日々適当

hibitekitou

てふ

mac |2012-10-25
TeXと書いて(正確には大文字のTEXを少しずらして配置するらしい)「てふ」と読む言語は、学生時代に友人が論文を書くときに好んで使っていました。当時、僕はGUI厨だったもので、そーいうのには目もくれずって感じだったのですけど、手を出しておけばと思わせる事態が生じました。LaTeXでの数式の記述にiBooks Authorが対応したのです。



LaTeX(TeX)自体は論文全体を記述できる言語ですけど、iBooks Author上で利用する場合にはそこまでの知識は必要なく、数式記述部分だけをマスターしておけば良いという事になります。しかしWebあさるといろいろ情報があるので助かりますな。


一方MathMLというのを使っても良いそうです。しかしこんな感じで入力せねばなりません。



<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"><mrow><mi>x</mi><mo>=</mo><mfrac displaystyle="true" scriptlevel="0" ><mrow><mrow><mo>-</mo><mi>b</mi><mo>±</mo><msqrt><mrow><mrow><msup><mi>b</mi><mn>2</mn></msup><mo>-</mo><mn>4</mn><mi>a</mi><mi>c</mi></mrow></mrow></msqrt></mrow></mrow><mrow><mrow><mn>2</mn><mi>a</mi></mrow></mrow></mfrac></mrow></math>
MathML memo

手打ちじゃ無理っすね。ってことで、LaTeXをおぼえるのが吉だと思われます。そのうちやろうと思う今日この頃なのでした。
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新機種いくつか

mac |2012-10-25
Apple Special Event October 2012 が現地時間23日に開かれ、そこでいくつかの新製品が発表されました。
OS X機が4機種、iOS機が2機種。ソフトウェアが2種類。

iOS機はかねてより噂されていたiPad miniと、第四世代のiPadです。ってか、今年3月に注文して手に入れた第三世代がもう旧型ですか。

iPad mini は7インチと思っていたのですけど7.9インチなのだそうです。本体の幅が134.7mmでCDのケースの幅の広い方よりもちょっと狭いぐらいな感じですね。だから僕の手でもAppleのトップページにあるような持ち方が出来そうです。



重さは308gもしくは312gだそうです。このサイズと重さなら電車の中で、ぎゅーぎゅー詰めの満員じゃない限り、たとえ座れなくても出しっぱなしにして使う気になるかもしれません。しかし、世界中の人が言っていると思うのですけど、なんでRetinaじゃないんだろ。これからのiOSマシンはすべてRetinaになるんじゃないかって思っていたのに、ここにきてなぜ 1024 x 768 (163ppi) という解像度で出すのか。まぁコストの問題なんだろうけどねぇ。だから、個人的には様子見です。たぶんこいつのスタートダッシュがうまくいったら次世代か次々世代はRetinaでくるんじゃね、って思うわけですよ。
A5というのもちょろっと引っかかりますけど、まぁこれはiPhoneにおけるiPod touchという関係のものなのでしょう。16GBが2.9万円というのは、比較的手に入れやすい価格だとは思います。32GBでも4万を切り、iPad 2よりも2千円程お高いぐらいだし、案外iPad 2をリプレイスするものとして考えているんですかね。

第4世代iPadは、個人的には微妙に悔しい感じなのですがね。しかしiPhoneからコネクタを変えてきたことを考えると、さっさとリプレイスしたいって意向はあるのかもしれませんなぁ(ってことなら、早々にiPad 2はディスコンになりますかね?)。それにしてもA6XっていうiPhone 5のを拡張したものを搭載してくれちゃって、わずか半年で持っているiPadは旧型に。最近のApple製品としてはちょっと珍しい感慨を持たせてくれました。

iPadのモデルを比較する。 [アップル]

MacはMac miniとiMac、MacBook Proが2種類のリリース。これで Mac Pro をのぞいたすべてのMacがIvy Bridge [Wikipedia] となりました。まぁMac Pro向けには対応するXeonが存在してないのだけど、それにしてもSandy Bridgeにもならぬとは、ぐぬぬぬぬ…

