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Andrew St. Pierre White 氏は南アフリカに住む英国人である。彼は4x4forumを運営し、数々の4x4DVD解説等を製作し英国連邦の4x4文化を盛り上げる署名な人物の一人である。アフリカの北と南で、北部のサハラ地帯で知られているのがクリススコット氏、アフリカの南部、アフリカ共和国で知られているのがアンドリューホワイト氏である。
その彼が、昨年の9月にこのような事を自身のブログで語っている。
彼が共感したポイントを簡単に訳してみると、
Top Gear で知られているクラークソンがアウディのスーパーカーR8を前にしてこんな事を言ったんだ、その内容が僕の心にひっかかったね。
彼はR8の出来を褒めちぎっていたよ、乗り心地も馬力も外観も非の付けようがない程に良く出来た車だとね。しかし、彼はこうも言ったんだ。『これは世界で一番いい車かも知れない、でも僕は買わないね。なぜならアウディR8はMissing Something(何かを失っている感じがする)だからだ。』
そして彼はもし、アウディR8を買うんだったら、性能も劣り故障する可能性も秘めているがランボルギーニを買いたい。
...このインタビューの内容にハッ!としたね。
だと、...訳終り、
このホワイト氏に響いたこのクラークソンのインタビーューの中の内容をホワイト氏は瞬時に4x4の領域に当てはめたのであろう。南アフリカを代表するフォーホィーラー(4x4愛好家)の心境というか本心を垣間見る事が出来る。ホワイト氏はこのテーマを追求している自分に気が付いたのかも知れない。
ところで、このキーワード:
“MISSING SOMETHING”
これは現在の良く出来た最新のSUVに対して、4x4愛好家達が口を揃えて吐く言葉である。
では、Missing Something (何かが欠けている)、
一体何が欠けているのであろうか?
僕が思う一つの応えは、物足りなさだと思う。
それは、車の完成度が高かければ高い程、感じるのかも知れない。
それは同時に、生活のレベルが高くなればなる程感じる感覚にも似ている。
つまり、豊かさの事。
完成度の高い高級SUVを乗り廻すよりも、
ボロクマルを修理しながら転がしていた方が楽しい。
ん、じゃーないかって事です。(シアワセキブン)
ホワイト氏が求める4x4南アフリカの世界は4x4を駆って楽しさ、豊かさを感じるその世界を伝えたい。という事なのだ。
...今後も注目しますよ。
『 MISSING SOMETHING 』 っていう単語、いいですね。
新しい四駆を横目で見ながらいつも思い浮かぶのは、
『楽』 は楽しいわけじゃない
『足りる』 は満足するわけじゃない
人間は貪欲なまでに快楽快適を求めならも、 “ 足りないものを求めている ” ように思います。100%叶った瞬間、虚無感に支配され執着がなくなってしまう。
じつは足らないから好い。
私にとってヨンマルは 『足らなさ加減』 がちょうど良いクルマなんじゃないかってね。