職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

清く貧しく

2007-07-03 20:17:26 | Weblog

★雨に濡れる校庭のヤマボウシ。

■全校朝会があった。

〈わたしの話のサマリー〉

 「なりたい自分をデザインしよう」「そして、その〈なりたい自分〉になろう!といってスタートした1学期も、いよいよ最後の7月になった。

(1)連続している時間(1学期)に、はっきりと目に見えるようにひとつの区切りをつけよう。
 喜ぶべきことは「わたしもよくがんばったんだぁ」と心から喜ぼう。
 反省すべきは「ああ、失敗だった」「みんなに迷惑をかけてしまった」「ゴメン」と心から反省しよう。
 そして、気持ちを新たにして、次の目標に向かって一歩一歩前に進むエネルギーを獲得するというのが7月だ。
 特に3年生は、受験生としての基礎体力(誘惑を断ち切る決断力・学習への集中力と持続力)を獲得し、目標を具体的に設定し、受験生としての学習方法を身につける時期だ。

(2)ああ、もうすぐ夏休みだ……と気をゆるめていると、「ゲーム」終了間際の痛い失点ということになる。
 ①非行防止(盗み・深夜徘徊等)②水難事故の防止(水泳禁止区域) ③交通事故防止(とびだし・自転車2人乗り・自転車無灯火) ④花火事故防止 ⑤不審者や痴漢及び誘拐等の被害防止 ⑥他校生などとのトラブル防止……。
 「失点状況」を予測・予知し、徹底して予防に努めよう。

(3)清く貧しく生きていこう。
 わたしは学生時代から机をもっていなかった。
 今ももっていない。
 読むときは膝のうえで読んでいる。
 書くきは、食卓をフキンでゴシゴシふいて、そこで書いている。
 夏目漱石のような立派な小説が書けない自分に机などいらないと思ってきたし、今も思っている。
 文房具も最低限のものしかもっていない。
 (中略)
 わたしから君たちへの提案だ。
 なにか「もの」が欲しいと思ったとき、今の自分にほんとうにそれが必要なのか?……親がいっしょうけんめい稼いだお金を使ってまでそれを購入する必要があるのか?……また、そういう「もの」をもつ資格が自分にあるのか?と、自分自身にたずねてほしい。
 勉強に関する参考書などについても同じだ
 (中略)
 7月は清貧の思想が似合う。
 清貧の思想が似合うみなみ中生であってほしい。(以上)

■これはもちろん、子どもたちに言いつつ、自分に言っている。
 剣が峰に立つ……という表現がある。
 今後のものごとがうまくいくかどうかの重要な局面がつづくという意味で、ここから1学期終業式を含む7月いっぱいは、剣が峰に立たされた気持ちで臨まなければならない期間だ。


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