M1により制限が増加したと感じるかもしれない
発表から1日を経て、いくつかのことが明らかになってきました。
Apple M1チップを搭載したMacBook Air/Pro、Mac miniはeGPUに非対応。[AAPL Ch.]
まずはeGPUの制限。制限というか対応していないという話。
これがAMDのドライバなどが間に合っていないレベルの話ならいいのだけど、M1のハードウェアに起因することだとするなら絶対に無理ってことになるので、より強力なGPUを求めている人は後続のマシンを待つか、Intel Macを買わなければならないということになりますか。
Apple M1チップを搭載したMacではThunderbolt 3ポート経由のDockを通したデュアル・ディスプレイ拡張が不可能な仕様に。 [AAPL Ch.]
こちらもGPU周りのお話ということになりますが、接続できるディスプレイの枚数がIntel CPUのものよりも制限が厳しいことになっております。
いずれの制限も、一番下のクラスのマシンであるということを考慮するなら文句を言うのは一部のマニアな人たちだけだと思うので問題は少ないでしょうが、これがiMacや4ポートのThunderbolt端子を持つ13インチ/16インチ MacBook Pro、Mac Pro の後継でも Intel CPU 時代に比べて何か制限が大きいぞ?って印象を持たれるようなことがあると、かなりマイナスだと思うので、そこはじっくり仕上げてくることを信じるしかないすかね。
ちなみに、そもそもの段階から明らかになっていた制限としては、Parallels DesktopやVMwareなんかがApple Siliconに対応したとしても、Intel Mac上で動いていたOSのイメージは起動させられない、ってことでしょうか。
当面はARM版のLinuxを動作させる環境ってことになるのかね。ARM版Windowsでx86アプリのエミュレーションを行うそうなので、Windowsアプリはもしかしたらある程度は大丈夫ってことになるのかもしれないけど、Catalina以前のmacOSを動作させたい場合は、Parallels Desktopなりがx86環境をエミュレートする必要があるわけです。そっち方向の開発ってされているのかなぁ?(個人的に使っているのは10.7.5と10.12.6なので(印象として)2013年ごろのMacの性能が発揮されるなら問題ないのだけど(シングルコアの性能で半分ぐらいの速度になっても実用上大丈夫と思うのだけど)その速度も厳しいだろうか…)