職員室通信・600字の教育学

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ホタルの里案内

2007-07-02 21:47:58 | Weblog
★ホタルの幼虫を放流する保育園児。

■みなみ公民館の大久保館長さんが「ホタルの里案内」のポスターを届けてくれた。
 それによると、ホタルが舞う条件として、
 ①夜8時~9時半頃で、
 ②あたたかくて、
 ③小雨模様で、
 ④風の強くない日とある。
 先日(6月下旬)、PTAの会合があった夜、その条件にピッタリであることに気づき、帰路、ホタルの里(勘助川)に寄ってみた。
 ホタル小屋の脇から勘助川の土手に立つと、小さな光があちこちでいくつもいくつも一斉にパァ~~、パァ~~、パァ~~と闇夜を滑るように浮遊していた。
 読売日曜版によると、オスとメスが呼び合う求愛行動の光をみた人の脳はアルファー波が増え、気分がリラックスするとあるが、そのときわたしは、闇夜に自分の魂が溶け出し、今、目をつむったら、自分が音もなく消えてしまいそうな安らかさ(=同時に、消えたらアカン、危ないぞと恐怖?)を感じた。

■絶滅したといわれていた勘助川のホタルが復活したのは、「ホタルの里づくり」推進委員会の方々の労苦のたまものだ。
 わたしの直後に勘助川を訪れた(←このことはあとからわかったのだが)嘉瀬教頭は「すこやかみなみネット通信」で「こんなに見事なホタルは見たことがありません。ホタルを求めて折爪岳や階上へ行ったことがありますが、今回が最高の感動でした。ホタルの里づくり地道に取り組んでいる地域の方々に敬意を表し、感謝したいと思います」と書いている。
 勘助川のホタルは、水槽で人工飼育した幼虫を春先に放流する方式をとってい。
 川の清掃・幼虫放流・草刈り・幼虫飼育・冬期飼育……と活動は年間におよぶ。
 上記で、すこやかみなみネットは、精神ののびやかなつながりが形成されつつあると書いたが、勘助川のホタルは、そのネットワークの中核的な存在だ。
 ちなみに、同じく日曜版によると、ホタルには磁場によって方位や位置を知る能力があって、上陸する際は必ず南か北に向かって進むので、南北に上陸できる場所があることが重要とある。
 そういわれて、方位を調べると、なるほど、ホタルの里の勘助川は、東から西に流れている。
 人と人とのつながり、水質や地形、植生の条件をクリアーしなければホタルが生息する環境はできあがらない。
 どこでもホタルが生育するというわけではない。

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