という感慨は置いといて、iMacです。これは筐体まで含めたフルモデルチェンジとなり、長い間待たせただけの内容のあるモデルになっているように思います。光学ドライブを廃止したことで、従来のデザインの方向性を受け継ぎつつ、より大胆に縁の薄さを際立たせ、まったく新しい印象を抱かせることに成功しています。
モニタ部分の設計も変更され、反射を75%削減したとのことで、これはちょっと店頭で観てみたいですね。明るく照明をたいた店内でどんなふうに見えるのか。発売されたらヤマダ電機(じゃなくてもいいけど行動半以内にある店なんだよね)でチェックしよう。

iMac - デザイン [アップル]


ちなみにこちらのページには横うちの歴代iMacの写真が並んでいますけど、一番厚い部分はそこまで薄くないことが見て取れます。しかしそれにしてもグラファイトiMacのデザインには古さを感じないなぁ。

GPUはNVIDIA。MacBook Proの15インチモデルに続いての採用です。ところで今回のiMacのGPUの乗せ方、ちょっと珍しいんじゃないでしょうか。21インチが2機種、27インチが2機種出ているわけですけど、それぞれ下位モデルから GeForce GT 640M、GT 650M、GTX 660M、GTX 675MXなんだそうです。最上位はGTX 680MXをBTOで選べます。全機種違うもの乗せているって初めてじゃないですかね?

21インチモデルは残念ながらメモリはオンボードだそうです。8GB。だからちょっとでもヘビーに使いたいなら27インチを選ぶべきでしょう。こっちは交換可能なメモリで最大32GBまでいけるということになってます。
ところで今回のiMacでFusion Driveとかいう耳慣れないシステムが内蔵されています。機械的にはSSDとHDDがMacに内蔵されているということなんですけど、よく使うものをSSDに、その他のデータ類は大容量のHDDに。よく使うデータやあまり使わないアプリを自動的にSSDとHDD振り分けることで快適さ向上を目指したってもののようですね。ハイブリッドHDD [Wikipedia] と呼ばれるものの一種なのでしょう。

ってことで、けっこう野心的な内容の進化をしているiMacは、けっこう人気出るんじゃないですかね、と思ったんですけど21インチは11月、27インチは12月登場だそうで、それまで売るiMacが無い状態だそうです。

MacBook Proは13インチモデルがRetinaとそうじゃないモデルの2種類登場。残念ながらGPUはCPU内蔵のIntel HD Graphics 4000となります。メモリはRetinaはオンボードで8GB。そうじゃないのは4GBと8GBなんだけど、こっちは交換可能なのかな? Retinaとそうじゃないのの違いはその辺とドライブ周りの違いという15インチモデルのそれらの関係を引きついでいます。ただ15インチの関係と違って、CPUは上位機種の方がRetina側のスペックが見劣りしますね。Retinaがi5の2.5GHzなのに対し、そうじゃないのがi7の2.9GHz。RetinaはBTOでそうじゃないのと同じi7の2.9GHzを選べますけど、デフォルトの選択肢がこうなっているのは、やっぱりコストの問題なんでしょうなぁ。

Mac miniはMacBookをデスクトップにしました的なコンセプトはそのままなので、内容もMacBookとあんまり変わりません。でも2.3GHzと2.6GHzながらクアッドコアのi7を選択肢に選べるのは素敵だと思いますし、 Fusion Driveも選択可能で、メモリも交換可能だから、Mac Pro程のパワーのいらない作業をする際の選択肢として非常によいものになっていると思います。
惜しむらくはグラフィックがIntel HD Graphics 4000しか無いって事なんですけど、まぁ、普通はそれでもあまり問題はないですかね。それでもGPUにもうちょっと強力なのを積んでくれたらと思いますな。

ソフトウェアはiBooksとiBooks Authorがバージョンアップの発表がなされ、発表会での発表はありませんけど、FCPXやMotion、Compressorのマイナーアップデートもありました。
iBooksは日本人としては縦書き対応が大きなトピックといえましょう(iBooks Authorは対応していないみたいだけど、コンテンツ制作は何でするんだろ。Epub 3.0に対応することでの縦書きやルビの表示って事みたいだから、InDesignとかで作るのかね)。
iBooks Authorは個人的にはLaTeXやMathMLによる数式入力が可能になったってのは助かります。

というわけで、大きな動きのあった発表会でした。後で公開されているビデオを観たいと思います。
しかし、Mac Pro。基本構成はとり合えずこのままでいいからせめてGPUのアップグレードやThuderboltやUSB3.0にAppleとして公式に対応させるための拡張カードなんかを出してくれませんかね。あと、CPUがこのままなら値下げとかね。
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