日々適当

hibitekitou

QuickTime アップデートしないかなぁ…

与太話 |2008-05-27
妄想を書き散らします。

QuickTime 7の登場は確かTiger登場と時を同じくしていたと思いました。2005年4月のことです。登場してからもう3年が経過しているわけですね。その間に、iTunesがらみやバグフィックス・セキュリティーアップデートなどでバージョンがあがっていっているものの、いずれにしても、メジャーバージョンナンバーは 7です。
ちなみに、QuickTime 6は2002年7月でした。QuickTime 5はその1年前の2001年5月。QuickTime 4は1999年の6月でした。3は98年だったみたいです。3から6までのスパンはちょっと異常とも言えるペースやもしれませんけど、6から7は3年であったことを考えると、8もそろそろでしょうか(そーいえばこの頻繁にアップデートしていた頃ってAppleはQuickTimeのためのイベントをしていましたよね。QuickTime Liveっての。4日間にわたるものだったみたい。こんなプレスリリース残っていましたよ)。

じゃあ8の目玉は何になるかというと、6であったMPEG4対応や、7 のH.264対応的なものはともかくとして、間違いなく64bit化というのが含まれてくるでしょう。これに対応しないと、QuickTimeベースのアプリケーションも、あるいはQuickTimeムービーを書き出したいアプリケーションも64bit化できませんから(後者の場合は正確に書くなら、64bitアプリケーションからQuickTimeを利用できない、って感じかな)

そんな意味でたぶん、映像系(ってか3DCG屋からコンポジット屋さんあたり)の人々にアップデートを望まれているAppleのソフト・ナンバーワンはQuickTImeでしょう。MacよりWindows環境下の方がよりそののぞみは強いかもしれません(Mac環境での64bit化はまだまだこれからの話だし)。

ミドルレンジからハイエンドと呼ばれる3D CGツールは、Windowsにおいては軒並み64bit化されています。それらで、プレビューにレンダリングしてみましょうという時に、連番で吐き出すよりもムービークリップとして吐き出した方が、ちょっと見るには楽だったりしますが、64bitアプリケーションからはQuickTimeに吐き出すことができないわけですね。僕の場合は、それじゃってんで連番で吐き出して、必要があればAEあたりでQuickTimeに書き出しを行ったりします。
余談ながら、後処理を前提としたレンダリング(AfterEffectsに渡すための素材だしとか)や納品のためのレンダリングにおいて、ムービークリップにすることはありません。計算途中でソフトが落ちてしまったら、落ちるまでのレンダリング結果がすべてパーになる可能性が高いから。

今年のNABにAppleは出展しませんでした。
Leopard登場後ですし、AppleとしてはFinal Cut Studioソフトウェア群を64bit化しないわけにはいかないでしょう。その恩恵がとても大きいツールが多いですしね。
しかし、それらツールの64bit版が登場するためには、QuickTimeの64bit対応が欠かせません。

きっとAppleは、Appleにとって非常に重要なこの技術のアップデートのために現在がんばっているんじゃないかと思います。
もしかしたら、6/9から始まるWWDCで何らかの発表があるんじゃないかって期待をしているけど、さて、どうなりますか。

QuickTime 8では、後はどうなるかなぁ。ネガティブなこととしては、Sorenson Video 3のようなレガシーなコーデックをいよいよディスコンするとかあるかもしれない(再生はサポートするけど書き出しはもはや出来ない、みたいな。現在のバージョンにおいて、デフォルトでは書き出しの選択肢に出てこなくなってしまっているコーデックでの書き出しが出来なくなる日も近いんじゃないか、って思います)。そのかわり、マルチスレッドへの対応をより押し進めて、マルチコアのCPUをきっちり使ってくれるようなものになってくれるといいですな。あ、あと、WindowsでQuickTime Playerがもっとさくっと起動してくれるようになるといいなぁ…。もちろん、Mac版で動作が重くなるのは論外ですぜ
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