iMac Retina 4Kディスプレイモデル 登場
前々から噂されていたiMac Retina 4Kディスプレイモデルがリリースされました(13日22時あたり)。と同時にRetina 5Kディスプレイモデルもマイナーチェンジを受けたようです。
21.5インチ Retina 4K ディスプレイ | 27インチ 5K (Late 2015) | 27インチ 5K (Late 2014) | |
モニタ解像度 | 4,096 x 2,304 | 5,120 x 2,880 | |
CPU | Broadwell Core i5 3.1GHz (TB時3.6GHz):5675R? Broadwell Core i7 3.3GHz (TB時3.8GHz):5775R?(BTO)> |
Skylake Core i5 3.2GHz (TB時3.6GHz):6500?(下位) Skylake Core i5 3.3GHz (TB時3.9GHz):6600?(上位) Skylake Core i7 4.0GHz (TB時4.2GHz):6700K? (BTO) |
Haswell Core i5 3.5GHz (TB時3.9GHz) Haswell Core i7 4GHz (TB時4.4GHz)(BTO) |
GPU | Intel Iris Pro Graphics 6200 | Radeon R9 M380 2GB GDDR5 (最下位) Radeon R9 M390 2GB GDDR5 (中位) Radeon R9 M395 2GB GDDR5(上位) Radeon R9 M395X 4GB GDDR5 (上位BTO) |
Radeon R9 M290X 2GB GDDR5 Radeon R9 M295X 4GB GDDR5 (BTO)> |
Strage | 1TB HDD 2TB Fusion Drive(BTO) 512GB SSD(BTO) |
1TB HDD (最下位) 3TB HDD (最下位BTO) 3TB Fusion Drive (BTO) 256GB or 512GB SSD (BTO) 1TB SSD(中位・最上位BTO) 1TB Fusion Drive(中位) 2TB Fusion Drive(最上位) |
1TB Fusion Drive 3TB Fusion Drive (BTO) 256GB or 512GB or 1TB SSD (BTO) |
CPUが21インチモデルは第5世代なわけっすね。
なんで第6世代を採用しなかったんでしょうか。想像するに、第5世代の内蔵GPUはIris Pro Graphics 6200で、これは第6世代のSkylakeに搭載されているHD 530なんかより性能は勝るようなので、ディスクリートGPUを搭載することのないモデルだからGPU性能を重視したって事でしょうか。
Skylake登場時に出たモデルのCore i7-6700Kは21インチiMacには乗せづらそうなTDP(91W)の物で、27インチのBTOで選べるCPUはこれだろうと予想されますが、こいつの内臓GPUがIntel HD Graphics530です。こちらのレビュー [パソコン工房] で、iMac 21インチモデルのBTOで選べるCore i7と同程度のCPUと思われるBroadwellの物と比較しています(CPUについては、iMac 21インチモデルと27インチモデルのそれぞれのBTOでの最上位の比較に類する内容になりましょう)。
SkylakeはCPUのパワーにおいては確実にパワーの向上を実感できるようですが、GPUに注目すると1.2倍程度の差でBroadwellのIris Pro Graphics 6200がパワーがあることが示されています。
iMac の21インチもデルを選ぶ人の多くは、そこそのパワーで十分という人も多いでしょうから、日常の使い勝手に直結するGPUを重視したのかもしれません。
一方で、よりパワーを求められる位置づけの内蔵GPUを使うことのない27インチモデルは最新世代のCPUに交換され、GPUも現行世代に更新されたようです。こっちは順当な進化といっていいでしょう。NVIDIAのモデルを用意してくれたらうれしかったんですけどね。
こっちはある程度CPUパワーを重視する人にも選ばれるモデルのはずですが、だとするなら、Thunderbolt 3の搭載がされなかったのは残念なところです。
21インチモデルの方はターゲットディスプレイモードが存在するのかが興味あるところですね。4K解像度ならThunderbolt 2の帯域でまかなえるでしょうし。27インチの方はTunderbolt 3が搭載されていないので無理でしょうが。
そいや、一緒にマジックキーボードとマジックトラックパッドとマジックマウスがモデルチェンジしましたけど、キーボードのデザインは結構好みです。テンキーはほしけど。いずれもLightningケーブルでの充電となるそうですが、電池を交換とかよりいいのかな…。
電池入れたまま放置していたら、キーボードやトラックパッドから電池が抜けなくなる事があるんですよね。電池が膨らんでしまって。そうなるとリスク無しでとり出すのは困難なようで、分解したり煮たりといった取り出し方法を試さねばならず、で、Lightningでの充電なら少なくともそんなことを心配する必要はないかな、ってところっすね。もっとも、キーボードやマウスってうっかりすると軽く10年とか使っちゃうんで、そうするとバッテリーがへたってしまいそうです。そんな意味では有線のキーボードは必須であり、とりあえずはまだテンキー月の有線キーボードが売られていることにホッとしております。