスティッチ処理をされており、処理を軽量化するためなのかフィルタが強めにかかっているように見えます。で、RAWで記録したものは(適当に現像したものですけど)よりディティールを救えているように感じられますね。
ちなみにRAWで記録された画像は以下のような状態です。
それぞれのレンズで捉えた像がそのまま記録されている。これをLightroom Classic用のリコーが出しているプラグインを使ってスティッチをしています(処理自体はほぼ自動です)。余談ながらLightroomと名前につソフトはLightroomとLightroom Classicの二つがAdobe Cloudから配布されています。LightroomのプラグインではなくLightroom Classicのプラグインであることには注意が必要ですね。Photoshop用とかAppleの写真.app用とかも出して欲しいです。
日が落ちてちょっと暗くなった環境での結果。RAWの像がぼやっとした印象になっているのは適当に現像したからなのだと思われますが、つまりはこれぐらいの素材になってくるとRAWの現像処理の腕の差が顕著に効いてきそうです。
以下flickrにあげた画像です。
Vで出力された画像をflickrにあげると、360度表示された時にちょっとがっかりする画質になるんですけど、Z1はかなりマシになっていますし、素材としてかなり使えるデータを得られるようになってきたのではないでしょうか。
動画については4K 30pなのでそれほど期待はできないですかね。動画の場合、HDで鑑賞するにしても8Kぐらいは最低限必要なんじゃないかって思います(そんな意味でZ1の静止画が8K近いサイズなのはようやく使えるようになってきたと言えるのかもしれず…)。それでも、レンズ性能・センサー性能の向上でVよりかはマシになっているのでしょうか。
ちなみにFCPXで360°の状態で編集ができるのだけど、それをマスターとして書き出してCompressorでYouTubeにアップロードするのに実用的なサイズにエンコードすると画質はちょっと劣化します(上図で細かい情報が失われているのがよく見ると確認できる)。
さらについてでに、FCPXでマスターで書き出す時、eGPUをちゃんと使ってくれますな。Compressorはほとんど使ってくれませんが。
THETA Z1 19.05.25
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