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秋月は静かに愉しんでいる

2014年10月07日 | ロクマル日記

 

 月を眺めるのによい季節となった。という感覚はおそらく日本人独特の感性かもしれないが、ここニューヨークで見る空の月も美しく、そして、神秘的(ミステリアス)です。また、アメリカではこの10月の終わりにハローウィンのイベントがありますが、その化け物達の祭りもどうやらこの秋の月との関係が御有りではないだろうかと感じさせられる。

 

 ランクルを運転しながら交差点で止まった時に、目の前に聳える人工的な高層ビルの角と上空に浮かぶ丸い月が対比的で美しくアートテクチャーだと感じた。この光景に宇宙空間と知的生命体である人間の存在を感じさせられ、魅せられる。

 

 

 月とすっぽんではなくて、月と言えば水(H2O)

 遥か遠い昔、巨大彗星であった月が太陽系を通過中にその熱で表面の膨大な氷が解けて水となり、地球の引力に引かれて地球に降り落ち大洪水をもたらした。地上の先史文明は全て水没し、地球から一部の痕跡を残して消えていった。月は人類を(一部のみを残して)滅ぼしたのだ。

 

おや!

 大きなハドソン河の川辺に立つ僕のちょうど足元に一切れの流木が流れて来て止まった。

これはいったい??? どういう?? こと?

などと思いながら、

 

拾い揚げる。

水を吸っており、ずっしりと重い。そして硬い。

まるで石の生き物の様でもあった。

...

再び水に戻す、よい旅を!

流木は再び静かに流れて行き、僕の手の届かない遠方に去った。

 

こういうのを “縁”と呼ぶのでしょうね。

 

人の出会いとか機会とか、偶然とか、たまたまとかって言うやつです。

今宵(この黄昏時)月が僕に教えてくれたのは、そういった事だったんですね。

 

で、そろそろ帰ろうとすると...

 

あれっ?

我がランクルが2台。

...

 

たまたま、我が愛妻が買い物に寄った...だと。

通り過ぎようとしたけど、急に買い物を思い出した...だと。

地元といえど偶然の出来事でした。

 

いややぁぁー、月の引力とは怖い!

 

もしも、今日、偶然誰かに出会ったら、

外に出て空を見上げてみよう、

そこには大きな月が静かに見つめているはずだ。

 


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